O脚・X脚

 

O脚・X脚でお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 脚のラインが気になり、ズボンやスカートを履くのに抵抗がある
  • 長時間の歩行や立ち仕事で膝や足首に痛みを感じる
  • 膝が内側または外側に曲がっていると指摘されたことがある
  • 靴の減り方が片側だけ早かったり偏ったりする
  • 歩き方が気になる、または歩き方がおかしいと言われたことがある
  • 膝や股関節、足首に慢性的な痛みやだるさがある

O脚(オーキャク)とは膝が外側に開いて脚が「O」の形になる状態、X脚(エックスキャク)とは膝が内側に入り「X」の形になる状態です。外見だけでなく、姿勢や歩行にも影響を与え、長期的には膝や腰への負担となり、痛みや変形を引き起こす可能性があります。

この記事では、O脚・X脚の原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのようにO脚・X脚の症状を緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

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西洋医学の視点から見たO脚・X脚の原因とメカニズム

O脚とX脚とは

西洋医学では、O脚は医学用語で「内反膝(ないはんしつ)」、X脚は「外反膝(がいはんしつ)」と呼ばれます。立位時に両足のくるぶしをつけたときに、膝の間が4cm以上開いている場合がO脚、膝がぶつかり合い、くるぶしの間が5cm以上開いている場合がX脚と診断されます。

主な原因

O脚の主な原因

  • 成長過程における発達上の特徴:幼児期から小児期にかけて生理的O脚が現れることがありますが、通常は成長とともに改善します。
  • 骨格の非対称性:大腿骨や脛骨の形状異常、骨盤のねじれなどが原因となることがあります。
  • 筋肉のアンバランス:内転筋群の緊張や外転筋群の弱化により、膝が外側に開く傾向が強まります。
  • 肥満:過剰な体重が膝関節にかかることで、関節の変形が進行することがあります。
  • 職業や習慣:長時間の正座や、内股で歩く習慣などが筋肉や関節に影響を与えます。
  • 変形性膝関節症:膝の軟骨がすり減り、内側の関節スペースが狭くなることでO脚が強くなります。

X脚の主な原因

  • 成長過程における発達上の特徴:3〜7歳頃に一時的なX脚が見られることがありますが、通常は成長とともに改善します。
  • 扁平足:足のアーチが低下することで足首が内側に倒れ、膝も内側に入りやすくなります。
  • 筋肉のアンバランス:外転筋群の緊張や内転筋群の弱化により、膝が内側に入る傾向が強まります。
  • 膝関節の靭帯損傷:外側側副靭帯の損傷や弛緩により、膝が内側に倒れやすくなります。
  • 骨格の異常:大腿骨や脛骨の形状異常、骨盤の傾きなどがX脚の原因となることがあります。
  • リウマチや骨軟化症:これらの疾患による骨や関節の変形がX脚を引き起こすことがあります。

O脚・X脚が引き起こす問題

O脚やX脚は単なる見た目の問題だけでなく、以下のような身体的な問題を引き起こす可能性があります:

  • 膝関節への過度な負担:正常な脚の軸がずれることで、膝関節の一部に過度な負担がかかります。
  • 変形性膝関節症のリスク増加:関節への不均等な荷重により、軟骨のすり減りが早まる可能性があります。
  • 歩行や姿勢の異常:足の着地や体重移動が不自然になり、歩行効率が低下します。
  • 腰痛や股関節痛:下半身のアライメント異常は、骨盤や脊柱にも影響を及ぼします。
  • 足部の問題:足のアーチの低下や、外反母趾などの足部変形を伴うことがあります。

西洋医学的診断と治療アプローチ

西洋医学では、以下のような方法でO脚・X脚の診断と治療を行います:

診断方法

  • 視診と触診:立位や歩行時の脚のアライメントを観察します。
  • X線検査:骨格の状態や関節の間隔を正確に評価します。
  • 歩行分析:歩行時の足の着地や重心移動のパターンを分析します。
  • 筋力テスト:下肢の筋力バランスを評価します。

治療アプローチ

  • 理学療法:筋力強化やストレッチにより、筋肉のバランスを改善します。
  • 装具療法:足底板(インソール)や膝装具を使用して、脚のアライメントを補正します。
  • 姿勢指導:日常生活での立ち方や歩き方を改善します。
  • 手術療法:重度の場合や変形性膝関節症を併発している場合は、骨切り術や人工関節置換術が検討されることもあります。

西洋医学的なアプローチでは、骨格や筋肉の構造的な問題に焦点を当て、機能回復と進行予防を目指します。ただし、成人期以降の構造的なO脚・X脚を完全に元に戻すことは難しいとされており、早期からの予防と適切な対処が重要です。

東洋医学の視点から見たO脚・X脚の原因とメカニズム

東洋医学におけるO脚・X脚の捉え方

東洋医学では、O脚・X脚を単なる骨格の問題ではなく、「気血の流れの滞り」や「経絡の不調」に起因する状態と捉えます。下半身は「地の気」を受け、上半身へと運ぶ重要な役割を担っており、下肢の経絡の流れが乱れることで、骨格のアライメントにも影響が及ぶと考えられています。

