手足のむくみ

 

手足のむくみでお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 夕方になると靴や指輪がきつくなる
  • 長時間の立ち仕事や座り仕事の後、足がパンパンに張る感じがする
  • 朝起きると手や指がこわばり、むくんで動かしにくい
  • 靴下やストッキングの跡が長時間消えずに残る
  • むくみによる重だるさで疲れが取れない
  • 季節や天候の変化でむくみが悪化する

手足のむくみは、体内に余分な水分が溜まることで起こる症状です。単なる美容上の問題と思われがちですが、実は体のサインとして重要な意味を持っています。むくみが慢性化すると、日常生活の質を低下させるだけでなく、様々な健康問題につながる可能性もあります。

この記事では、手足のむくみの原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのようにむくみの症状を緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

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西洋医学の視点から

むくみとは

西洋医学では、むくみは「浮腫(ふしゅ)」または「浮腫症(エデマ)」と呼ばれ、「体内の組織間隙に過剰な水分が貯留した状態」と定義されています。特に手足のむくみは「末梢性浮腫」として分類され、重力の影響を受けやすい下肢や、血液循環が滞りやすい手指などに現れやすい症状です。

主な原因

  • 循環障害:長時間の同じ姿勢(立ったままや座ったまま)、運動不足、静脈弁の機能低下などにより、血液やリンパ液の循環が滞ることでむくみが生じます。
  • 塩分の過剰摂取:塩分(ナトリウム)の摂りすぎは体内の水分保持を増加させ、むくみやすくなります。
  • ホルモンバランスの変化:女性ホルモンの変動(月経前、妊娠中、更年期など)により、体内の水分量が増加することがあります。
  • 気温や湿度:暑い季節や湿度の高い環境では、体内の水分調節機能が影響を受け、むくみやすくなります。
  • 薬の副作用:血圧降下剤、ステロイド剤、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、一部の糖尿病治療薬などはむくみを引き起こすことがあります。
  • 疾患によるむくみ:心臓病、腎臓病、肝臓病、甲状腺機能低下症、静脈瘤、リンパ浮腫などの疾患でもむくみが現れることがあります。

むくみが発生するメカニズム

むくみは以下のようなメカニズムで発生します:

  1. 血管内の水分と血管外(組織間質)の水分は、正常な状態では一定のバランスを保っています。
  2. 血管内の圧力(静水圧)が高くなったり、血中タンパク質濃度(膠質浸透圧)が低下したりすると、血管から組織へ水分が漏れ出しやすくなります。
  3. リンパ管は通常、組織から余分な水分や老廃物を回収して血液循環に戻す役割を担っていますが、リンパ循環が滞ると、この回収機能が低下します。
  4. その結果、組織間質に水分が過剰に溜まり、手足がむくんで張った感じや重だるさを感じるようになります。
  5. 特に重力の影響を受ける足や、細い血管が多く詰まりやすい手指などにむくみが現れやすくなります。

むくみの種類と特徴

  • 一過性のむくみ:長時間の立ち仕事や座り仕事、長時間のフライトなど、一時的な要因で起こるむくみです。休息や生活習慣の改善で解消されることが多いです。
  • 周期性のむくみ:女性の月経周期に伴うむくみなど、一定の周期で現れるむくみです。ホルモンバランスの変化が関係しています。
  • 慢性的なむくみ:長期間続くむくみで、基礎疾患(心臓病、腎臓病など)が隠れていることがあります。また、リンパ浮腫などの循環障害によるむくみも慢性化しやすいです。

西洋医学的なアプローチでは、むくみの原因に応じて、水分や塩分摂取の調整、運動療法、弾性ストッキングの使用、薬物療法などが行われます。特に基礎疾患が疑われる場合は、適切な検査と治療が重要です。一方、一過性や生活習慣に関連するむくみには、日常生活の改善が効果的です。

東洋医学の視点から

東洋医学でのむくみの捉え方

東洋医学では、むくみは「水毒(すいどく)」や「水湿(すいしつ)」と表現され、体内の水分代謝の異常によって起こる状態と捉えられています。気・血・水のバランスが崩れ、特に「水」の流れが滞ることでむくみが生じるとされています。水の流れを調節するのは主に「脾(ひ)」と「腎(じん)」の働きとされ、これらの機能低下がむくみの根本的な原因と考えられています。

