反り腰
茨木市で反り腰でお悩みの方へ
こんなお悩みはありませんか?
- 腰が反り過ぎていて、長時間立っていると腰痛が起こる
- お腹がぽっこり出て、下腹部の張りを感じる
- 太ももの前側が硬く、股関節の動きが悪い
- 壁に背中をつけて立つと、腰のすき間が手のひら以上空いてしまう
- 仰向けで寝ると腰が浮いて痛みを感じる
- 反り腰が原因で姿勢が悪く見えることが気になる
反り腰は、腰椎(腰の骨)が正常より過度に前方にカーブした状態で、現代人に非常に多く見られる姿勢の問題です。デスクワークやヒールの多用、筋力不足などが原因となり、腰痛や股関節の硬さ、ぽっこりお腹などの様々な症状を引き起こします。
この記事では、反り腰の原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。
西洋医学の視点から反り腰の原因とメカニズム
反り腰とは
西洋医学では、反り腰は「腰椎前弯の増強」または「過前弯」と呼ばれ、腰椎の正常な前方への湾曲が過度に増加した状態と定義されています。正常な腰椎は前方に約40-60度の生理的前弯を持っていますが、反り腰ではこの角度が大きくなり、腰部に過度な負担がかかる状態になります。
主な原因
- 筋力の不均衡:腹筋群の弱化と腰部脊柱起立筋の過緊張、臀筋の弱化と腸腰筋の短縮により、骨盤の前傾が増加し反り腰となります。
- 骨盤の前傾:股関節屈筋群(特に腸腰筋)の短縮や大臀筋の弱化により、骨盤が前方に傾斜し、腰椎の前弯が増強されます。
- 姿勢習慣:ハイヒールの常用、長時間のデスクワーク、妊娠中の姿勢変化などが反り腰の原因となります。
- 体重増加:腹部の重量増加により重心が前方に移動し、バランスを取るために腰部が反る姿勢になります。
- 胸椎後弯の増加:猫背などの上部の姿勢不良により、代償的に腰椎の前弯が増加することがあります。
- 先天的要因:腰椎の形状や骨盤の形態による先天的な反り腰の傾向があります。
反り腰が発生するメカニズム
反り腰は以下のようなメカニズムで発生し、症状が現れます:
- 長時間の座位や不適切な姿勢により、腸腰筋や大腿四頭筋が短縮し、股関節の伸展制限が生じます
- 同時に、腹筋群と臀筋群の筋力低下が起こり、骨盤を正常な位置に保持する力が弱くなります
- この筋力不均衡により骨盤が前傾し、それに伴って腰椎の前弯が増強されます
- 過度な前弯により腰椎の後方要素(椎間関節、棘突起など)に圧迫力が増加し、腰痛の原因となります
- さらに、腰部脊柱起立筋の過度な緊張により筋疲労や血行不良が生じ、慢性的な腰痛を引き起こします
- 股関節の動きの制限により、日常動作での代償パターンが生じ、他の部位にも負担をかけることになります
主な症状
- 腰痛:特に腰椎の下部(L4-L5、L5-S1)の関節や筋肉に痛みが生じやすくなります。
- 股関節の硬さ:腸腰筋の短縮により股関節の伸展制限が生じ、歩行や階段昇降に影響が出ます。
- 下腹部のぽっこり:骨盤前傾により内臓が前方に押し出され、腹部が突出した外観になります。
- 太ももの前の張り:大腿四頭筋の過緊張により、太ももの前側に硬さや痛みを感じます。
- 膝の痛み:股関節の動きの制限により、膝関節に代償的な負担がかかり痛みが生じることがあります。
- 疲労感:不効率な姿勢により筋肉への負担が増加し、全身の疲労感を引き起こします。
西洋医学的なアプローチでは、筋力バランスの改善、ストレッチング、姿勢教育などを通じて反り腰の治療を行います。特に、弱化した筋群の強化と短縮した筋群のストレッチングが治療の中心となります。
東洋医学の視点から反り腰の原因とメカニズム
東洋医学での反り腰の捉え方
東洋医学では、反り腰を「腰脊強直(ようせききょうちょく)」や「腰背強痛(ようはいきょうつう)」などと表現し、「腎気不足」や「督脈の失調」による現象と捉えます。腰部は腎の府(腎臓の働きを表す場所)とされ、腎の精気が不足すると腰部の筋肉や骨格を正常に保持する力が弱くなり、反り腰などの姿勢異常が生じると考えられています。
関連する経絡
反り腰に特に関連する経絡には以下のようなものがあります:
- 督脈(とくみゃく):背骨の中央を通る重要な経絡で、腰部の姿勢維持と密接に関わっています。
