生理痛・生理不順

 

生理痛・生理不順でお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 生理痛が強く、鎮痛剤が手放せない日々を過ごしている
  • 生理周期が不規則で、いつ来るか予測できずに困っている
  • 生理前になると情緒不安定になり、イライラや落ち込みが激しくなる
  • 生理の量が多すぎる・少なすぎるなど、出血量に悩んでいる
  • 生理痛に伴う吐き気や頭痛、腰痛などの症状に悩まされている
  • 生理不順により妊娠計画が立てにくく、不安を感じている

生理痛や生理不順は女性の多くが経験する症状ですが、「女性なら当たり前」と我慢する必要はありません。これらの症状はあなたの体からのSOSサインであり、適切なケアによって改善が可能です。

この記事では、生理痛・生理不順の原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのように女性特有の症状を緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

Gemini_Generated_Image_47vom247vom247vo

西洋医学的視点での生理痛・生理不順の原因とメカニズム

生理痛とは

生理痛(月経困難症)とは、生理中に下腹部に起こる痛みやけいれんのことです。西洋医学では、生理痛を「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」の2つに分類します。

  • 機能性月経困難症:骨盤内に明らかな病気がなく、子宮収縮などの生理的な過程で起こる痛み
  • 器質性月経困難症:子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患が原因で起こる痛み

生理不順とは

生理不順(月経不順)とは、月経周期や出血量、期間などが不規則な状態を指します。一般的に、25〜38日の範囲を超える周期や、3〜7日を超える期間、極端に多い・少ない出血量などを不順と考えます。

生理痛の主な原因

  • プロスタグランジンの過剰分泌:子宮内膜から分泌されるこの物質は子宮収縮を促し、痛みを引き起こします。
  • 子宮内膜症:子宮内膜が子宮外に増殖し、炎症や癒着を起こす疾患です。
  • 子宮筋腫:子宮筋層に発生する良性腫瘍で、圧迫や収縮に伴う痛みを生じます。
  • 子宮腺筋症:子宮内膜が筋層内に侵入し、月経時の痛みを増強させます。
  • 骨盤内の炎症性疾患:卵管や卵巣の炎症により、生理痛が悪化することがあります。
  • ストレス:自律神経のバランスが崩れ、痛みの感受性が高まります。

生理不順の主な原因

  • ホルモンバランスの乱れ:卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)のバランスが崩れることで生理不順が起こります。
  • 排卵障害:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などによる排卵の問題が生理不順につながります。
  • 甲状腺機能の異常:甲状腺ホルモンは生殖機能にも影響し、過剰や不足により生理不順を引き起こします。
  • 過度なストレス:視床下部-下垂体-卵巣系に影響し、排卵や月経周期が乱れます。
  • 極端な体重変化や運動:急激な減量や過度な運動は、エストロゲン産生に影響します。
  • 睡眠障害:質の良い睡眠が取れないと、ホルモン分泌のリズムが乱れます。
  • 薬剤の影響:ある種の薬剤(向精神薬など)が生理周期に影響することがあります。

生理痛のメカニズム

生理痛は以下のようなメカニズムで発生します:

  1. 生理開始時、子宮内膜が剥がれ落ちる際にプロスタグランジンという物質が大量に分泌されます。
  2. プロスタグランジンは子宮の筋肉を強く収縮させ、血管を圧迫して一時的な虚血状態を引き起こします。
  3. 虚血により酸素不足になった組織では痛みを感じやすくなり、痛みの神経伝達物質が放出されます。
  4. また、プロスタグランジンは神経の痛みに対する感受性を高める作用もあります。
  5. 交感神経が優位になると血管が収縮し、さらに痛みを悪化させる悪循環が生じます。

生理不順のメカニズム

生理不順は主に以下のような仕組みで起こります:

  1. 視床下部から分泌されるGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)のリズムやレベルが乱れます。
  2. これにより、下垂体からのFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)の分泌が不規則になります。
  3. FSHとLHの分泌異常は卵胞の発育や排卵に影響し、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れます。
  4. このホルモンバランスの乱れにより、子宮内膜の増殖・分泌・剥離のサイクルが不規則になります。
  5. 結果として、月経周期、期間、出血量などが変動し、生理不順として現れます。

西洋医学的なアプローチでは、生理痛に対しては鎮痛剤やホルモン療法、生理不順にはホルモン治療や原因疾患の治療が行われます。しかし、根本的な体質改善には日常的な生活習慣の見直しも重要とされています。