関連する経絡

O脚・X脚に特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 足の太陽膀胱経(あしのたいようぼうこうけい):背中から足の外側を通る経絡で、下肢の外側の筋肉の調整に関わります。
  • 足の陽明胃経(あしのようめいいけい):顔から腹部、足の前面を通る経絡で、下肢の前面の筋肉の調整に関わります。
  • 足の太陰脾経(あしのたいいんひけい):足の内側から腹部へと上る経絡で、下肢の内側の筋肉や骨格の安定に関わります。
  • 足の少陰腎経(あしのしょういんじんけい):足の内側から胸部へと上る経絡で、骨の成長や発達に関わります。
  • 足の少陽胆経(あしのしょうようたんけい):頭部から体側、足の外側を通る経絡で、体のバランスや安定性に関わります。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、O脚・X脚を以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 腎虚(じんきょ)

特徴:腎は骨を司るとされ、腎の気が不足すると骨の発育や維持に影響します。
症状:骨格の弱さ、関節の不安定性、腰や膝の弱さ、疲れやすい、耳鳴り、頻尿など。
改善方法:腎の機能を高める食材(黒豆、黒ごま、クルミなど)や腎を補う鍼灸治療が効果的です。

2. 脾虚(ひきょ)

特徴:脾は筋肉を司り、気血の生成に関わるため、脾の機能低下は筋力の低下や体のだるさにつながります。
症状:筋力低下、疲労感、食欲不振、冷え性、浮腫み、下痢しやすいなど。
改善方法:脾を補う食材(サツマイモ、カボチャ、モチキビなど)や脾を補う鍼灸治療が効果的です。

3. 気滞血瘀(きたいけつお)

特徴:気の流れが滞り、血液の循環が悪くなった状態で、筋肉や関節の痛みや硬さを引き起こします。
症状:局所的な痛み、しこり、筋肉の緊張、月経痛(女性の場合)、イライラしやすいなど。
改善方法:気血の流れを促す食材(生姜、シナモン、香辛料など)や気血の巡りを良くする鍼灸治療が効果的です。

4. 肝腎両虚(かんじんりょうきょ)

特徴:肝は筋や腱を司り、腎は骨を司るため、両方の機能低下は骨格や筋肉のバランスに大きく影響します。
症状:膝や腰の痛み、めまい、耳鳴り、視力低下、疲労感、不眠など。
改善方法:肝腎を補う食材(クコの実、牡蠣、黒豆など)や肝腎を補う鍼灸治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、O脚・X脚は以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 腎(じん):骨の成長と発達を司り、腎の機能が低下すると骨格の形成に影響が出ます。特に成長期のO脚・X脚には腎の養生が重要です。
  • 脾(ひ):筋肉と四肢を司り、脾の機能低下は筋力低下や筋肉のバランスの乱れにつながります。
  • 肝(かん):筋や腱を司り、体の柔軟性に関わります。肝の機能が低下すると、筋肉の緊張や拘縮が起こりやすくなります。
  • 胃(い)と胆(たん):下肢の外側を走る経絡で、これらの機能低下はO脚の形成に関わることがあります。
  • 脾(ひ)と腎(じん):下肢の内側を走る経絡で、これらの機能低下はX脚の形成に関わることがあります。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化もO脚・X脚の症状に影響すると考えます:

  • :肝の気が高まる季節で、筋や腱の緊張が強まることがあります。柔軟性を保つケアが重要です。
  • 梅雨から夏:湿気が多く、下肢のむくみが生じやすい時期です。湿邪は脾の機能を低下させるため、足のむくみや疲れに注意が必要です。
  • 秋から冬:気温の低下とともに筋肉が硬くなりやすく、膝や足首の痛みが増すことがあります。保温と適度な運動が大切です。
  • 湿度の高い環境:湿邪が体内に侵入しやすく、関節の痛みや重だるさを引き起こします。
  • 冷房の効いた環境:冷えにより気血の流れが滞りやすくなり、筋肉の緊張や関節の痛みが増すことがあります。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
原因の捉え方 骨格の形状異常、筋肉のアンバランス、関節の変形など構造的な問題 気血の流れの滞り、経絡の不調、五臓(特に腎・脾・肝)の機能低下
診断方法 X線検査、視診・触診、歩行分析、関節可動域検査など 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、脈診、舌診など
治療アプローチ 理学療法、装具療法(インソールなど)、姿勢矯正、重度の場合は手術 鍼灸治療、推拿(すいな)、漢方薬、体質や証に合わせた養生法
治療の焦点 局所的な構造の矯正、筋力バランスの回復、関節の安定化 全身の気血のバランス調整、経絡の通りを回復、五臓六腑の機能向上
改善の期待値 成長期では矯正効果が期待できるが、成人では構造的改善は限定的 年齢に関わらず機能的改善を目指し、全身状態の向上により二次的な症状も改善
予防の考え方 適切な靴の選択、姿勢指導、筋力トレーニング、体重管理 気血の流れを良くする養生法、体質に合わせた食養生、季節に応じたケア
関連症状の見方 膝痛や腰痛など局所的な症状を個別に評価・治療 下肢の問題を全身の不調の一部として捉え、根本的な体質改善を目指す

西洋医学と東洋医学は異なるアプローチでO脚・X脚に対処しますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。