関連する経絡

むくみに特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 脾経(ひけい):脾は水湿を運化(うんか:変化させて運ぶこと)する役割を持ち、水分代謝に重要です。脾経の機能低下は全身や下肢のむくみに関連します。
  • 腎経(じんけい):腎は水を統轄し、余分な水分を排泄する役割を担います。腎経の機能低下は特に下半身のむくみを引き起こします。
  • 肺経(はいけい):肺は水の通路を調節し、体内の水分を全身に散布する役割があります。肺経の異常は上半身や手のむくみに関係します。
  • 三焦経(さんしょうけい):三焦は体内の水の通路とされ、水分の運行を調節します。三焦経の異常はむくみの広がりに影響します。
  • 胃経(いけい):胃経と脾経は密接に関連し、水湿の代謝に影響します。胃経の異常も下肢のむくみに関わります。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、むくみを以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 脾虚水停(ひきょすいてい)

特徴:脾の機能が低下し、水湿を運化できなくなった状態です。
症状:全身や下肢のむくみ、倦怠感、食欲不振、胃もたれ、軟便、舌が淡白でぽっちゃりとして歯型が付きやすい。
原因:過労、過度の心配や考え事、偏食、冷たい飲食物の過剰摂取など。
改善方法:脾の機能を高め、水湿を除く健脾利水の治療が効果的です。

2. 腎陽虚水泛(じんようきょすいはん)

特徴:腎の陽気が不足し、水を温めて気化させる力が弱まった状態です。
症状:下半身のむくみ(特に足首)、腰や膝の冷え・痛み、頻尿(特に夜間)、疲れやすい、顔色が青白い。
原因:加齢、慢性的な冷え、腎を消耗するような生活(過度の労働や性生活など)。
改善方法:腎陽を温め、水の代謝を促す温腎利水の治療が効果的です。

3. 肺気虚水泛(はいききょすいはん)

特徴:肺の気が不足し、水の通路を調節する力が弱まった状態です。
症状:手や顔のむくみ、息切れ、少し動くだけで汗をかきやすい、声が弱い、風邪をひきやすい。
原因:呼吸器系の慢性疾患、過度のストレス、喫煙など。
改善方法:肺の機能を高め、水の代謝を促す補肺利水の治療が効果的です。

4. 湿熱蘊結(しつねつうんけつ)

特徴:体内に湿と熱が同時に蓄積した状態です。
症状:むくみと共に皮膚が赤く熱感がある、喉の渇き、尿量減少、尿が濃い、便秘、脈が速い。
原因:暑く湿った環境での生活、脂っこい食べ物や刺激物の過剰摂取、感染症など。
改善方法:湿熱を取り除く清熱利湿の治療が効果的です。

5. 気滞水停(きたいすいてい)

特徴:気の流れが滞り、水の排泄が妨げられた状態です。
症状:むくみの場所が変わりやすい、胸やわき腹の張り、ストレスでむくみが悪化、イライラしやすい、生理前の浮腫。
原因:ストレス、感情の乱れ、運動不足など。
改善方法:気の流れを改善し、水の代謝を促す疏肝利水の治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、むくみは以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 脾(ひ):水湿を運化する役割があり、脾の機能低下は全身や下肢のむくみを引き起こします。また、脾は気を生成する役割もあるため、脾の機能低下は気虚を招き、それによってもむくみが生じることがあります。
  • 腎(じん):水を統轄し、排泄を調節する役割があり、腎の機能低下は特に下肢や全身のむくみを引き起こします。腎陽の不足は水分の気化を妨げます。
  • 肺(はい):水の通路を調節し、水分を全身に散布する役割があり、肺の機能低下は上半身や手のむくみを引き起こします。
  • 肝(かん):気の流れを調節する役割があり、肝の機能異常は気の流れを滞らせ、間接的にむくみを引き起こすことがあります。特に生理前のむくみは肝と関連します。
  • 三焦(さんしょう):体内の水の通路として、上中下の水分代謝を調節する役割があります。三焦の機能異常はむくみの分布に影響します。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化もむくみに影響すると考えます:

  • 梅雨や高温多湿の時期:外部の湿気が体内に入り込み、「湿邪」としてむくみを悪化させることがあります。特に脾虚の体質の方は要注意です。
  • 冬の寒い時期:「寒邪」は腎陽を弱め、水の代謝を阻害することでむくみを引き起こすことがあります。特に腎陽虚の体質の方は冬に症状が悪化しやすいです。
  • 気圧の変化:低気圧になると気の流れが滞りやすくなり、むくみが悪化することがあります。
  • 住環境:湿気の多い住環境は体内の湿を増加させ、むくみを悪化させることがあります。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
むくみの呼称 浮腫(エデマ) 水毒(すいどく)、水湿(すいしつ)
原因の捉え方 血管内外の水分バランスの乱れ、循環障害、塩分過剰摂取、基礎疾患など 気・血・水のバランスの乱れ、特に脾・腎・肺などの機能低下
診断方法 視診、触診、血液検査、尿検査、心エコー、腎機能検査など 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、脈診、舌診
治療アプローチ 利尿剤、塩分制限、弾性ストッキング、運動療法、基礎疾患の治療 証に合わせた鍼灸治療、漢方薬、食養生、ライフスタイルの調整
治療の焦点 過剰な水分の排出、原因となる疾患の治療、症状の緩和 体全体のバランスの調整、気血水の流れの改善、五臓六腑の機能回復
むくみの区別 一過性/慢性、圧痕性/非圧痕性、局所性/全身性など 脾虚水停、腎陽虚水泛、肺気虚水泛、湿熱蘊結、気滞水停など
個人差の考慮 疾患や症状に基づく標準的な治療 体質や証に基づいた個別的な治療
生活指導の焦点 塩分制限、水分調整、運動、足の挙上など 体質に合わせた食養生、季節に合わせた生活調整、ツボ押しなど

西洋医学と東洋医学は、それぞれ異なる視点からむくみにアプローチしますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。

手足のむくみを放置するリスク

むくみは「単なる見た目の問題」や「疲れの一時的なサイン」と軽視されがちですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な健康問題につながる可能性があります。

身体的リスク

  • 皮膚トラブル:慢性的なむくみは皮膚の栄養状態を悪化させ、乾燥、かゆみ、湿疹などを引き起こすことがあります。重症の場合は皮膚が硬化したり、潰瘍ができたりすることもあります。
  • 感染リスクの上昇:むくみによって皮膚のバリア機能が低下すると、細菌感染のリスクが高まります。特に足のむくみが慢性化すると、蜂窩織炎などの感染症にかかりやすくなります。
  • 血行不良の悪化:むくみが長期間続くと、さらに血液やリンパの循環が悪化し、悪循環を形成します。これは静脈瘤や深部静脈血栓症のリスクを高めることがあります。
  • 関節への負担増加:特に下肢のむくみは足首や膝などの関節に余分な負担をかけ、関節痛や変形の原因となることがあります。
  • 神経圧迫:手や足のむくみが神経を圧迫すると、しびれやチクチクとした痛み、感覚異常などが起こることがあります。特に手根管症候群などの神経障害のリスクが高まります。
  • 潜在的な疾患の悪化:心臓病、腎臓病、肝臓病などの基礎疾患がむくみの原因である場合、対処が遅れることでこれらの疾患が悪化するリスクがあります。

精神的・社会的リスク

  • 慢性的な不快感:むくみによる重だるさや張りの感覚は、日常的な不快感をもたらし、生活の質を低下させます。
  • 疲労感の増加:むくみによって筋肉や関節への負担が増えるため、全身の疲労感が増加します。これは仕事や日常生活のパフォーマンスにも影響します。
  • 睡眠の質の低下:むくみによる不快感や痛みは、良質な睡眠を妨げることがあります。これが慢性的な疲労やストレスの原因となります。
  • 外見への影響:特に手や顔のむくみは外見に影響を与え、自己イメージや自己肯定感の低下につながることがあります。
  • 活動制限:むくみによる不快感や痛みは、運動や社交活動など日常的な活動を制限することがあります。これが社会的孤立や運動不足の原因となることもあります。

