ED

 

EDでお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 勃起しても十分に硬くならない、または硬さが持続しない
  • 性行為の途中で勃起が弱くなったり、消失したりする
  • 朝起きたときの自然な勃起(モーニングエレクション)が減った
  • パートナーとの関係に悩みや不安を感じるようになった
  • 性行為に対して自信がなくなり、回避するようになった
  • ストレスや疲労を感じると症状が特に悪化する

ED(勃起不全)は、男性の性機能において勃起を十分に維持できない、または勃起状態が得られない状態を指します。40代以降の男性を中心に、近年では若い世代でも増加傾向にあり、決して珍しい症状ではありません。

この記事では、EDの原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのようにEDの症状を緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

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西洋医学の視点からのEDの原因とメカニズム

EDとは

西洋医学では、EDは「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態」と定義されています。勃起は、神経系、血管系、ホルモン系が複雑に関わる現象であり、これらのどこかに問題が生じるとEDを引き起こす可能性があります。

主な原因

  • 身体的要因
    • 血管性の問題(動脈硬化、高血圧、高脂血症、糖尿病など)
    • 神経系の障害(脊髄損傷、多発性硬化症、パーキンソン病など)
    • ホルモンバランスの乱れ(テストステロン低下、甲状腺機能異常など)
    • 薬剤性(降圧剤、抗うつ剤、睡眠薬などの副作用)
    • 生活習慣病(肥満、メタボリックシンドロームなど)
    • 喫煙、過度の飲酒
  • 心理的要因
    • ストレス、不安、抑うつ
    • パフォーマンス不安(うまくいかないのではという不安)
    • 対人関係の問題、パートナーとの関係性
    • 過度のポルノ視聴
    • トラウマ体験
  • 加齢:年齢とともに、血管の弾力性低下、ホルモン分泌の減少などが起こります。

EDが発生するメカニズム

勃起のメカニズムと、EDがどのように発生するかを理解しましょう:

  1. 正常な勃起のプロセス
    • 性的刺激により、脳から神経信号が発せられます
    • 陰茎の海綿体に一酸化窒素(NO)が放出されます
    • NOにより環状グアノシン一リン酸(cGMP)が増加し、海綿体内の血管が拡張します
    • 血液が海綿体に流入し、静脈は圧迫されて血液の流出が抑えられます
    • その結果、陰茎は硬くなり勃起が維持されます
  2. EDの場合のメカニズム
    • 血管性ED:動脈硬化などにより血流が減少し、十分な血液が海綿体に流入しない
    • 静脈性ED:静脈からの血液漏出により勃起が維持できない
    • 神経性ED:神経伝達の障害により、性的刺激が適切に伝わらない
    • ホルモン性ED:テストステロン不足などにより性欲や勃起能力が低下
    • 心因性ED:不安やストレスにより交感神経が優位になり、勃起を抑制する

西洋医学的な治療アプローチとしては、PDE5阻害薬(バイアグラ®、シアリス®など)、ホルモン療法、陰圧式勃起補助具、心理療法などがあります。また、根本的な原因となっている生活習慣病や心理的問題への対処も重要視されています。

東洋医学の視点からのEDの原因とメカニズム

東洋医学でのEDの捉え方

東洋医学では、EDを「陽痿(ようい)」と呼び、主に「腎」の機能低下によって引き起こされる状態と捉えています。東洋医学における「腎」は、西洋医学の腎臓とは異なり、生命エネルギーの源である「精」を蓄え、生殖や成長、老化に関わる重要な臓器と考えられています。

関連する経絡

EDに特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 腎経(じんけい):生命エネルギーの源泉であり、生殖機能と直接関連しています。
  • 督脈(とくみゃく):背骨に沿って走る重要な経絡で、「陽」のエネルギーを司り、性機能に影響します。
  • 任脈(にんみゃく):腹部前面を通る経絡で、「陰」のエネルギーを司り、生殖器の機能に関わります。
  • 肝経(かんけい):気の流れを調整し、ストレスやイライラと関連があります。肝の機能低下は性機能にも影響します。
  • 脾経(ひけい):消化・吸収を担当し、気血の生成に関わります。脾の機能低下は全身の栄養不足を招き、性機能に影響します。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、EDを以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 腎陽虚(じんようきょ)

特徴:腎の温める力(陽)が不足した状態です。
症状:性欲低下、勃起不全、腰や膝の冷えやだるさ、頻尿(特に夜間)、疲れやすい、冷え症。
改善方法:腎陽を温める食材(羊肉、クルミ、ニラなど)や温補腎陽の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

