巻き肩

 

茨木市で巻き肩でお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 肩が前に丸まって背中が丸くなっている
  • 肩こりや首こりが慢性的に続いている
  • 胸が圧迫されて呼吸が浅くなった感じがする
  • デスクワークやスマホを使った後に肩が前に突き出る
  • 背中が丸くなって姿勢が悪いと指摘される
  • 服を着た時にシルエットが気になる

巻き肩は、肩が本来の位置より前方に巻き込んだ状態のことで、現代人に非常に多く見られる姿勢の問題です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、日常生活での前かがみの姿勢が続くことで、胸部の筋肉が短縮し、背部の筋肉が弱化することが主な巻き肩の原因となります。

この記事では、巻き肩の原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な巻き肩の改善方法についてご紹介します。当院の巻き肩治療がどのように症状を緩和するのか、また自宅でできる巻き肩のストレッチやセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

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西洋医学の視点から巻き肩の原因とメカニズム

巻き肩とは

西洋医学では、巻き肩は「肩甲骨が外転・前傾し、上腕骨頭が前方に位置している状態」と定義されています。正常な肩の位置では、肩甲骨は背中にしっかりと安定し、上腕骨は肩甲骨のくぼみ(関節窩)にバランス良く収まっていますが、巻き肩では肩甲骨が外側に開き前に傾き、腕が内側に回旋した状態になります。

主な原因

  • 不良姿勢の継続:長時間のデスクワーク、スマートフォンやタブレットの使用、読書など、前かがみの姿勢を長時間続けることが最大の巻き肩の原因です。
  • 胸部筋肉の短縮:大胸筋や小胸筋などの胸部の筋肉が緊張し短縮することで、肩が前方に引っ張られます。
  • 背部筋肉の弱化:僧帽筋中部・下部線維や菱形筋などの背中の筋肉が弱くなり、肩甲骨を適切な位置に保持できなくなります。
  • 呼吸パターンの変化:浅い胸式呼吸が続くことで、呼吸補助筋が緊張し、肩の位置に影響を与えます。
  • 生活習慣:運動不足、一方向の動作の反復(携帯電話の操作、パソコン作業)、重いバッグを片方の肩で持つ習慣などが要因となります。
  • 心理的要因:ストレスや緊張により肩をすくめる動作が増え、肩の位置が変化することがあります。

巻き肩が発生するメカニズム

巻き肩は以下のようなメカニズムで発生します:

  1. 長時間の前かがみの姿勢により、胸部の筋肉(大胸筋、小胸筋、前鋸筋)が持続的に短縮した状態になります。
  2. 同時に、背中の筋肉(僧帽筋中下部、菱形筋、後部三角筋)が引き伸ばされ続けることで弱化します。
  3. この筋肉のアンバランスにより、肩甲骨が外転(外側に開く)・前傾し、上腕骨が内旋(内側に回る)した状態になります。
  4. 肩関節の可動域が制限され、特に外旋(外側に回す)動作が困難になります。
  5. 胸郭の動きも制限され、呼吸機能の低下や肋間筋の緊張が生じます。
  6. 頭部も前方に移動し、頸部への負担が増加します(フォワードヘッドポスチャー)。

主な症状

  • 肩こり・首こり:筋肉のアンバランスにより、首や肩の筋肉に過度な負担がかかり、慢性的なこりや痛みが発生します。
  • 呼吸の浅化:胸郭の動きが制限されることで、深い呼吸が困難になり、慢性的な酸素不足状態になることがあります。
  • 頭痛:頸部の筋緊張により、緊張型頭痛が起こりやすくなります。
  • 胸部の圧迫感:胸部筋肉の短縮により、胸が圧迫されるような感覚を覚えることがあります。
  • 腕や手のしびれ:胸郭出口症候群により、腕や手にしびれや痛みが生じることがあります。
  • 疲労感:不良姿勢により効率的な身体機能が阻害され、全身の疲労感が増加します。
  • 見た目の変化:猫背や肩の位置の変化により、姿勢が悪く見え、スタイルにも影響します。

西洋医学的なアプローチでは、理学療法、運動療法、姿勢改善指導などが巻き肩治療の中心となります。特に胸部筋肉のストレッチと背部筋肉の強化を組み合わせた包括的なアプローチが重要とされています。