O脚・X脚を放置するリスク

O脚・X脚は単なる見た目の問題と軽視されがちですが、適切な対処をしないまま放置すると、長期的にさまざまな健康問題につながる可能性があります。

身体的リスク

  • 変形性膝関節症:脚のアライメント異常により、膝関節の一部に過度な負担がかかり、軟骨のすり減りが加速します。これにより、慢性的な痛みや関節の変形が進行する可能性があります。
  • 腰痛や骨盤の歪み:脚のアライメント異常は歩行パターンに影響し、骨盤のねじれや脊柱のアンバランスを引き起こします。これにより、腰痛や坐骨神経痛などの症状が現れることがあります。
  • 足部の問題:O脚・X脚は足の着地の仕方にも影響し、扁平足や外反母趾、足底筋膜炎などの足部の問題を引き起こす可能性があります。
  • 筋肉の不均衡と緊張:特定の筋肉に過度な負担がかかり、筋緊張や筋疲労が慢性化することがあります。これにより、筋肉の痛みやこりが生じやすくなります。
  • バランス能力の低下:脚のアライメント異常はバランス感覚にも影響し、転倒リスクが高まる可能性があります。特に高齢者では重要な問題となります。
  • 運動効率の低下:正常な脚のアライメントと比較して、運動効率が低下し、同じ活動でもより多くのエネルギーを消費することがあります。

精神的・社会的リスク

  • 自己肯定感の低下:外見に対する懸念から、自信の喪失や社会活動への参加を控えるようになることがあります。
  • 活動制限:痛みや不快感により、スポーツやレジャー活動、長時間の立ち仕事などを避けるようになり、生活の質が低下することがあります。
  • 慢性的な痛みによるストレス:長期間の痛みは精神的なストレスや不安、抑うつ症状を引き起こすことがあります。
  • ファッションの制約:脚のラインが気になり、着たい服やシューズを選べず、自己表現が制限されることがあります。

早期対処の重要性

O脚・X脚は、早期に適切な対処を行うことで改善の可能性が高まります。特に成長期の子どもでは、適切な介入により脚のアライメントが正常化する可能性が高いです。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 関節の変形や軟骨のすり減りを予防できる
  • 筋肉のバランスを早期に回復することで、二次的な問題の発生を防げる
  • 正しい歩行パターンや姿勢が身につきやすい
  • 痛みや不快感が慢性化する前に改善できる
  • 成長期に介入することで、成人後の問題を最小限に抑えられる

O脚・X脚が気になる場合は、「単なる見た目の問題」と軽視せず、専門家に相談することをおすすめします。当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的なアプローチで、O脚・X脚の改善をサポートしています。

当院のO脚・X脚施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチでO脚・X脚の改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、脚のアライメントの改善と根本的な体質改善を促進します。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:身体に負担の少ない施術で、下肢の経絡の流れを整えます。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 整体:骨盤や脊柱のバランスを整え、下半身のアライメントを改善します。
  • 経絡調整:O脚・X脚に関わる経絡(特に足の太陰脾経、足の少陽胆経など)の流れを整え、気血の巡りを改善します。
  • 姿勢指導:日常生活での立ち方や歩き方について、個別にアドバイスを行います。

施術の流れ

  1. 問診:症状や生活習慣、既往歴などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・望診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 脚のアライメント評価:立位や歩行時の脚の状態を観察し、アライメントの問題点を評価します。
  4. 整体施術:骨盤や脊柱、下肢のバランスを整える施術を行います。
  5. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  6. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

O脚・X脚に効果的なツボ

当院では手足のツボを中心に、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボで、下肢の気血の巡りを良くし、筋力を高める効果があります。
  • 三陰交(さんいんこう):足首の内側から指4本分上にあるツボで、足の太陰脾経、少陰腎経、厥陰肝経の交わる重要なポイントです。下肢のバランスを整える効果があります。
  • 陽陵泉(ようりょうせん):膝の外側のくぼみにあるツボで、足の少陽胆経上のポイントで、膝関節の安定性を高める効果があります。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、全身の気の流れを良くする効果があります。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。

O脚・X脚に関するよくある質問(FAQ)

Q: 大人になってからでもO脚・X脚は改善できますか?

成人してからのO脚・X脚も改善の余地はあります。成長期と比べると骨格の大きな変化は期待しにくいですが、筋肉のバランスや関節の機能改善、歩行パターンの修正などにより、見た目や機能面での改善が可能です。

東洋医学的なアプローチでは、年齢に関わらず気血の流れを改善し、経絡の通りを良くすることで、体全体のバランスを整えていきます。特に筋肉の緊張緩和や関節周囲の血行促進により、痛みの軽減や動作の改善が期待できます。

ただし、改善の程度は個人差が大きく、症状の程度や期間、年齢、生活習慣などによって異なります。継続的なケアと生活習慣の改善が重要です。

Q: O脚・X脚の改善には何回くらい通えばいいですか?

症状の程度や体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の症状:週1回の頻度で2〜3ヶ月程度
  • 中程度の症状:週1〜2回の頻度で3〜4ヶ月程度
  • 重度の症状:週2回から始めて、症状の改善に合わせて徐々に間隔を空けていく

初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。症状の改善に合わせて、徐々に通院間隔を広げていくことが一般的です。また、自宅でのエクササイズや姿勢改善の実践も、効果を高める重要な要素となります。

Q: 子どものO脚・X脚は治療した方がいいですか?

子どものO脚・X脚については、年齢や程度によって対応が異なります。発達段階によっては生理的なものとして自然に改善する場合もありますが、以下のような場合は専門家の評価を受けることをおすすめします:

  • 3歳以降も著しいO脚や7歳以降も著しいX脚が見られる場合
  • 片側だけがO脚やX脚になっている場合
  • 脚の変形に伴って痛みや機能障害がある場合
  • 歩き方に明らかな異常がある場合
  • 家族歴で骨格や関節の問題がある場合

成長期は骨格の形成に重要な時期であり、適切な介入により効果的に改善できる可能性が高いです。当院では、お子様の発達段階に合わせた優しい施術と、ご家庭でできるケア方法についてアドバイスしています。

Q: インソールはO脚・X脚に効果がありますか?