2. 腎陰虚(じんいんきょ)

特徴:腎の潤す力(陰)が不足した状態です。
症状:性欲はあるが勃起力や持続力が弱い、のぼせや寝汗、口や喉の乾き、精神的な落ち着きのなさ。
改善方法:腎陰を補う食材(豆腐、黒ゴマ、蓮の実など)や滋陰の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

3. 肝気鬱結(かんきうっけつ)

特徴:ストレスなどにより肝の気の流れが滞った状態です。
症状:精神的ストレスで悪化するED、イライラ、焦り、胸や脇の張り、ため息が多い。
改善方法:肝の気の流れを改善する食材(柑橘類、香味野菜など)や疏肝解鬱の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

4. 心脾両虚(しんぴりょうきょ)

特徴:心と脾の機能が低下した状態で、過度の思考や心配事により生じます。
症状:不安やプレッシャーで悪化するED、動悸、不眠、思考力低下、疲れやすい、食欲不振。
改善方法:心と脾を補う食材(鶏肉、大棗、カボチャなど)や補気養心の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

5. 湿熱下注(しつねつかちゅう)

特徴:湿熱(余分な熱と湿気)が下半身に滞った状態です。
症状:勃起はするが早漏傾向、陰部の熱感やかゆみ、尿の濁り、便秘と下痢の繰り返し。
改善方法:湿熱を取り除く食材(緑豆、冬瓜、はとむぎなど)や清熱利湿の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、EDは主に以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 腎(じん):生命エネルギーの源泉であり、生殖機能を司ります。EDの最も重要な原因とされる臓器です。
  • 肝(かん):気の流れを調整し、血を蓄える役割があります。ストレスで肝の機能が低下すると、気の流れが滞り、EDの原因となります。
  • 心(しん):精神活動を司り、不安や動悸などの症状に関わります。心の機能低下は心因性EDに関連します。
  • 脾(ひ):消化と栄養の吸収を担当し、気血の生成に関わります。脾の機能低下は全身の気血不足を招き、性機能に影響します。
  • 肺(はい):呼吸を司り、気を全身に巡らせる役割があります。肺の機能低下は気の巡りを悪くし、間接的にEDに影響します。

生活習慣と環境の影響

東洋医学では、以下のような生活習慣や環境の要因もEDに影響すると考えます:

  • 過労:過度の労働や運動は腎精を消耗させ、EDのリスクを高めます。
  • 過度の性生活:東洋医学では、過度の性生活も腎精を消耗させると考えられています。
  • 不規則な食生活:脂っこい食べ物や冷たい食べ物の過剰摂取は、湿熱や寒湿を生じさせ、EDに影響します。
  • ストレス:長期的なストレスは肝気鬱結を引き起こし、EDの原因となります。
  • 喫煙・過度の飲酒:これらは肺と腎の機能を弱め、気血の流れを阻害します。

東洋医学では、このように体質や環境、生活習慣などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
病名・呼称 ED(勃起不全) 陽痿(ようい)
原因の捉え方 血管性、神経性、ホルモン性、薬剤性、心因性など、器質的・機能的要因 腎精不足、腎陽虚、腎陰虚、肝気鬱結、心脾両虚、湿熱下注などの気血バランスの乱れ
診断方法 問診、身体検査、血液検査(ホルモン値など)、夜間陰茎勃起テスト、超音波検査など 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、舌診、脈診
治療アプローチ 経口薬(PDE5阻害薬)、注射療法、陰圧式勃起補助具、ホルモン療法、血管手術、心理療法 鍼灸治療、漢方薬、推拿(あんま)、体質改善、養生法
治療の焦点 勃起機能の直接的な改善、症状の改善 根本的な体質改善、気血のバランス調整
治療効果の特徴 即効性がある場合が多いが、薬の効果が切れると症状が再発することもある 効果の発現にやや時間がかかるが、体質から改善するため持続性がある
副作用の考慮 薬物療法では頭痛、顔のほてり、消化不良、視覚障害などの副作用の可能性がある 体質に合った鍼灸や漢方を用いることで副作用のリスクは比較的低い
生活習慣の改善 運動、禁煙、適正体重維持、バランスの良い食事、ストレス管理など 体質に合わせた食事、適度な労働と休息、情緒の安定、適切な性生活など