東洋医学の視点から巻き肩の原因とメカニズム

東洋医学での巻き肩の捉え方

東洋医学では、巻き肩を「肩背強急(けんはいきょうきゅう)」や「胸中痞塞(きょうちゅうひそく)」などと表現し、「気血の滞り」や「経絡の不調」により起こる状態と捉えます。特に胸部の気の停滞と背部の気血不足が組み合わさることで、肩が前方に巻き込む状態が生じると考えられています。

関連する経絡

巻き肩に特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 手の太陰肺経(たいいんはいけい):胸部から腕にかけて流れる経絡で、呼吸機能と密接に関わり、胸郭の動きに影響します。
  • 手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい):胸部の中央を通る経絡で、胸の圧迫感や心理的ストレスと関連します。
  • 足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい):背中を縦に流れる経絡で、背部筋肉の機能と関連します。
  • 手の太陽小腸経(たいようしょうちょうけい):肩甲骨周辺を通る経絡で、肩甲骨の安定性に関わります。
  • 手の陽明大腸経(ようめいだいちょうけい):手から肩、首を通る経絡で、肩の動きと姿勢に関連します。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、巻き肩を以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 肝気鬱結(かんきうっけつ)

特徴:精神的ストレスや長時間の緊張により、肝の気の流れが滞った状態です。
症状:肩が前に巻き込み、胸の張りや圧迫感、イライラしやすい、ストレスで症状が悪化する、ため息が多い。
改善方法:肝の気の流れを促す疏肝理気の治療が効果的です。

2. 気滞血瘀(きたいけつお)

特徴:長期間の不良姿勢により、気の流れが滞り、血液循環も悪化した状態です。
症状:肩や背中に固定的な痛みやこり、症状の場所が変わらない、夜間に痛みが増す、肌の色がくすんで見える。
改善方法:気血の流れを改善する行気活血の治療が効果的です。

3. 脾気虚(ひききょ)

特徴:消化機能の低下により筋肉を養う力が不足し、姿勢を維持する筋力が低下した状態です。
症状:肩の筋力不足、疲れやすい、食欲不振、軟便、午後の疲労感、姿勢を保持するのが辛い。
改善方法:脾の機能を高める健脾益気の治療が効果的です。

4. 腎陽虚(じんようきょ)

特徴:体を温める力が不足し、筋肉や骨格を支える力が弱くなった状態です。
症状:冷えやすい体質、腰や背中の冷感、筋力低下、関節の動きが悪い、疲労感。
改善方法:腎陽を温める温腎壮陽の治療が効果的です。

5. 肺気虚(はいききょ)

特徴:呼吸機能の低下により、胸郭の動きが制限された状態です。
症状:呼吸が浅い、息切れしやすい、声が弱い、胸部の圧迫感、風邪をひきやすい。
改善方法:肺の機能を高める補肺益気の治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、巻き肩は以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 肺(はい):呼吸を司り、胸郭の動きを調整します。肺の機能低下は胸部の圧迫感や呼吸の浅化につながります。
  • 肝(かん):筋肉や腱の働きを調整し、ストレスの影響を受けやすく、肝の機能低下は筋緊張や姿勢の悪化を引き起こします。
  • 脾(ひ):筋肉を養う栄養を生成し、脾の機能低下は筋力の低下や姿勢維持困難につながります。
  • 腎(じん):骨や髄を支配し、成長・発育・老化に関わり、腎の機能低下は骨格の支持力低下を招きます。
  • 心(しん):血液循環を調整し、心の機能低下は筋肉への栄養供給不足を引き起こします。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化も巻き肩の症状に影響すると考えます:

  • :肝の気が上昇する季節で、ストレスによる肩の緊張が強くなりやすい時期です。
  • :暑さにより心の負担が増し、血液循環の不調から肩の症状が現れやすくなります。
  • 梅雨・湿度の高い時期:湿気が体内に入り込み、脾の機能を低下させ、筋肉の重だるさが増します。
  • 秋・冬:乾燥や寒さにより肺や腎の機能が低下し、胸郭の動きや筋力に影響を与えます。
  • 冷房環境:長時間の冷房により、気血の流れが悪くなり、肩や背中の症状が悪化しやすくなります。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
病名・呼称 巻き肩、肩甲骨外転症候群、フォワードヘッドポスチャー 肩背強急(けんはいきょうきゅう)、胸中痞塞(きょうちゅうひそく)
原因の捉え方 筋肉の不均衡、不良姿勢、胸部筋肉の短縮、背部筋肉の弱化 気血の滞り、経絡の不調、五臓(特に肝・肺・脾)の機能失調
診断方法 姿勢分析、筋力テスト、可動域検査、X線検査 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、脈診、舌診
治療アプローチ 理学療法、運動療法、ストレッチ、筋力トレーニング、姿勢改善指導 鍼灸治療、漢方薬、推拿(すいな)、体質や証に合わせた養生法
治療の焦点 筋肉バランスの是正、正しい姿勢の獲得、機能改善 気血の流れの改善、経絡の調整、体全体のバランスを整える
予防方法 正しい姿勢の維持、定期的なストレッチ、筋力トレーニング 気血の流れを良くする養生法、体質に合わせた食養生、適度な運動
合併症の見方 胸郭出口症候群、頸椎症、呼吸機能低下との関連 気血の滞りが長期化することによる様々な機能異常との関連
時間的視点 筋力トレーニングや姿勢改善には時間がかかる 気血の流れの改善は比較的早く、根本的な体質改善には継続が必要

西洋医学と東洋医学はそれぞれ異なる視点から巻き肩にアプローチしますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な巻き肩治療を提供しています。

巻き肩を放置するリスク

巻き肩は「見た目の問題」と軽視されがちですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な健康問題につながる可能性があります。

身体的リスク

  • 呼吸機能の低下:胸郭の動きが制限されることで、肺活量の低下や酸素取り込み量の減少が起こり、慢性的な疲労感につながります。
  • 胸郭出口症候群:肩甲骨の位置異常により、血管や神経が圧迫され、腕や手のしびれ、痛み、冷感が生じる可能性があります。
  • 慢性的な肩こり・首こり:筋肉のアンバランスが長期化し、頑固な肩こりや首こりが慢性化します。
  • 頸椎への負担増加:頭部が前方に移動することで、頸椎への負担が増し、頸椎症やヘルニアのリスクが高まります。
  • 肩関節可動域の制限:肩甲骨の動きが悪くなることで、肩の可動域が狭くなり、日常動作に支障をきたすことがあります。
  • 腰痛の誘発:上半身のバランスが崩れることで、腰部への負担が増し、腰痛を引き起こすことがあります。
  • 循環機能の低下:胸部の圧迫により血液やリンパの流れが悪くなり、むくみや冷えの原因となります。

精神的・社会的リスク

  • 自己肯定感の低下:姿勢の悪化により、自分の見た目に自信を失い、自己肯定感が低下することがあります。
  • 精神的ストレスの増加:慢性的な痛みや不調により、イライラや不安感が増加します。
  • 集中力の低下:肩や首の不調により、仕事や勉強への集中力が低下することがあります。
  • 社交活動への影響:姿勢の悪化により、人前に出ることを避けるようになり、社交活動が制限されることがあります。
  • 睡眠の質の低下:肩や首の痛み、呼吸の浅化により、良質な睡眠が妨げられることがあります。

早期対処の重要性

巻き肩は、早期に適切な対処を行うことで改善の可能性が高まります。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 筋肉の短縮や弱化が進行する前に改善できる
  • 関節可動域の制限が固定化する前に対処できる
  • 二次的な合併症(胸郭出口症候群など)のリスクを減らせる
  • 日常生活や仕事への影響を最小限に抑えられる
  • 改善に要する期間が短くなる可能性がある

肩が前に巻き込む、肩こりや首こり、胸の圧迫感などの症状が現れたら、「単なる姿勢の問題」と軽視せず、専門家に相談することをおすすめします。当院では、巻き肩の早期発見・早期治療を重視しています。

当院の巻き肩施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチで巻き肩の根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、肩甲骨の正しい位置の回復と筋肉バランスの調整を促進します。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:肩から離れた部位のツボを使うことで、身体に負担の少ない施術を実現します。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 整体:短縮した胸部筋肉を緩め、弱化した背部筋肉の機能回復を図る優しい整体施術を行います。
  • 呼吸機能の改善:胸郭の動きを改善し、深い呼吸ができるよう調整します。
  • 姿勢指導とエクササイズ:日常生活での正しい姿勢や、自宅でできるエクササイズについて指導します。

施術の流れ

  1. 問診:巻き肩の症状や生活習慣、既往歴などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・望診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:肩甲骨周辺の筋肉バランスを整える優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