東洋医学的視点での生理痛・生理不順の原因とメカニズム

東洋医学での生理痛・生理不順の捉え方

東洋医学では、生理痛・生理不順は「気血水」のバランスの乱れ、特に「血」の巡りに関連する問題とされています。正常な月経は「血」の巡りが良好な状態で起こるものと考えられ、「気滞」「血瘀」「寒湿」などの状態により、痛みや不順が引き起こされると捉えます。

関連する経絡

生理痛・生理不順に特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 任脈(にんみゃく):体の前面を通り、生殖器や子宮の機能に深く関わる重要な経絡です。
  • 衝脈(しょうみゃく):「血の海」とも呼ばれ、月経に直接関連する経脈です。
  • 肝経(かんけい):「血」を蓄え、「気」の流れをスムーズにする役割があり、ストレスやイライラにも関連します。
  • 脾経(ひけい):「血」を生成する役割があり、栄養吸収や体力に関わります。
  • 腎経(じんけい):生殖機能や生命エネルギーの根源を担い、ホルモンバランスに関連します。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、生理痛・生理不順を以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 気滞血瘀(きたいけつお)

特徴:ストレスや感情の乱れにより気の流れが滞り、それに伴って血の巡りも悪くなった状態です。
症状:下腹部の張りや痛み(刺すような痛み)、気分の浮き沈み、イライラ、ため息が多い、生理前の胸の張り、血の塊を伴う経血、月経不順。
改善方法:気の流れを促し、血の巡りを改善する「行気活血」の治療が効果的です。

2. 寒湿停滞(かんしつていたい)

特徴:体内に寒さや湿気が溜まった状態で、冷えの強い方に多く見られます。
症状:下腹部の冷えと痛み(痛みは温めると楽になる)、経血の色が暗い、経血量が少ない、生理周期が長い、手足の冷え、冷たいものを摂ると症状悪化。
改善方法:体を温め、湿気を取り除く「温経散寒」の治療が効果的です。

3. 気血両虚(きけつりょうきょ)

特徴:過労や病後など、気と血が共に不足した状態です。
症状:痛みは比較的軽いが倦怠感が強い、経血量が少ない、色が薄い、疲れやすい、顔色が悪い、めまい、動悸、息切れ。
改善方法:気と血を補う「補気養血」の治療が効果的です。

4. 肝腎陰虚(かんじんいんきょ)

特徴:肝臓と腎臓の陰が不足した状態で、慢性的なストレスや加齢により起こりやすくなります。
症状:腰膝酸軟(腰や膝の痛みやだるさ)、のぼせや寝汗、耳鳴り、目の乾燥、月経不順、経血量の減少、不眠。
改善方法:肝腎の陰を補う「滋陰」の治療が効果的です。

5. 湿熱下注(しつねつかちゅう)

特徴:湿気と熱が下半身に溜まった状態です。
症状:下腹部の灼熱感、経血量が多い、色が鮮やか、経血の匂いが強い、おりものが増える、のどの渇き、尿の色が濃い。
改善方法:湿熱を取り除く「清熱利湿」の治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、生理痛・生理不順は主に以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 肝(かん):「血」を蓄え、「気」の流れを調整する役割があります。ストレスにより肝の機能が低下すると、気滞が生じ、血の巡りも悪くなり、生理痛や生理不順の原因となります。
  • 脾(ひ):「血」を生成する役割があり、栄養を吸収して気血を作ります。脾の機能低下は血虚(血の不足)を招き、生理不順や経血量の減少につながります。
  • 腎(じん):生殖機能を司り、先天の精を蓄えています。腎の機能低下は生殖機能全般に影響し、生理周期の乱れを招きます。
  • 心(しん):血脈を支配し、血の巡りに関わります。心の機能異常は血の循環に影響し、生理不順や経血の異常につながることがあります。
  • 子宮:東洋医学では奇恒の府として、血の循環と密接に関連しています。子宮の気血の乱れは直接生理痛や生理不順に現れます。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化も生理痛・生理不順に影響すると考えます:

  • :肝の気が上昇する時期で、ストレスによる気滞が起こりやすく、生理痛が悪化しやすい季節です。
  • :暑さにより体内の熱が増し、湿熱タイプの生理痛や生理不順が悪化しやすい時期です。
  • :寒さにより体が冷え、寒湿タイプの症状が悪化しやすい季節です。特に手足の冷えが強い方は注意が必要です。
  • 梅雨や湿度の高い時期:湿邪が体内に侵入しやすく、湿の停滞による症状が現れやすくなります。
  • 冷房の効いた環境:体が冷えやすく、寒湿タイプの生理痛や生理不順を悪化させる可能性があります。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
原因の捉え方 プロスタグランジンの過剰分泌、ホルモンバランスの乱れ、器質的疾患(子宮内膜症など) 気血水のバランスの乱れ(気滞、血瘀、寒湿、気血虚など)
診断方法 血液検査、超音波検査、MRI、内診、問診 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、脈診、舌診
治療アプローチ 鎮痛剤(NSAIDs)、ホルモン治療(低用量ピル)、手術療法(重度の場合) 鍼灸治療、漢方薬、体質改善、養生法(食事・生活習慣の調整)
治療の焦点 症状の直接的な緩和、原因疾患の治療、ホルモンバランスの調整 体質改善、気血の流れの調整、自然治癒力の向上
副作用の考慮 薬物療法には胃腸障害や血栓症のリスクなどの副作用の可能性がある 体質に合った鍼灸や漢方を用いることで副作用のリスクは比較的低い
個人差の考慮 症状や検査結果に基づいた標準的な治療 体質や証に基づいた個別的な治療
効果の発現 薬物療法は即効性があるが、根本的な改善には時間がかかる 徐々に効果が現れ、継続的な治療で根本からの改善を目指す
予防の考え方 定期的な婦人科検診、生活習慣の改善、予防的薬物療法 体質に合わせた養生法、未病の段階からの対応、季節に合わせたケア

西洋医学と東洋医学は、それぞれ異なるアプローチで生理痛・生理不順に対処しますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。

生理痛・生理不順を放置するリスク

生理痛や生理不順は「女性なら仕方ない」と我慢されることが多いですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。

身体的リスク

  • 潜在的な疾患の進行:生理痛や生理不順の背景に子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患がある場合、放置すると症状が進行し、治療が困難になることがあります。
  • 不妊リスクの増加:排卵障害や子宮内膜症などによる生理不順は、将来的な妊娠に影響する可能性があります。
  • 貧血:過多月経が続くと、鉄欠乏性貧血を引き起こし、疲労感や集中力低下、めまいなどの症状につながります。
  • 骨密度の低下:ホルモンバランスの乱れが長期間続くと、骨密度の低下を招き、将来的な骨粗しょう症のリスクが高まります。
  • 慢性的な疼痛症候群:長期間の強い痛みは、中枢神経系の感作を引き起こし、慢性的な疼痛症候群に発展する可能性があります。
  • 自律神経の乱れ:月経周期の不規則さは体のリズムを崩し、自律神経のバランスに悪影響を及ぼすことがあります。

精神的・社会的リスク

  • 生活の質の低下:痛みや不調による活動制限は、仕事、学業、社交活動など日常生活の質を著しく低下させます。
  • 心理的ストレス:予測できない生理周期や強い痛みは不安や恐怖を生み、精神的ストレスを増加させます。
  • 抑うつ症状:慢性的な痛みやホルモンバランスの乱れは、気分の落ち込みや抑うつ症状につながることがあります。
  • 自己肯定感の低下:女性としての体に対する不安や罪悪感により、自己肯定感が低下することがあります。
  • 人間関係への影響:痛みや気分の変化により、家族や友人、同僚との関係にストレスが生じることがあります。
  • 将来の妊娠への不安:生理不順は将来の妊娠計画に影響し、不安や焦りを引き起こす可能性があります。

早期対処の重要性

生理痛・生理不順は、早期に適切な対処を行うことで症状を緩和し、生活の質を維持することができます。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 潜在的な疾患の早期発見・治療が可能になる
  • 症状が重症化する前に改善できる
  • 鎮痛剤への依存度を減らせる
  • 体質改善により、将来的な健康リスクを減らせる
  • 妊娠を望む場合、より良い妊孕性を維持できる
  • 日常生活や仕事のパフォーマンスへの影響を最小限に抑えられる

生理痛や生理不順の症状を感じたら、「女性だから仕方ない」と諦めずに、早めに専門家に相談することをおすすめします。

当院の生理痛・生理不順施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチで生理痛・生理不順の根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、心身のバランスを整えていきます。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:体質や症状に合わせたツボを選び、優しい施術を行います。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 自律神経調整:ホルモンバランスに密接に関わる自律神経の調整を重視した施術を行います。
  • 経絡調整:気血の流れを良くし、月経に関わる経絡(任脈・衝脈・肝経など)の機能を改善します。
  • 体質改善:一時的な症状緩和だけでなく、根本的な体質改善を目指した施術を行います。

施術の流れ

  1. 問診:月経の周期、痛みの程度、随伴症状、既往歴などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・望診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:必要に応じて、骨盤や背骨のバランスを整える優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに施術を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

生理痛・生理不順に効果的なツボ

当院では以下のようなツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、婦人科系の症状全般に効果があります。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の付け根にあるツボで、肝経の原穴として気の巡りを良くします。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、全身の気の流れを調整します。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分腕を上がったところにあるツボで、自律神経のバランスを整えます。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。

生理痛・生理不順に関するよくある質問(FAQ)

Q: 生理痛・生理不順の改善にはどのくらいの期間が必要ですか?