西洋医学と東洋医学はそれぞれ異なる視点からEDにアプローチしますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。特に、西洋医学の治療と並行して東洋医学的アプローチを取り入れることで、より効果的な改善が期待できます。

EDを放置するリスク

EDは単なる性機能の問題ではなく、全身の健康状態を反映する重要なサインである場合があります。適切な対処をしないまま放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。

身体的リスク

  • 潜在的な健康問題の見逃し:EDは心血管疾患、糖尿病、高血圧などの前兆である場合があります。これらの早期発見の機会を逃すリスクがあります。
  • 心血管疾患のリスク増加:EDと心血管疾患は共通の危険因子(動脈硬化など)を持ちます。EDが現れてから数年以内に心疾患が発症するリスクが高まるという研究結果もあります。
  • テストステロン低下の進行:EDの一因となるテストステロン低下は、放置すると筋力低下、骨密度減少、脂肪増加などの症状を引き起こす可能性があります。
  • 生活習慣病の悪化:EDの原因となっている生活習慣病(糖尿病、高血圧など)が適切に管理されないと、合併症のリスクが高まります。

精神的・社会的リスク

  • 自己評価の低下:EDが続くことで、男性としての自信や自己評価が低下する可能性があります。
  • 不安やうつの発症:性機能の問題が精神的ストレスとなり、不安障害やうつ病のリスクを高める可能性があります。
  • パートナーとの関係悪化:コミュニケーション不足や性的満足感の低下により、パートナーとの関係に亀裂が生じる可能性があります。
  • 社会的孤立:自信の喪失や恥の感情から社会的活動を避けるようになり、孤立感が強まる可能性があります。
  • 生活の質の全般的な低下:身体的・精神的・社会的問題が複合的に影響し、全体的な生活の質が低下する可能性があります。

早期対処の重要性

EDは、早期に適切な対処を行うことで改善の可能性が高まります。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 潜在的な健康問題を早期に発見し、対処できる
  • 症状が慢性化・複雑化する前に改善できる
  • 心理的な悪循環(不安→ED→さらなる不安)を断ち切ることができる
  • パートナーとの関係悪化を防ぐことができる
  • 適切な対処法を学ぶことで、再発予防にもつながる

EDの症状を感じたら、「年齢的に仕方ない」「恥ずかしい」などの理由で放置せず、専門家に相談することをおすすめします。当院では、プライバシーに配慮した環境で丁寧にカウンセリングを行い、最適な治療方法をご提案いたします。

当院のED施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチでEDの根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、心身のバランスを整えていきます。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:身体に負担の少ない施術で、初めての方でも安心して受けられます。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 全身のバランス調整:EDの局所的な治療だけでなく、全身の気血の流れや自律神経のバランスを整えます。
  • 自律神経調整:ストレスや緊張が関与するEDには、自律神経のバランスを整える施術が効果的です。
  • ホルモンバランスの調整:鍼灸治療により下垂体-性腺系の機能を調整し、ホルモンバランスの改善を促します。

施術の流れ

  1. 問診:症状や生活習慣、既往歴などを詳しくお聞きします。プライバシーに配慮した個室で行います。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・腹診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:必要に応じて、自律神経の調整を促す優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに優しく鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

EDに効果的なツボ

当院では手足のツボを中心に、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ

  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、腎・肝・脾の三つの陰経が交わる重要なツボです。生殖機能や泌尿器系の問題に効果的です。
  • 太渓(たいけい):足の内くるぶしの後ろのくぼみにあるツボで、腎の機能を高め、精力増強に効果があります。
  • 関元(かんげん):へそから指3本分下にあるツボで、腎の機能を高め、生殖機能を活性化します。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の付け根の間にあるツボで、肝の気の流れを改善し、ストレスを緩和します。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。

施術の効果

当院のED施術によって期待できる効果は以下の通りです:

  • 勃起機能の改善:血流の増加、神経伝達の促進により、勃起の質や持続力が向上します。
  • ホルモンバランスの正常化:テストステロンなどの性ホルモンの分泌が調整されます。
  • ストレスや不安の軽減:自律神経のバランスが整い、心因性EDの改善につながります。
  • 全身の気血の流れの改善:体全体の循環が良くなり、様々な健康効果が期待できます。
  • 自己評価の向上:性機能の改善により、自信が回復し、精神的な安定につながります。

治療効果には個人差があり、症状の程度や期間、原因によっても異なります。当院では、初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた治療計画をご提案いたします。

EDに関するよくある質問(FAQ)

Q: EDの治療は何回くらい通えばいいですか?