インソール(足底板)は、特に足部の問題(扁平足やアーチの低下など)が原因でO脚・X脚が生じている場合に効果的です。正しく設計されたインソールは以下のような効果が期待できます:

  • 足部のアーチをサポートし、足首の過度な内反や外反を防ぐ
  • 膝関節への負担を軽減し、正しいアライメントをサポートする
  • 歩行時の衝撃を吸収し、関節への負担を軽減する
  • 正しい歩行パターンを促進する

ただし、インソールだけではO脚・X脚の根本的な改善は難しい場合が多いです。筋力バランスの改善、関節の機能回復、全身の姿勢改善などを組み合わせた総合的なアプローチが重要です。当院では、必要に応じてインソールの使用をアドバイスするとともに、鍼灸や整体による根本的な体質改善を行います。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は激しい運動や長時間の立ち仕事を控えめにし、体を休めることをおすすめします
  • 十分な水分を摂取し、体内の循環を促進させましょう
  • 指導された自宅でのストレッチやエクササイズを継続的に行いましょう
  • 姿勢や歩き方に意識を向け、正しいアライメントを保つよう心がけましょう
  • 長時間の正座や、脚を組んで座るなどの姿勢は避けましょう

また、稀に施術後に一時的な違和感や軽い痛みを感じることがありますが、これは体が調整されていく過程で起こる「好転反応」の一種で、通常は24〜48時間以内に収まります。気になる症状がある場合は、遠慮なく院長にご相談ください。

O脚・X脚改善のための自宅でのセルフケア

O脚・X脚の改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と改善につながります。

筋力バランスを整えるエクササイズ

O脚向けエクササイズ

  • 内転筋ストレッチ:脚を大きく開いて座り、上体を前に倒して内ももを伸ばします。両側30秒間×3セット行いましょう。
  • 内転筋トレーニング:横向きに寝て、下側の脚を上に持ち上げる運動を行います。15回×3セット行いましょう。
  • 膝閉じスクワット:足を肩幅に開き、膝と膝の間にボールやクッションを挟んでスクワットを行います。10回×3セット行いましょう。

X脚向けエクササイズ

  • 外転筋ストレッチ:片脚を反対側の脚の上に乗せて座り、上体を前に倒して外ももを伸ばします。両側30秒間×3セット行いましょう。
  • 外転筋トレーニング:横向きに寝て、上側の脚を持ち上げる運動を行います。15回×3セット行いましょう。
  • ワイドスタンススクワット:足を肩幅より広く開き、つま先を外に向けてスクワットを行います。10回×3セット行いましょう。

共通のエクササイズ

  • バランストレーニング:片足立ちを30秒間×両足3セット行い、バランス能力を高めます。
  • 足指のエクササイズ:足の指でタオルをつかむ、足指を広げるなど、足部の筋力を高める運動を行います。
  • フォームローラー:太ももの外側や内側、ふくらはぎなどの筋肉を、フォームローラーでほぐします。

日常生活での姿勢改善

  • 立ち姿勢の意識:両足を平行に、肩幅程度に開いて立ちます。かかとに体重をかけ過ぎず、体重が足の中央にかかるようにします。
  • 歩き方の改善:歩く際は、足の親指と小指の付け根、かかとの3点に均等に体重をかけるようにします。大股で歩き過ぎないよう注意しましょう。
  • 座り方の工夫:長時間座る際は、足を組まず、両足を床にしっかりとつけます。椅子の高さを調整して、膝が90度になるようにしましょう。
  • 正座を避ける:長時間の正座は膝関節に負担をかけ、O脚の原因となることがあります。和式の場合は、あぐらや横座りを取り入れましょう。

靴と靴下の選び方

  • 適切なサイズと形:つま先に十分な余裕があり、足幅に合った靴を選びましょう。ヒールの高すぎる靴は避け、安定性のある靴を選ぶことが重要です。
  • アーチサポート:足のアーチをサポートするクッション性の良いインソールが入った靴が理想的です。必要に応じて、オーダーメイドのインソールを検討しましょう。
  • 靴の減り方のチェック:靴のソールの減り方をチェックし、片減りしている場合は早めに履き替えましょう。
  • 締め付けない靴下:きつすぎる靴下は血行を妨げ、足部のバランスにも影響します。適度な締め付けの靴下を選びましょう。

生活習慣の改善

  • 適度な運動:ウォーキングや水泳など、関節に優しい全身運動を定期的に行いましょう。
  • 体重管理:過度な体重は膝関節への負担を増加させます。適正体重の維持を心がけましょう。
  • バランスの良い食事:骨や筋肉の健康を支えるカルシウム、マグネシウム、ビタミンDなどの栄養素を十分に摂取しましょう。
  • 十分な水分摂取:関節の潤滑や筋肉の機能維持のため、水分をしっかり摂りましょう。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボです。下肢の筋力を高め、膝の安定性を向上させます。
  • 三陰交(さんいんこう):足首の内側から指4本分上にあるツボです。下肢の血行を促進し、浮腫みの改善に効果があります。
  • 陽陵泉(ようりょうせん):膝の外側のくぼみにあるツボです。膝関節の機能を高め、脚のバランスを整えます。
  • 承山(しょうざん):ふくらはぎの中央、アキレス腱の両側にあるくぼみにあるツボです。下肢の疲労回復や血行促進に効果があります。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、O脚・X脚の改善と再発防止につながります。無理なく続けられるものから始めて、徐々に習慣化していきましょう。