早期対処の重要性

むくみは、早期に適切な対処を行うことで改善の可能性が高まります。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 慢性化する前に症状を緩和できる
  • 皮膚トラブルや感染などの合併症を予防できる
  • 基礎疾患が原因の場合、早期発見・早期治療につながる
  • 生活習慣の改善により、根本的な体質改善が可能になる
  • 日常生活の質を維持・向上させることができる

特に、毎日のむくみが気になる方、むくみが日常生活に支障をきたしている方、むくみが非対称である方、急に強いむくみが現れた方などは、専門家に相談することをおすすめします。当院では、むくみの早期発見・早期治療を重視しています。

当院の手足のむくみ施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチでむくみの根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、気血水のバランスを整え、体内の水分代謝を促進します。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:むくみの直接的な原因となる経絡の流れを改善し、体内の水分代謝を促進します。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • リンパドレナージュ効果のある整体:体内の水分循環を促進し、滞ったリンパの流れを改善します。
  • 経絡調整:脾・腎・肺などの水分代謝に関わる経絡の流れを整え、気血水のバランスを改善します。
  • 体質改善アドバイス:食事や生活習慣について、東洋医学の観点からアドバイスを行い、体質からの根本改善を目指します。

施術の流れ

  1. 問診:むくみの症状や生活習慣、既往歴などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・腹診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:むくみを改善するための特殊な整体技術を用いて、体全体の循環を促進します。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

むくみに効果的なツボ

当院では以下のようなツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ

  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、脾・肝・腎の3つの経絡が交わる重要なポイントです。水分代謝を促進し、下肢のむくみを改善します。
  • 陰陵泉(いんりょうせん):膝の内側のくぼみにあるツボで、脾経上の重要なポイントです。脾の機能を高め、水湿の代謝を促進します。
  • 太渓(たいけい):足の内くるぶしの後ろのくぼみにあるツボで、腎経の原穴です。腎の機能を高め、水の代謝を改善します。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の付け根にあるツボで、気の流れを促進し、水の巡りを良くします。
  • 尺沢(しゃくたく):肘の内側のしわにあるツボで、肺経の重要なポイントです。肺の機能を高め、上半身のむくみを改善します。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。

手足のむくみに関するよくある質問(FAQ)

Q: むくみの治療は何回くらい通えばいいですか?

症状の程度や体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 一過性のむくみ(疲労や長時間の同じ姿勢によるもの):1〜3回程度の施術で改善が見られることが多いです。
  • 慢性的なむくみ(体質的なもの):週1回の頻度で4〜8週間程度継続すると、徐々に体質も改善していきます。
  • 基礎疾患が疑われるむくみ:医療機関との連携が必要な場合があり、状況に応じた頻度と期間になります。

初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。症状の改善に合わせて、徐々に通院間隔を広げていくことが一般的です。また、季節の変わり目や体調の変化に合わせたメンテナンス的な施術も効果的です。

Q: むくみと冷えの関係はありますか?

はい、むくみと冷えには密接な関係があります。冷えは以下のようなメカニズムでむくみを引き起こすことがあります:

  • 冷えによって血管が収縮し、血液やリンパ液の循環が悪くなります。これにより、老廃物や余分な水分が排出されにくくなります。
  • 東洋医学的には、冷えは「寒邪」として体内に入り込み、特に腎陽を弱め、水の代謝機能を低下させるとされています。
  • 冷えは筋肉の緊張を引き起こし、それが血液やリンパの流れをさらに妨げる悪循環を作ります。

当院の施術では、冷えとむくみの両方にアプローチし、体を温めながら水分代謝を促進する方法を用います。また、日常生活での冷え対策(温かい食事、適切な衣服、入浴など)もアドバイスしています。冷えの改善がむくみの解消につながるケースは非常に多いです。

Q: 病院で検査したけど異常がないと言われました。それでも治療は必要ですか?