症状の程度や体質、原因によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の症状:週1回の頻度で1〜2ヶ月程度
  • 中程度の症状:週1〜2回の頻度で2〜3ヶ月程度
  • 重度の症状:週2回から始めて、症状の改善に合わせて徐々に間隔を空けていく

心因性EDの場合は比較的早く効果が現れることが多いですが、血管性や神経性の場合はやや時間がかかることがあります。初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。症状の改善に合わせて、徐々に通院間隔を広げていくことが一般的です。

Q: 高齢でもEDは改善できますか?

はい、年齢に関わらずEDの改善は可能です。確かに加齢とともに性機能は変化しますが、それは必ずしもEDを受け入れなければならないということではありません。

60代、70代以上の方でも、鍼灸治療による血流改善や自律神経調整によって性機能の改善がみられるケースは多くあります。特に、全身の健康状態を整えることで、加齢による機能低下を緩やかにすることが可能です。

ただし、高齢の方の場合は、基礎疾患(高血圧、糖尿病など)がある場合も多いので、それらの管理も並行して行うことが重要です。西洋医学的治療と東洋医学的アプローチの併用が効果的なケースも多いです。

Q: EDの薬(バイアグラなど)と鍼灸治療は併用できますか?

はい、ED治療薬と鍼灸治療は併用することができます。むしろ、相乗効果が期待できる場合もあります。

ED治療薬は主に血管を拡張させて勃起を促進する即効性のある薬ですが、根本的な体質改善には至りません。一方、鍼灸治療は体質から改善していくため、即効性はやや劣るものの、長期的な改善が期待できます。

両者を併用することで、薬の効果をより高めたり、薬の使用量を減らしながら同等の効果を得られたりするケースもあります。また、鍼灸治療を続けることで、将来的には薬に頼らなくても十分な勃起が得られるようになる可能性もあります。

ただし、服用中の薬がある場合は、初回カウンセリング時にその旨をお伝えください。状況に応じて、かかりつけ医との連携も検討いたします。

Q: 心因性EDと器質性EDの違いは何ですか?鍼灸治療はどちらにも効果がありますか?

心因性EDと器質性EDの主な違いは以下の通りです:

  • 心因性ED:ストレス、不安、うつ、パフォーマンス不安、対人関係の問題などの心理的要因によるEDです。朝起きたときの勃起(モーニングエレクション)や自慰行為では問題なく勃起するが、パートナーとの性行為の際に勃起できないことが特徴です。
  • 器質性ED:血管、神経、ホルモンなどの身体的要因によるEDです。朝の勃起も弱くなり、自慰行為でも勃起が難しいことが特徴です。加齢、糖尿病、高血圧、動脈硬化などが原因となることが多いです。

鍼灸治療は両方のタイプのEDに効果が期待できます。心因性EDの場合は自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減する効果があります。器質性EDの場合は血流を改善し、神経伝達を促進する効果があります。

一般的に、心因性EDの方が鍼灸治療の効果が早く現れる傾向がありますが、器質性EDでも継続的な治療により、血流改善などの効果で症状が緩和されることが多いです。また、多くの場合、心因性と器質性の両方の要素が混在しているため、総合的なアプローチが効果的です。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は激しい運動や長時間の入浴(サウナなど)は避ける
  • アルコールの過剰摂取を控える
  • 水分を十分に摂る
  • 可能であれば施術後は休息をとる
  • 規則正しい生活リズムを心がける
  • 指導されたツボ押しや生活習慣の改善を継続する

また、稀に施術後に「好転反応」として、一時的にだるさを感じることがあります。これは体が治癒に向かうプロセスの一つで、通常2〜3日で収まります。気になる場合は院長にご連絡ください。

ED改善のための自宅でのセルフケア

EDの改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と再発防止につながります。

適度な運動習慣

  • 有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は血流を改善し、EDの改善に効果的です。週に150分程度(1日30分×5日)の実施が理想的です。
  • 骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操):排尿を途中で止める筋肉を意識的に収縮させるエクササイズで、EDの改善に役立ちます。1日に数回、10〜15回の収縮を3セット行いましょう。
  • 全身の筋力トレーニング:適度な筋トレはテストステロン値を高め、血流を改善します。特に下半身の筋肉(太もも、臀部)を鍛えることが効果的です。