巻き肩に効果的なツボ

当院では以下のようなツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 太淵(たいえん):手首の内側にあるツボで、肺経の要穴として呼吸機能を改善し、胸部の気の流れを良くします。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分上にあるツボで、心包経のツボとして胸部の緊張を緩和します。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の間にあるツボで、大腸経のツボとして肩の動きを改善します。
  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボで、全身の気を補い、筋力向上に効果があります。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の間にあるツボで、肝経のツボとして筋肉の緊張を和らげます。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。

巻き肩に関するよくある質問(FAQ)

Q: 巻き肩は完全に治りますか?

巻き肩の改善度合いは、症状の程度や期間、年齢、生活習慣などによって個人差があります。多くの場合、適切な治療と生活習慣の改善により、症状は大幅に軽減し、正しい肩の位置を取り戻すことが可能です。

特に初期の段階や軽度の巻き肩であれば、改善の可能性は非常に高いです。ただし、長期間放置されたケースや、筋肉の短縮や関節の拘縮が進行している場合は、完全な回復に時間がかかることもあります。重要なのは、症状に気づいたら早めに対処し、適切な治療と自己ケアを継続することです。

Q: 巻き肩の治療は何回くらい通えばいいですか?

症状の程度や体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の巻き肩:週1回の頻度で1〜2ヶ月程度
  • 中程度の巻き肩:週1〜2回の頻度で2〜3ヶ月程度
  • 重度の巻き肩:週2回から始めて、症状の改善に合わせて徐々に間隔を空けていく

初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。症状の改善に合わせて、徐々に通院間隔を広げていくことが一般的です。また、症状が改善した後も、定期的なメンテナンス(月1回程度)を受けることで、再発予防につながります。

Q: デスクワーク中心の生活ですが、予防方法はありますか?

デスクワーク中心の生活では、以下のような予防方法が効果的です:

  • 正しい座り方:背筋を伸ばし、肩甲骨を軽く寄せた状態で座りましょう。モニターは目線の高さに合わせ、キーボードは肘が90度になる高さに設置します。
  • 定期的な休憩とストレッチ:1時間に5分程度は席を立ち、胸を開くストレッチや肩甲骨を動かすエクササイズを行いましょう。
  • 巻き肩のストレッチ:壁に手をついて胸の筋肉を伸ばすストレッチを定期的に行いましょう。
  • 人間工学に基づいた環境整備:適切な椅子やデスクの高さ、照明などの作業環境を整えましょう。

当院では、個々の職場環境に合わせた具体的な予防方法もアドバイスしていますので、お気軽にご相談ください。

Q: 巻き肩と呼吸の関係はありますか?

はい、巻き肩と呼吸には密接な関係があります。巻き肩の状態では以下のような呼吸への影響が生じます:

  • 胸郭の動きが制限され、深い呼吸が困難になります
  • 横隔膜の動きが悪くなり、浅い胸式呼吸が主体になります
  • 肺活量が低下し、酸素の取り込み量が減少します
  • 呼吸補助筋が過度に働き、肩や首のこりが増強します

当院の施術では、巻き肩の改善と同時に、胸郭の動きを回復させ、深い腹式呼吸ができるよう調整します。正しい呼吸が身につくと、巻き肩の改善効果も高まります。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は激しい運動や長時間のデスクワークを控えめにしましょう
  • 十分な水分を摂取し、体内の循環を促進させましょう
  • 指導された姿勢を意識し、正しい座り方や立ち方を心がけましょう
  • 教えられたストレッチやエクササイズを継続的に行いましょう
  • 睡眠時の姿勢にも注意し、適切な枕の高さを保ちましょう

また、施術後に一時的な筋肉の緩みや軽い違和感を感じることがありますが、これは体が正しい位置に戻ろうとする過程で起こる自然な反応です。通常は24〜48時間以内に落ち着きます。気になる症状がある場合は、遠慮なく院長にご相談ください。

巻き肩改善のための自宅でのセルフケア

巻き肩の改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と再発防止につながります。

姿勢の意識

  • 壁を使った姿勢チェック:壁に後頭部、肩甲骨、お尻、かかとをつけて立つ正しい姿勢を覚え、日常的に意識しましょう。
  • 肩甲骨を寄せる意識:デスクワーク中も定期的に肩甲骨を軽く寄せ、胸を開く姿勢を心がけましょう。
  • 深呼吸の習慣:1日数回、意識的に深い腹式呼吸を行い、胸郭の動きを維持しましょう。
  • 鏡での姿勢確認:横から見た姿勢を鏡で確認し、肩の位置をチェックする習慣をつけましょう。