O脚・X脚のまとめと施術のご案内

O脚・X脚の要約

O脚・X脚は、単なる見た目の問題ではなく、歩行や姿勢にも影響を与え、放置すると膝関節や腰への負担が増え、痛みや変形を引き起こす可能性があります。西洋医学では骨格の構造的問題や筋肉のアンバランスに着目し、東洋医学では気血の流れの滞りや経絡の不調として捉えます。

早期に適切な対処を行うことで、特に成長期には大きな改善が期待できます。成人でも、筋力バランスの回復や関節機能の改善、歩行パターンの修正などにより、症状の緩和や進行予防が可能です。

O脚・X脚の改善には、専門的な施術と併せて、日常生活での姿勢改善、適切なエクササイズ、靴選びなども重要な要素となります。継続的なケアと生活習慣の改善により、長期的な改善と健康維持を目指しましょう。

当院のアプローチの特徴

当院では、O脚・X脚に対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った鍼灸治療と、体質に合わせた施術
  • 骨盤や脊柱のバランスを整える整体
  • 日常生活での姿勢改善や自宅でできるエクササイズの指導

多くの患者様から「歩くときの痛みが減った」「長時間立っていても膝が痛くなくなった」「脚のラインが改善した」「靴の減り方が均等になった」といったお声をいただいております。O脚・X脚でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

O脚・X脚の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

【住所】

567-0818
大阪府茨木市本町1-16本町8番館1階
(阪急茨木市駅から徒歩5分)

【お電話】

072-622ー0134

【受付時間】

月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

O脚・X脚は適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたのO脚・X脚の根本改善をサポートし、痛みのない快適な歩行と美しい脚のラインを取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 

恥骨の痛みでお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 妊娠中や産後に恥骨部分に痛みが出るようになった
  • 歩くときや階段の昇降時に恥骨が痛む
  • 起き上がりや寝返りをするときに恥骨周辺が痛む
  • 足を大きく開いたり、片足立ちをすると恥骨が痛む
  • スポーツ中や運動後に恥骨周辺に痛みを感じる
  • 恥骨から太ももの内側にかけて痛みやしびれがある

恥骨の痛みは、恥骨結合部やその周辺の筋肉、靭帯に炎症や負担がかかることで発生する症状です。特に妊娠中や産後の女性に多く見られますが、スポーツ選手や日常生活での姿勢の問題により男性にも起こることがあります。

この記事では、恥骨の痛みの原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのように恥骨の痛みを緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

西洋医学の視点から恥骨の痛みの原因とメカニズム

恥骨の痛みとは

西洋医学では、恥骨の痛みは「恥骨結合部の機能不全や炎症によって引き起こされる痛み」と定義されています。恥骨結合は左右の恥骨をつなぐ軟骨性の関節で、通常は非常に動きの少ない関節ですが、妊娠中のホルモンの影響や外傷により不安定になることがあります。

主な原因

  • 妊娠・出産関連:妊娠中に分泌されるリラキシンなどのホルモンにより靭帯が緩み、恥骨結合部が不安定になります。また、胎児の成長により骨盤への負荷が増加します。
  • スポーツ外傷:サッカー、ランニング、体操など、恥骨周辺に強い負荷がかかるスポーツで発生することがあります。
  • 筋肉の不均衡:腹筋、背筋、骨盤底筋群のバランスが崩れることで、恥骨結合部に過度な負担がかかります。
  • 姿勢の問題:骨盤の前傾や後傾、左右の歪みにより恥骨部分への負荷が増加します。
  • 外傷:転倒や交通事故などによる骨盤周辺への直接的な外力により損傷することがあります。
  • 感染症:稀に恥骨結合部の感染症(恥骨結合炎)により痛みが生じることがあります。

恥骨の痛みが発生するメカニズム

恥骨の痛みは以下のようなメカニズムで発生します:

  1. 妊娠中のホルモンの影響や外力により、恥骨結合部の軟骨や靭帯に炎症や微細損傷が生じます
  2. 恥骨結合部の不安定性により、周辺の筋肉(腹直筋、内転筋群、骨盤底筋)が過度に緊張します
  3. 筋肉の緊張により血流が悪化し、痛みを感じる侵害受容器が刺激されます
  4. 疼痛により動作を避けるようになると、さらに筋力低下や関節の可動域制限が生じ、症状が悪化する悪循環に陥ります
  5. 慢性化すると、中枢神経系での痛みの処理が変化し、軽微な刺激でも強い痛みを感じるようになることがあります

主な症状

  • 恥骨部の痛み:恥骨結合部を中心とした局所的な痛みで、触ると痛みが増すことがあります。
  • 放散痛:恥骨から太ももの内側、下腹部、腰部への痛みの放散が見られることがあります。
  • 歩行時痛:歩く際、特に足を前に出すときや階段昇降時に痛みが強くなります。
  • 起立・座位での痛み:立ち上がりや座るときに痛みが生じることがあります。
  • 寝返り時の痛み:夜間の寝返りや起き上がり時に強い痛みを感じることがあります。
  • 筋力低下:痛みにより活動量が減少し、骨盤周辺の筋力が低下することがあります。