食生活の改善

  • 地中海式ダイエット:野菜、果物、全粒穀物、魚、オリーブオイル、ナッツ類を中心とした食事は、心血管疾患のリスクを下げ、EDの改善にも効果的です。
  • 栄養素:以下の栄養素を意識的に摂取しましょう。
    • 亜鉛(牡蠣、赤身肉、かぼちゃの種など):テストステロン産生に重要
    • L-アルギニン(ナッツ類、魚、鶏肉など):一酸化窒素の産生を促進
    • オメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油など):血流改善効果
    • 抗酸化物質(ベリー類、緑茶、ダークチョコレートなど):血管の健康をサポート
  • 控えるべき食品:加工食品、精製糖、トランス脂肪酸、過度のアルコール、カフェインの摂取は控えましょう。

ストレス管理

  • 呼吸法:深呼吸や腹式呼吸は交感神経を鎮め、リラックス効果があります。1日数回、5分間の意識的な呼吸を行いましょう。
  • マインドフルネス瞑想:現在の瞬間に意識を集中させる瞑想法は、ストレスを軽減し、性的パフォーマンスへの不安を和らげます。
  • 十分な睡眠:質の良い睡眠はホルモンバランスの調整に重要です。7〜8時間の睡眠を心がけましょう。
  • 趣味や楽しみの時間:ストレス解消になる活動を定期的に行うことで、精神的な余裕が生まれます。

生活習慣の改善

  • 禁煙:喫煙は血管を収縮させ、EDのリスクを高めます。禁煙することで血流が改善します。
  • 適正体重の維持:肥満はテストステロンの低下や糖尿病のリスクを高め、EDの原因となります。適正体重の維持を心がけましょう。
  • アルコールの制限:過度の飲酒は神経伝達を阻害し、EDを悪化させます。適量(日本酒なら1合程度)を心がけましょう。
  • 長時間の自転車乗りに注意:不適切なサドルでの長時間の自転車乗りは会陰部の圧迫を招き、EDのリスクを高めることがあります。適切なサドルの選択や乗車時間の調整を検討しましょう。

パートナーとのコミュニケーション

  • オープンな対話:性的な悩みについてパートナーと率直に話し合うことで、不安が軽減され、心因性EDの改善につながることがあります。
  • プレッシャーの軽減:性行為の結果にこだわらず、プロセスを楽しむという意識を持つことが大切です。
  • スキンシップの重視:性行為以外のスキンシップやマッサージなどを通じて、親密さを維持・強化していきましょう。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。生殖機能の改善に効果があります。
  • 太渓(たいけい):足の内くるぶしの後ろのくぼみにあるツボです。腎の機能を高め、精力増強に効果があります。
  • 関元(かんげん):へそから指3本分下にあるツボです。生殖器の機能を活性化する効果があります。
  • 中極(ちゅうきょく):へそから指4本分下にあるツボです。膀胱機能を調整し、生殖機能を改善します。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、EDの症状を和らげることができます。無理なく続けられる方法から始めて、徐々に習慣化していきましょう。

EDのまとめと施術のご案内

EDの要約

ED(勃起不全)は、性行為に十分な勃起が得られない、または維持できない状態です。西洋医学では血管性、神経性、ホルモン性、心因性などの要因によるものと捉え、東洋医学では腎精の不足や気血のバランスの乱れと考えます。

EDは単なる性機能の問題ではなく、心血管疾患などの健康問題のサインである場合もあります。また、精神的・社会的な影響も大きく、自己評価の低下やパートナーとの関係悪化など様々な問題につながる可能性があります。

EDの改善には、適切な施術による身体的なアプローチに加えて、日常生活での運動、食事、ストレス管理などの見直しが欠かせません。一時的な対症療法ではなく、根本的な体質改善を目指すことが長期的な改善につながります。

当院のアプローチの特徴

当院では、EDに対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った身体に負担の少ない鍼灸治療
  • 自律神経を整え、ホルモンバランスを調整する施術
  • 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善と再発防止を目指した施術

多くの患者様から「自信を取り戻せた」「パートナーとの関係が改善した」「薬に頼らなくても良くなった」といったお声をいただいております。EDでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

EDの症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。プライバシーに配慮した環境で、初回のカウンセリングを丁寧に行い、最適な施術プランをご提案いたします。

【住所】

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月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

EDは決して恥ずかしいことではなく、適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたのEDの根本改善をサポートし、健やかな日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 5500円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

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