症状の程度や体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の症状:2〜3回の生理周期(約2〜3ヶ月)で変化を感じられることが多いです
  • 中程度の症状:3〜6回の生理周期(約3〜6ヶ月)の継続的な施術で改善が見られます
  • 重度の症状:6ヶ月以上の継続的なケアが必要な場合があります

初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。症状の改善に合わせて、徐々に通院間隔を広げていくことが一般的です。鍼灸・整体のような自然療法は、薬物療法のような即効性はありませんが、根本的な体質改善により長期的な効果が期待できます。

Q: 生理中でも施術を受けることはできますか?

はい、生理中でも施術を受けていただけます。むしろ、生理痛がある場合は生理中の施術が非常に効果的です。鍼灸治療は生理痛をその場で緩和する効果があり、特に痛みが強い時こそ施術を受けることをおすすめします。

また、生理前・生理中・生理後では体の状態が異なるため、月経周期に合わせた施術を行うことで、より効果的な治療が可能になります。ご予約の際に生理中であることをお伝えいただければ、その状態に合わせた最適な施術を行います。

なお、生理の出血量が非常に多い場合や体調がすぐれない場合は、無理をせずご相談ください。

Q: 薬(鎮痛剤やピル)を飲みながらでも効果はありますか?

はい、鎮痛剤やピルを服用しながらでも鍼灸・整体の効果を得ることができます。むしろ、併用することで相乗効果が期待できる場合もあります。

鎮痛剤は即効性がありますが一時的な効果であるのに対し、鍼灸・整体は根本的な体質改善を目指します。初めは鎮痛剤に頼りながら、徐々に体質が改善されることで鎮痛剤の使用頻度や量を減らしていけるようサポートします。

ピルを服用されている場合も、副作用の軽減や体調管理のサポートとして鍼灸・整体は効果的です。ただし、現在の薬の使用状況や医師からの指示などは初回カウンセリング時に必ずお伝えください。

Q: 不妊治療中でも施術を受けられますか?

はい、不妊治療中の方も安心して施術を受けていただけます。実際、当院には不妊治療中の方も通院されています。

鍼灸治療は、自律神経を整え、ホルモンバランスを調整し、血流を改善することで、不妊治療をサポートする効果があります。特に生理不順がある場合、排卵周期を整えることで妊娠の可能性を高めることができます。

不妊治療と並行して施術を受ける場合は、現在受けている治療内容や薬の服用状況などを詳しくお知らせください。病院での治療スケジュールに合わせて、最適なタイミングで施術を行います。また、医師に鍼灸治療を受けることを伝えておくことをおすすめします。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は激しい運動や長時間の入浴(サウナなど)は避ける
  • 十分な水分を摂る
  • 冷たい飲食物を控え、体を冷やさないようにする
  • アルコールの過剰摂取を控える
  • 可能であれば施術後は休息をとる

また、稀に施術後に「好転反応」として、一時的に症状が強くなったり、だるさを感じたりすることがあります。これは体が治癒に向かうプロセスの一つで、通常2〜3日で収まります。気になる症状がある場合は、遠慮なく院長にご相談ください。

生理痛・生理不順改善のための自宅でのセルフケア

生理痛・生理不順の改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と体質改善につながります。

温めケア

  • 腹部の温め:腹部を温めることで血行が良くなり、痛みを和らげる効果があります。使い捨てカイロや湯たんぽ、温熱パッドなどを活用しましょう。
  • 足首より下の足浴:就寝前に38〜40℃のお湯で10〜15分間の足浴を行うと、全身の血行が促進され、冷えの改善に効果的です。
  • 腰・骨盤周りの温め:ホットタオルやカイロで腰や仙骨部分(お尻の上部)を温めると、骨盤内の血流が改善します。
  • 入浴:ぬるめのお湯(38〜40℃)にゆっくりつかることで、全身の血行が促進されます。特に生理前や生理中は湯船に浸かることをおすすめします。