西洋医学的なアプローチでは、安静、物理療法、運動療法、場合によっては薬物療法が用いられますが、根本的な改善には筋力強化と姿勢改善が重要とされています。

東洋医学の視点から恥骨の痛みの原因とメカニズム

東洋医学での恥骨の痛みの捉え方

東洋医学では、恥骨の痛みを「気血の滞り」や「経絡の不調」により起こる状態と捉えます。恥骨周辺は生殖器に関わる重要な部位であり、腎や肝の機能と密接に関連すると考えられています。特に妊娠・出産期は腎の精気が大きく消耗するため、この時期の恥骨の痛みは腎虚との関連が深いとされています。

関連する経絡

恥骨の痛みに特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 任脈(にんみゃく):身体の前面中央を通る経絡で、恥骨から生殖器、下腹部の機能に関わります。
  • 足の厥陰肝経(けついんかんけい):恥骨周辺を通り、生殖器機能や筋腱の働きに関連します。
  • 足の少陰腎経(しょういんじんけい):腎の機能を担う経絡で、骨や髄、生殖機能に関わります。
  • 足の太陰脾経(たいいんひけい):下腹部から恥骨周辺を通り、筋肉の働きや水分代謝に関連します。
  • 衝脈(しょうみゃく):下腹部の奇経八脈の一つで、生殖機能や血の巡りに関わります。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、恥骨の痛みを以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 腎虚(じんきょ)

特徴:妊娠・出産、加齢、過労により腎の精気が不足した状態です。
症状:恥骨周辺の鈍い痛み、腰痛、足腰のだるさ、頻尿、むくみ、疲れやすい、冷え症。
改善方法:腎を補う食材(黒ゴマ、クルミ、山芋など)や補腎の漢方薬、温める鍼灸治療が効果的です。

2. 肝鬱気滞(かんうつきたい)

特徴:ストレスや感情の抑制により肝の気の流れが滞った状態です。
症状:恥骨周辺の刺すような痛み、痛みの場所が移動する、イライラ、ため息、生理不順、胸の張り。
改善方法:肝の気の流れを改善する食材(柑橘類、香味野菜など)や疏肝解鬱の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

3. 血瘀(けつお)

特徴:血液の循環が悪くなり、血の滞りが生じた状態です。
症状:恥骨周辺の固定した刺すような痛み、夜間に痛みが増す、皮膚の色が暗い、生理時の血塊。
改善方法:血の流れを改善する食材(山査子、紅花茶など)や活血化瘀の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

4. 寒湿(かんしつ)

特徴:冷えと湿気が体内に侵入し、気血の流れを妨げている状態です。
症状:恥骨周辺の重だるい痛み、冷えると痛みが悪化、むくみ、下痢しやすい、関節の重い感じ。
改善方法:体を温め湿気を取り除く食材(生姜、シナモン、ハトムギなど)や温経散寒の漢方薬、温灸治療が効果的です。

5. 脾虚(ひきょ)

特徴:消化機能の低下により気血の生成が不足した状態です。
症状:恥骨周辺の鈍い痛み、疲れやすい、食欲不振、下痢しやすい、顔色が悪い、手足のむくみ。
改善方法:脾胃を補う食材(山芋、カボチャ、小豆など)や補気健脾の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、恥骨の痛みは主に以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 腎(じん):生殖機能や骨・髄を支配し、恥骨周辺の骨格や筋肉の健康に重要な役割を果たします。
  • 肝(かん):筋腱を支配し、気の流れを調整します。肝の機能低下は筋肉の緊張や痛みを引き起こします。
  • 脾(ひ):筋肉を支配し、水分代謝に関わります。脾の機能低下は筋力低下やむくみを引き起こします。
  • 心(しん):血液循環を支配し、恥骨周辺の血流に影響します。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化も恥骨の痛みに影響すると考えます:

  • :寒さにより腎の機能が低下しやすく、恥骨周辺の痛みが悪化しやすい季節です。
  • 梅雨時期:湿気により脾の機能が低下し、むくみや重だるい痛みが増すことがあります。
  • :肝の気が上昇する時期で、ストレスによる肝鬱気滞の症状が悪化しやすくなります。
  • 冷房の効いた環境:長時間の冷えにより寒湿が体内に侵入し、痛みが増すことがあります。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
原因の捉え方 恥骨結合部の機能不全、ホルモンの影響、筋肉の不均衡、外傷 気血の滞り、腎や肝の機能低下、経絡の不調
診断方法 X線検査、MRI、CT、理学的検査、触診 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、脈診、舌診
治療アプローチ 安静、物理療法、運動療法、薬物療法、場合によっては手術 鍼灸治療、漢方薬、推拿(すいな)、体質や証に合わせた養生法
治療の焦点 炎症の抑制、筋力強化、構造的安定性の回復 気血の流れの改善、腎肝の機能強化、体全体のバランス調整
妊娠期への対応 薬物療法に制限があり、主に物理療法や運動療法が中心 妊娠期に安全な鍼灸治療や食養生で対応可能
予防の考え方 筋力強化、姿勢改善、適切な体重管理 体質に合わせた養生法、腎肝の機能強化、未病の段階からの対応
再発予防 継続的な運動療法、生活習慣の改善 体質改善による根本的な再発予防、季節に合わせた養生

西洋医学と東洋医学は、それぞれ異なるアプローチで恥骨の痛みに対処しますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。