- 足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい):背中から腰、下肢にかけて流れる経絡で、腰部の筋肉の緊張や弛緩に関与します。
- 足の少陰腎経(しょういんじんけい):腎臓から腰部を通る経絡で、腰部の基本的な機能維持に関わります。
- 任脈(にんみゃく):体の前面を通る経絡で、腹部の筋肉や内臓の働きに関連し、姿勢のバランスに影響します。
- 足の陽明胃経(ようめいいけい):腹部から太ももの前面を通る経絡で、腸腰筋や大腿四頭筋の緊張に関わります。
東洋医学の「証」による分類
東洋医学では、反り腰を以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:
1. 腎陽虚(じんようきょ)
特徴:腎の陽気が不足し、体を支える力が弱くなった状態です。
症状:腰がだるい、冷え(特に腰や下半身)、疲れやすい、夜間頻尿、足のむくみ、反り腰により腰部に力が入らない。
改善方法:腎陽を温め補う食材(羊肉、黒ゴマ、クルミなど)や温腎壮陽の漢方薬、温める鍼灸治療が効果的です。
2. 気虚(ききょ)
特徴:全身の気が不足し、筋肉や靭帯を正常に保持する力が弱くなった状態です。
症状:疲れやすい、姿勢を保持するのがつらい、息切れ、声が弱い、食欲不振、反り腰により立位が困難。
改善方法:気を補う食材(山芋、かぼちゃ、小豆など)や補気の漢方薬、補う鍼灸治療が効果的です。
3. 肝気鬱結(かんきうっけつ)
特徴:ストレスなどにより肝の気の流れが滞り、筋肉の緊張バランスが崩れた状態です。
症状:イライラしやすい、ストレスで症状が悪化、太ももの前の張り、脇腹の張り、ため息が多い。
改善方法:肝の気の流れを改善する食材(柑橘類、ミント、香味野菜など)や疏肝解鬱の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。
4. 脾気虚(ひききょ)
特徴:脾(消化器系)の機能低下により、腹部の筋肉が弱くなった状態です。
症状:腹部の筋力不足、ぽっこりお腹、消化不良、下痢しやすい、四肢の倦怠感、反り腰により腹部が前に出る。
改善方法:脾を補う食材(白米、大豆、じゃがいもなど)や健脾の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。
5. 湿痰(しつたん)
特徴:体内の水分代謝が悪く、湿気や痰が体内に蓄積した状態です。
症状:体が重だるい、むくみやすい、太りやすい、関節の動きが悪い、頭が重い感じ。
改善方法:湿痰を取り除く食材(冬瓜、ハトムギ、緑豆など)や祛湿化痰の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。
五臓六腑との関連性
東洋医学では、反り腰は主に以下の臓腑の機能と関連しています:
- 腎(じん):骨や髄を主り、腰部の基本的な構造と機能を支配します。腎の精気が不足すると、腰部を支える力が弱くなり反り腰が生じやすくなります。
- 脾(ひ):筋肉を主り、特に腹部の筋肉群の働きを支配します。脾の機能低下は腹筋の弱化を招き、反り腰の原因となります。
- 肝(かん):筋と腱を主り、筋肉の柔軟性や緊張のバランスを調整します。肝の失調は筋肉の不均衡を引き起こし、姿勢異常につながります。
- 心(しん):血脈を主り、筋肉への栄養供給に関わります。心の機能低下は筋肉の栄養不足を招き、筋力低下の原因となります。
- 肺(はい):気を主り、全身の気の巡りを調整します。肺の機能低下は気の巡りを悪化させ、筋肉の正常な働きを妨げます。
季節と環境の影響
東洋医学では、季節や環境の変化も反り腰の症状に影響すると考えます:
- 冬:寒さにより腎の陽気が消耗しやすく、腰部の支持力が弱くなり反り腰が悪化しやすい季節です。
- 梅雨や湿度の高い時期:湿邪が脾の機能を低下させ、腹部の筋力低下や体の重だるさを引き起こし、反り腰を助長します。
- 春:肝の気が上昇する時期で、ストレスにより肝気が鬱結しやすく、筋肉のバランスが崩れやすくなります。
- 冷房の効いた環境:長時間の冷房により体が冷え、腎陽虚の状態が悪化し、腰部の支持力が低下します。
- ストレスの多い環境:精神的緊張が続くと肝気の鬱結が生じ、筋肉の緊張バランスが崩れて反り腰を引き起こします。