巻き肩のストレッチ

  • ドアフレームストレッチ:ドアフレームに手をつき、胸の筋肉をゆっくりと伸ばします。30秒を3セット行いましょう。
  • タオルストレッチ:タオルの両端を持ち、後ろから前に腕を回して肩甲骨の動きを改善します。
  • 猫のポーズ:四つん這いになり、背中を丸めたり反らしたりして胸椎の動きを改善します。
  • 胸開きストレッチ:両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せながら胸を開くストレッチを行います。

簡単ストレッチ

  • 肩甲骨回し:両肩を後ろから前に、前から後ろに大きく回し、肩甲骨周辺の血流を改善します。
  • 首のストレッチ:首を左右にゆっくり倒し、側面の筋肉を伸ばします。
  • 背中の筋力強化:うつ伏せになり、胸を床から軽く浮かせて背筋を鍛えます。
  • 腹筋強化:体幹を安定させるため、適度な腹筋運動を取り入れましょう。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 太淵(たいえん):手首の内側のくぼみにあるツボです。呼吸機能を改善し、胸部の緊張を和らげます。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分上にあるツボです。胸部の圧迫感や精神的緊張を緩和します。
  • 合谷(ごうこく):親指と人差し指の付け根にあるツボです。肩の動きを改善し、全身の気の流れを良くします。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の間にあるツボです。筋肉の緊張を和らげ、ストレスを軽減します。

温熱療法

  • 入浴での温め:ぬるめの湯船にゆっくり浸かり、肩や胸部の筋肉を温めて血流を改善しましょう。
  • 蒸しタオル:蒸しタオルを肩や胸部に当てて、筋肉の緊張を和らげます。
  • ホットパック:市販のホットパックを活用して、肩甲骨周辺を温めましょう。

生活習慣の改善

  • 少食:食べ過ぎは消化器官に負担をかけ、全身の姿勢にも影響します。腹八分目を心がけましょう。
  • お肉や揚げ物を控える:重い食べ物は消化に負担をかけ、体の緊張を高めることがあります。
  • 甘い物を控える:糖分の過剰摂取は血糖値の乱高下を起こし、体の緊張状態を引き起こすことがあります。
  • 適度な運動:軽いウォーキングやヨガなど、全身の血流を改善する運動を取り入れましょう。
  • 十分な睡眠:質の良い睡眠は筋肉の回復と姿勢の改善に重要です。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、巻き肩の改善と再発防止につながります。無理なく続けられるものから始めて、徐々に習慣化していきましょう。

巻き肩のまとめと施術のご案内

巻き肩の要約

巻き肩は、肩が本来の位置より前方に巻き込んだ状態で、現代人に非常に多く見られる姿勢の問題です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などが主な巻き肩の原因となり、放置すると肩こり、呼吸機能の低下、頭痛など様々な症状を引き起こします。

西洋医学では筋肉のアンバランスや関節の位置異常に着目し、東洋医学では気血の滞りや経絡の不調と捉えて巻き肩治療にあたります。どちらのアプローチも長所があり、当院ではこれらを組み合わせた総合的な治療を提供しています。

巻き肩は早期に適切な対処を行うことで、多くの場合改善が期待できます。しかし、治療だけでなく、日常生活での姿勢改善や適切な巻き肩のストレッチ、職場環境の整備なども重要です。当院では、施術と生活指導の両面からサポートし、根本的な巻き肩の改善と再発防止を目指しています。

当院のアプローチの特徴

当院では、巻き肩に対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った鍼灸治療と、体質に合わせた施術
  • 原因となる生活習慣や職場環境に関する具体的なアドバイス
  • 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善と再発防止を目指した施術

多くの患者様から「肩の位置が正しくなった」「肩こりが軽減した」「呼吸が楽になった」「姿勢が良くなった」といったお声をいただいております。巻き肩でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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巻き肩の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

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月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

巻き肩は現代生活で非常に増えている症状です。正しい知識と適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたの巻き肩の根本改善をサポートし、健やかな日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 6600円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

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