恥骨の痛みを放置するリスク

恥骨の痛みは「一時的なもの」と軽視されがちですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。

身体的リスク

  • 慢性疼痛への移行:急性の痛みが慢性化し、日常的に痛みを感じる状態になるリスクがあります。
  • 歩行障害:痛みにより正常な歩行が困難になり、跛行(びっこ)や歩行速度の低下が生じます。
  • 筋力低下:痛みを避けるために活動量が減ると、骨盤周辺の筋力が著しく低下します。
  • 姿勢の悪化:痛みをかばう姿勢を続けることで、骨盤の歪みや脊柱の変形が進行する可能性があります。
  • 他部位への影響:恥骨の痛みをかばうことで、腰痛、股関節痛、膝痛などの二次的な症状が出現することがあります。
  • 関節拘縮:長期間の痛みにより股関節や仙腸関節の可動域が制限される可能性があります。
  • 妊娠・出産への影響:女性の場合、将来の妊娠・出産時に症状が悪化するリスクがあります。

精神的・社会的リスク

  • 生活の質の低下:痛みにより日常生活動作が制限され、生活の質が大幅に低下します。
  • 睡眠障害:寝返りや起き上がり時の痛みにより、良質な睡眠がとれなくなります。
  • 不安とストレス:「いつまで痛みが続くのか」という不安や、活動制限によるストレスが増加します。
  • 社会活動への影響:仕事や家事、育児への影響により、社会的役割を果たすことが困難になることがあります。
  • 自己効力感の低下:「何をしても良くならない」という無力感から、自己肯定感が低下することがあります。
  • 人間関係への影響:痛みによるイライラや活動制限により、家族や友人との関係に支障をきたすことがあります。

早期対処の重要性

恥骨の痛みは、早期に適切な対処を行うことで改善の可能性が高まります。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 炎症が慢性化する前に改善できる
  • 筋力低下や関節拘縮を予防できる
  • 代償的な姿勢変化による二次的症状を予防できる
  • 日常生活への影響を最小限に抑えられる
  • 治療期間を短縮できる可能性がある
  • 将来の妊娠・出産時のリスクを軽減できる

恥骨周辺の痛みや違和感を感じたら、「そのうち良くなる」と放置せず、早めに専門家に相談することをおすすめします。

当院の恥骨の痛み施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチで恥骨の痛みの根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、痛みの軽減と機能回復を促進します。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:身体に負担の少ない施術で、初めての方でも安心して受けられます。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 妊娠期にも安全な施術:妊娠中の恥骨の痛みにも対応できる安全な鍼灸治療を提供します。
  • 骨盤調整:骨盤の歪みや不安定性を改善する優しい整体施術を行います。
  • 全身調整:恥骨の痛みの原因となる全身のバランスを整え、根本的な改善を目指します。

施術の流れ

  1. 問診:恥骨の痛みの症状や生活習慣、既往歴などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・腹診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:必要に応じて、骨盤や全身のバランスを整える優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに優しく鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

恥骨の痛みに効果的なツボ

当院では以下のようなツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、婦人科系の症状全般に効果があります。
  • 太渓(たいけい):足の内くるぶしの後ろのくぼみにあるツボで、腎の機能を高め、骨盤周辺の痛みを改善します。
  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボで、全身の気を補い、疲労回復に効果があります。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、全身の気の流れを調整します。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。

恥骨の痛みに関するよくある質問(FAQ)

Q: 恥骨の痛みの改善には何回くらい通えばいいですか?

症状の程度や期間、体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 急性期(発症から1ヶ月以内):週2回の頻度で1〜2ヶ月
  • 慢性期(発症から3ヶ月以上):週1〜2回の頻度で2〜3ヶ月
  • 妊娠中の症状:週1回の頻度で症状の改善まで継続

初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。症状の改善に合わせて、徐々に通院間隔を広げていくことが一般的です。継続的な施術により、根本的な体質改善を目指します。

Q: 妊娠中でも施術を受けることができますか?

はい、妊娠中でも安全に施術を受けることができます。当院では、妊娠期の恥骨の痛みに対して以下のような安全な施術を行っています:

  • 妊娠期に禁忌とされるツボを避けた安全な鍼灸治療
  • うつ伏せにならない、側臥位での優しい施術
  • お腹に負担をかけない骨盤調整
  • 妊娠期の体質変化に合わせた個別的なアプローチ

妊娠中の恥骨の痛みは、胎児の成長とともに悪化することが多いため、早期の対処が重要です。施術前には必ず現在の妊娠週数や体調についてお聞きし、最も安全で効果的な施術を提供いたします。

Q: 恥骨の痛みと腰痛は関係がありますか?

はい、恥骨の痛みと腰痛には密接な関係があります。以下のような関連性があります:

  • 骨盤帯痛症候群:恥骨の痛みは骨盤帯痛症候群の一部として、腰痛や仙腸関節痛と同時に現れることがあります
  • 代償的な動作:恥骨の痛みをかばうような歩き方や姿勢により、腰部に負担がかかり腰痛が発生します
  • 筋肉の連鎖:恥骨周辺の筋肉と腰部の筋肉は機能的に関連しており、一方の問題が他方に影響します
  • 骨盤の不安定性:恥骨結合部の不安定性は、腰椎や仙腸関節にも影響を与えます

当院では、恥骨の痛みと腰痛を関連する症状として捉え、骨盤全体のバランスを整える施術を行います。単独の症状を治療するのではなく、全身のバランスを考慮した根本的な改善を目指します。

Q: 恥骨の痛みがある時に避けるべき動作はありますか?