適度な運動習慣

  • ウォーキング:1日20〜30分の適度なウォーキングは、血行促進とストレス解消に効果的です。
  • ヨガ:特に骨盤を開くポーズや、子宮周辺の血流を促すポーズは生理痛緩和に効果的です。「子宮のポーズ」や「蝶のポーズ」などがおすすめです。
  • 骨盤底筋のエクササイズ:骨盤底筋を意識的に収縮・弛緩させるケーゲル体操を1日数回行うことで、骨盤内の血流が改善します。
  • 猫のポーズ:四つん這いになり、背中を丸めたり反らしたりする動きは、腹部や骨盤の緊張をほぐし、痛みを和らげる効果があります。

食事療法

  • 抗炎症作用のある食品:オメガ3脂肪酸を含む青魚(サバ、イワシなど)、亜麻仁油、クルミなどはプロスタグランジンの過剰生成を抑制します。
  • マグネシウムを含む食品:ホウレンソウ、バナナ、アーモンド、玄米などは筋肉の緊張を和らげる効果があります。
  • 鉄分を含む食品:レバー、赤身肉、ほうれん草、小松菜などは貧血予防に効果的です。特に生理量が多い方は積極的に摂りましょう。
  • 生姜:体を温め、血行を促進する効果があります。お茶にしたり、料理に加えたりして毎日摂取するのがおすすめです。
  • 控えたい食品:カフェイン、アルコール、精製糖、脂っこい食品、冷たい飲食物は生理痛や生理不順を悪化させることがあります。特に生理前・生理中は控えめにしましょう。

ストレス管理

  • 深呼吸法:1日数回、意識的に深呼吸を行うことで、自律神経のバランスを整えることができます。腹式呼吸を意識しましょう。
  • 瞑想:短時間でも継続的な瞑想は、ストレスホルモンのコルチゾールを減少させ、痛みの感受性を下げる効果があります。
  • 十分な睡眠:質の良い睡眠は、ホルモンバランスの調整に不可欠です。できるだけ同じ時間に就寝・起床し、7〜8時間の睡眠を確保しましょう。
  • リラクゼーション:アロマテラピー、音楽療法、入浴など、自分に合ったリラックス法を見つけて実践しましょう。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。婦人科系の症状全般に効果があります。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の付け根にあるツボです。イライラや情緒不安定を緩和します。
  • 関元(かんげん):おへそから指3本分下にあるツボです。子宮の働きを整え、生理痛を和らげます。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分腕を上がったところにあるツボです。吐き気や不安感に効果があります。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、生理痛・生理不順の症状を和らげることができます。無理なく続けられる方法から始めて、徐々に習慣化していきましょう。

生理痛・生理不順のまとめと施術のご案内

生理痛・生理不順の要約

生理痛・生理不順は、多くの女性が経験する症状ですが、「女性だから仕方ない」と諦める必要はありません。西洋医学ではプロスタグランジンの過剰分泌やホルモンバランスの乱れが原因とされ、東洋医学では気血水のバランスの乱れ、特に「気滞」「血瘀」「寒湿」などが原因と考えられています。

これらの症状を放置すると、単なる不快感だけでなく、日常生活の質の低下、潜在的な疾患の進行、精神的ストレスの増加など、様々な問題につながる可能性があります。早期に適切な対処を行うことで、症状の緩和と根本的な体質改善を目指すことが重要です。

東洋医学と西洋医学の両方のアプローチを組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。当院の鍼灸・整体施術は、体質に合わせたオーダーメイドの治療を提供し、一時的な症状緩和だけでなく、根本的な体質改善を目指します。さらに、日常生活での温めケア、適度な運動、食事管理、ストレス管理などのセルフケアも取り入れることで、より効果的な改善が可能になります。

当院のアプローチの特徴

当院では、生理痛・生理不順に対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った鍼灸治療と、体質に合わせた施術
  • 自律神経のバランスとホルモン調整を重視した施術
  • 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善と再発防止を目指した施術

多くの患者様から「生理痛が軽減した」「鎮痛剤の使用量が減った」「生理周期が安定した」「生理前のイライラが和らいだ」といったお声をいただいております。生理痛・生理不順でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

生理痛・生理不順の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

【住所】

567-0818
大阪府茨木市本町1-16本町8番館1階
(阪急茨木市駅から徒歩5分)

【お電話】

072-622ー0134

【受付時間】

月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

生理痛・生理不順は我慢すべき症状ではありません。適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたの生理痛・生理不順の根本改善をサポートし、健やかな毎日を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 5500円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

ご予約はこちら

ネット予約:

LINEで予約:

友だち追加

電話で予約:

072-622-0134

このページの先頭へ