医療機関での検査で異常が見つからないむくみは、機能的な問題や体質的な要因が関係していることが多いです。検査で異常がなくても、以下のような場合は治療を検討する価値があります:

  • むくみによる不快感や重だるさが日常生活に支障をきたしている
  • むくみが慢性化している、または徐々に悪化している
  • むくみに伴って疲労感や冷えなどの症状がある

当院では、西洋医学的に「異常なし」とされるケースでも、東洋医学的な視点から体質や生活習慣に着目し、むくみの根本的な原因にアプローチします。検査で異常がないことを確認した上で当院の施術を受けることで、より安心して体質改善に取り組むことができます。

Q: むくみ対策として水分摂取は控えた方がいいですか?

むくみがあるからといって水分摂取を極端に控えることはおすすめしません。適切な水分摂取は以下の理由で重要です:

  • 十分な水分は代謝を促進し、余分な塩分や老廃物の排出を助けます
  • 水分不足は逆に体が水を溜め込む反応を引き起こし、むくみを悪化させることがあります
  • 冷たい飲み物よりも、常温や温かい飲み物(白湯など)の方が体内での水分代謝に適しています

ただし、一度に大量の水分を摂るのではなく、こまめに少量ずつ飲むことをおすすめします。また、カフェインや糖分の多い飲み物は控え、水やハーブティーなどを選ぶといいでしょう。個人の体質や症状によって適切な水分量は異なるため、当院では一人ひとりに合わせたアドバイスを行っています。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 十分な水分を摂取し、老廃物の排出を促進しましょう
  • 施術当日の激しい運動や長時間の同じ姿勢、長時間の入浴は避けましょう
  • アルコールは血管を拡張し、一時的にむくみを悪化させることがあるため、施術当日は控えめにしましょう
  • 塩分の多い食事を控え、カリウムを含む野菜や果物を積極的に摂りましょう
  • 可能であれば、施術後は少し休息をとり、特に足のむくみの場合は足を少し高くして休むとより効果的です

また、施術後に一時的に尿量が増えることがありますが、これは水分代謝が促進された証拠です。稀に施術直後に一時的なむくみの増加を感じることもありますが、これは「好転反応」の一種で、通常は数時間から1日程度で収まります。気になる症状がある場合は、遠慮なく院長にご相談ください。

手足のむくみ改善のための自宅でのセルフケア

むくみの改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と体質改善につながります。

生活習慣の改善

  • 定期的な姿勢変換:デスクワークや長時間の立ち仕事では、30〜60分ごとに姿勢を変え、簡単なストレッチを行いましょう。
  • 適度な運動:ウォーキング、水泳、ヨガなどの軽い有酸素運動は、血液やリンパの循環を促進し、むくみの改善に役立ちます。
  • 足の挙上:休憩時や就寝時に足を心臓より高い位置に15〜20分間置くことで、血液の戻りを促進します。
  • 睡眠の質の向上:質の良い睡眠は全身の代謝を整え、むくみの改善に効果的です。規則正しい睡眠習慣を心がけましょう。
  • 適切な衣服選び:きつすぎる靴下や靴、ベルトなどは血液やリンパの流れを妨げるため、締め付けの少ないものを選びましょう。

食事と水分の摂り方

  • 塩分控えめの食事:過剰な塩分は体内に水分を溜め込む原因になります。加工食品や外食に多い隠れ塩分にも注意しましょう。
  • カリウムを含む食品:バナナ、アボカド、トマト、ほうれん草などのカリウムを多く含む食品は、余分なナトリウムの排出を助けます。
  • 水分摂取の工夫:水分は控えすぎず、こまめに少量ずつ摂るのがコツです。冷たい飲み物よりも常温や温かい飲み物が効果的です。
  • 利尿作用のあるハーブティー:ゴボウ茶、たんぽぽ茶、ルイボスティーなどには穏やかな利尿作用があり、水分代謝を促進します。
  • アルコールとカフェインの制限:アルコールは血管を拡張させ、カフェインは過剰に摂ると利尿作用により脱水を引き起こし、結果的にむくみを悪化させることがあります。