恥骨の痛みがある時は、以下のような動作を避けることで症状の悪化を防ぐことができます:

  • 片足立ちになる動作:階段昇降、ズボンの着脱、靴下の着脱など
  • 足を大きく開く動作:跨ぐ、あぐらをかく、足を組むなど
  • 重いものを持ち上げる動作:腹圧がかかり恥骨への負担が増します
  • 急激な方向転換:スポーツや歩行時の急な方向転換
  • 長時間の同一姿勢:長時間の立位や座位

これらの動作を行う際は、両足に均等に体重をかける、手すりを使用する、膝を曲げて物を持ち上げるなどの工夫をしましょう。当院では、日常生活での注意点について詳しくアドバイスいたします。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は激しい運動や長時間の歩行を避ける
  • 十分な水分を摂取し、体内の循環を促進させる
  • 恥骨周辺を冷やさないよう注意し、必要に応じて温める
  • 指導された姿勢や動作の注意点を守る
  • 十分な睡眠と休息を取る

また、稀に施術後に一時的に症状が変化することがありますが、これは体が調整されていく過程で起こる好転反応の一種です。通常は24〜48時間以内に収まりますが、気になる症状がある場合は院長にご相談ください。

恥骨の痛み改善のための自宅でのセルフケア

恥骨の痛みの改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と再発防止につながります。

姿勢の意識

  • 立位姿勢:両足に均等に体重をかけ、骨盤を正しい位置に保ちます。反り腰や猫背にならないよう注意しましょう。
  • 座位姿勢:深く腰掛け、背もたれを利用して腰椎の自然なカーブを保ちます。足は床にしっかりとつけましょう。
  • 歩行姿勢:小幅で歩き、急激な方向転換を避けます。階段は一段ずつゆっくりと昇降しましょう。
  • 寝る姿勢:横向きで寝る際は膝の間にクッションを挟み、仰向けの場合は膝の下にクッションを置くと楽になります。

簡単ストレッチ

  • 骨盤傾斜運動:仰向けに寝て膝を立て、腰を床に押し付けるように骨盤を後傾させます。5秒間キープを10回繰り返します。
  • 内転筋ストレッチ:座った状態で足裏を合わせ、膝を軽く床に近づけます。無理をせず、痛みの出ない範囲で行いましょう。
  • 股関節屈筋ストレッチ:片膝を床につき、もう一方の足を前に出してゆっくりと体重をかけます。左右30秒ずつ行います。
  • 膝抱えストレッチ:仰向けに寝て片膝を胸に引き寄せます。30秒間キープし、左右交互に行います。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。婦人科系の症状全般に効果があります。
  • 太渓(たいけい):足の内くるぶしの後ろのくぼみにあるツボです。腎の機能を高め、骨盤周辺の痛みを和らげます。
  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボです。全身の気を補い、疲労回復に効果があります。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の付け根にあるツボです。全身の気の流れを良くし、痛みの緩和に効果があります。

温熱療法

  • 湯船にゆっくり浸かる:38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分浸かることで、骨盤周辺の血流を改善します。
  • 湯たんぽ・カイロの使用:腰やお腹に湯たんぽやカイロを当てて温めることで、筋肉の緊張を和らげます。
  • 足湯:足首まで温かいお湯に浸けることで、下半身の血行を促進します。
  • 蒸しタオル:温かい蒸しタオルを恥骨周辺(直接ではなく下着の上から)に当てて温めます。

生活習慣の改善

  • 食事の改善:抗炎症作用のある食材(青魚、緑黄色野菜、ナッツ類など)を積極的に摂り、糖質や揚げ物、甘い物は控えめにしましょう。
  • 水分摂取:十分な水分を摂ることで、体内の循環を促進し、老廃物の排出を促します。
  • 規則正しい睡眠:7〜8時間の質の良い睡眠を心がけ、体の回復を促進します。
  • ストレス管理:深呼吸、瞑想、軽い運動などでストレスを軽減し、筋肉の緊張を和らげます。
  • 適度な運動:水中ウォーキングやヨガなど、関節に負担の少ない運動を無理のない範囲で行います。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、恥骨の痛みの改善と再発防止につながります。無理なく続けられる方法から始めて、徐々に習慣化していきましょう。

恥骨の痛みのまとめと施術のご案内

恥骨の痛みの要約

恥骨の痛みは、恥骨結合部やその周辺の筋肉、靭帯に炎症や負担がかかることで発生する症状です。特に妊娠中や産後の女性に多く見られますが、スポーツ選手や日常的な姿勢の問題により男性にも起こることがあります。

西洋医学では恥骨結合部の機能不全や筋肉の不均衡に着目し、東洋医学では気血の滞りや腎肝の機能低下と捉えて治療にあたります。どちらのアプローチも長所があり、当院ではこれらを組み合わせた総合的な治療を提供しています。

恥骨の痛みは早期に適切な対処を行うことで、多くの場合改善が期待できます。しかし、治療だけでなく、日常生活での姿勢改善、適切な動作方法、セルフケアなども重要です。当院では、施術と生活指導の両面からサポートし、根本的な改善と再発防止を目指しています。

当院のアプローチの特徴

当院では、恥骨の痛みに対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 妊娠期にも安全な手足のツボを使った鍼灸治療
  • 骨盤の調整と全身のバランスを整える優しい整体
  • 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善と再発防止を目指した施術

多くの患者様から「恥骨の痛みが軽減した」「歩くのが楽になった」「寝返りが痛くなくなった」「妊娠中も安心して治療を受けられた」といったお声をいただいております。恥骨の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

恥骨の痛みの症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

【住所】

567-0818
大阪府茨木市本町1-16本町8番館1階
(阪急茨木市駅から徒歩5分)

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【受付時間】

月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

恥骨の痛みは適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたの恥骨の痛みの根本改善をサポートし、健やかな日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 6600円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

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