東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。
西洋医学と東洋医学の比較
比較項目 | 西洋医学 | 東洋医学 |
---|---|---|
病名・呼称 | 腰椎前弯増強、過前弯、反り腰 | 腰脊強直(ようせききょうちょく)、腰背強痛 |
原因の捉え方 | 筋力不均衡、骨盤前傾、姿勢習慣、体重増加による構造的変化 | 腎気不足、督脈の失調、気血の滞り、五臓(特に腎、脾、肝)のバランス失調 |
診断方法 | X線検査、姿勢分析、筋力テスト、柔軟性評価 | 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、脈診、舌診、腹診 |
治療アプローチ | 筋力強化エクササイズ、ストレッチング、姿勢指導、物理療法 | 鍼灸治療、漢方薬、推拿(すいな)、体質や証に合わせた養生法 |
治療の焦点 | 筋力バランスの是正、骨盤アライメントの改善、姿勢の修正 | 腎気の補強、督脈の調整、気血の流れの改善、体全体のバランス調整 |
症状の見方 | 局所的な構造異常による症状として捉える | 全身の気血水のバランス失調による現象として捉える |
予防方法 | 定期的な運動、正しい姿勢の維持、適正体重の管理 | 体質に合わせた養生法、季節に応じた生活調整、腎気を養う食養生 |
改善期間の考え方 | 構造的変化の改善には数ヶ月から年単位の時間が必要 | 気血の流れの改善は比較的早期に感じられるが、体質改善には継続的な取り組みが必要 |
西洋医学と東洋医学はそれぞれ異なる視点から反り腰にアプローチしますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。
反り腰を放置するリスク
反り腰は「姿勢の問題だから仕方ない」と諦めてしまう方も多いですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な健康問題につながる可能性があります。
身体的リスク
- 慢性的な腰痛:腰椎への過度な負担により、椎間関節や周囲の筋肉に慢性的な痛みが生じ、日常生活に支障をきたします。
- 椎間板ヘルニア:腰椎の過度な前弯により椎間板への圧迫が不均等になり、ヘルニアのリスクが高まります。
- 脊柱管狭窄症:長期間の反り腰により脊柱管が狭くなり、神経の圧迫による下肢の痛みやしびれが生じる可能性があります。
- 股関節の機能障害:腸腰筋の短縮が進行し、股関節の動きがさらに制限され、歩行や階段昇降に影響が出ます。
- 膝関節への負担:股関節の動きの制限により、代償的に膝関節に過度な負担がかかり、膝痛の原因となります。
- 胸椎の後弯増強:腰部の過度な前弯の代償として胸椎の後弯が増強し、猫背や肩こり、頭痛の原因となります。
- 内臓機能への影響:骨盤の前傾により内臓の位置が変化し、消化機能や泌尿器機能に影響を与える可能性があります。
精神的・社会的リスク
- 自己肯定感の低下:姿勢の悪さや体型の変化により、自分の外見に対する自信を失い、消極的になることがあります。
- 慢性的な疲労感:不効率な姿勢により筋肉への負担が増加し、常に疲れを感じるようになります。
- 運動能力の低下:股関節の動きの制限により運動パフォーマンスが低下し、運動を避けるようになり、さらなる筋力低下を招きます。
- 睡眠の質の低下:腰部の痛みや不快感により、良質な睡眠が妨げられ、日中の活動にも影響が出ます。
- 社会参加の制限:腰痛や疲労感により、仕事や趣味、社交活動に支障をきたし、生活の質が低下します。
早期対処の重要性
反り腰は、早期に適切な対処を行うことで改善の可能性が高まります。早期対処には以下のようなメリットがあります:
- 筋肉の不均衡が固定化する前に改善できる
- 関節や椎間板への負担を軽減し、構造的な変化を予防できる
- 腰痛の慢性化を防ぎ、将来的な治療期間を短縮できる
- 運動能力や日常生活の質を維持・向上できる
- 体型や姿勢の改善により、自己肯定感を高めることができる
反り腰による腰痛や股関節の硬さ、体型の変化を感じたら、「年齢的に仕方ない」と諦めずに、早めに専門家に相談することをおすすめします。当院では、反り腰の早期発見・早期治療を重視し、根本的な改善を目指します。