マッサージとストレッチ

  • 足首の回転運動:両足の足首を内回り、外回りに各10回ずつゆっくり回します。血液循環を促進する効果があります。
  • 足裏マッサージ:テニスボールやゴルフボールの上に足裏を乗せ、前後に転がすマッサージは、足裏の反射区を刺激し、全身の循環を促進します。
  • リンパマッサージ:手や足の指先から心臓に向かって、やさしく圧をかけながらさする方向でマッサージを行います。特に入浴後に行うと効果的です。
  • ふくらはぎのストレッチ:壁に向かって立ち、片足を後ろに引いて踵を床につけたまま前に体重をかけると、ふくらはぎが伸びます。各足20〜30秒間キープしましょう。
  • 手指の開閉運動:手を大きく開いて5秒キープし、次に強く握って5秒キープする動作を10回程度繰り返します。手のむくみ改善に効果的です。

入浴法

  • ぬるめのお湯:38〜40度のぬるめのお湯にゆっくりつかることで、血液やリンパの循環が促進されます。
  • 半身浴:みぞおちあたりまでお湯につかり、20分程度じっくり汗をかくことで、体内の老廃物排出を促します。
  • 入浴剤の活用:エプソムソルト(硫酸マグネシウム)や重曹を入れたお風呂は、むくみの緩和に効果的です。
  • 入浴中のマッサージ:お湯に浸かりながら、むくみやすい部分をやさしくマッサージすると効果的です。
  • 温冷交代浴:温かいお湯(3分)と冷たい水(30秒)を交互に浴びると、血管のポンプ作用が高まり循環が促進されます。(※心臓や血管に疾患がある方は控えてください)

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。全身のむくみ、特に下半身のむくみに効果があります。
  • 太渓(たいけい):足の内くるぶしの後ろのくぼみにあるツボです。腎の機能を高め、水分代謝を促進します。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の付け根にあるツボです。全身の気の流れを良くし、水分代謝を促進します。
  • 曲池(きょくち):肘を曲げたときにできる外側のシワの端にあるツボです。上半身のむくみに効果があります。
  • 足三里(あしさんり):膝のお皿の外側下方、すねの骨の外側にあるツボです。全身の気を補い、むくみや疲労回復に効果があります。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、むくみの改善と予防につながります。無理なく続けられる方法から始めて、徐々に習慣化していきましょう。

手足のむくみのまとめと施術のご案内

手足のむくみの要約

手足のむくみは、体内の水分バランスが崩れることで起こる症状です。西洋医学では血管内外の水分バランスの乱れや循環障害が原因とされ、東洋医学では気・血・水のバランスの乱れ、特に脾・腎・肺などの機能低下が原因と考えられています。

むくみの種類や原因は人それぞれで、一過性のものから慢性的なもの、生活習慣に関連するものから基礎疾患が隠れているものまで様々です。放置すると皮膚トラブルや感染リスクの上昇、さらなる循環障害など、様々な問題を引き起こす可能性があります。

むくみの改善には、適切な施術による循環の促進と体質改善に加えて、日常生活での姿勢管理、運動、食事、水分摂取の工夫などが欠かせません。一時的な対症療法ではなく、根本的な体質改善を目指すことが長期的な健康維持につながります。

当院のアプローチの特徴

当院では、手足のむくみに対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った鍼灸治療と、体質に合わせた施術
  • リンパや血液の循環を促進する特殊な整体技術
  • むくみの根本原因となる生活習慣に関する具体的なアドバイス

多くの患者様から「靴がゆるくなった」「指輪がはめやすくなった」「朝起きたときの手のこわばりが減った」「全身が軽くなった」といったお声をいただいております。手足のむくみでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

手足のむくみの症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

【住所】

567-0818
大阪府茨木市本町1-16本町8番館1階
(阪急茨木市駅から徒歩5分)

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072-622ー0134

【受付時間】

月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

手足のむくみは現代生活で非常に増えている症状ですが、適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたのむくみの根本改善をサポートし、健やかな日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 5500円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

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