当院の反り腰施術方法
当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチで反り腰の根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、筋肉バランスの調整と姿勢の改善を促進します。
施術の特徴
- 手足のツボを使った鍼灸治療:身体に負担の少ない施術で、全身のバランスを整えます。
- 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
- 整体:緊張した筋肉や筋膜を緩める技術を用いて、骨盤と腰椎のアライメントを改善します。
- 督脈・任脈の調整:体の中心を通る重要な経絡を整え、姿勢維持機能を向上させます。
- 生活指導:日常生活での正しい姿勢や動作について、個別にアドバイスを行います。
施術の流れ
- 問診:反り腰の症状や生活習慣、既往歴などを詳しくお聞きします。
- 東洋医学的診断:脈診・舌診・腹診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
- 整体施術:骨盤の位置調整と筋肉バランスを整える優しい整体施術を行います。
- 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
- アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。
反り腰に効果的なツボ
当院では以下のようなツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:
手足のツボ(遠隔治療)
- 太谿(たいけい):足の内くるぶしの後ろにあるツボで、腎の機能を高め、腰部の支持力を向上させます。
- 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボで、脾胃の機能を高め、腹部の筋力向上に効果があります。
- 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、全身の気の流れを調整します。
- 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、脾・肝・腎の機能を調整し、筋肉バランスを整えます。
これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。
反り腰に関するよくある質問(FAQ)
反り腰の改善度合いは、症状の程度や期間、年齢、生活習慣などによって個人差があります。多くの場合、適切な治療と継続的なセルフケアにより、症状は大幅に軽減し、機能的な改善を得ることが可能です。
特に筋肉の不均衡による反り腰は、筋力バランスの改善により大きな変化が期待できます。ただし、先天的な骨格の特徴や長期間の構造的変化がある場合は、完全な形態的回復は困難でも、症状の改善と機能向上は十分に可能です。当院では、形態的な完璧さよりも、痛みのない快適な日常生活を送れることを重視した治療を行っています。
症状の程度や体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:
- 軽度の反り腰:週1回の頻度で1〜2ヶ月程度
- 中程度の反り腰:週1〜2回の頻度で2〜3ヶ月程度
- 重度の反り腰:週2回から始めて、改善に合わせて徐々に間隔を空けていく
初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。反り腰は姿勢習慣の改善も重要なため、施術と併せて日常生活でのセルフケアを継続していただくことで、より効果的な改善が期待できます。
ヒールの使用をやめることは反り腰の改善に効果的ですが、それだけで完全に改善するとは限りません。ヒールを履くことで以下のような変化が起こります:
- 重心が前方に移動し、バランスを取るために腰部が反る
- ふくらはぎの筋肉が短縮し、股関節の動きが制限される
- 足首の動きが制限され、全身の動作パターンが変化する
ヒールをやめることでこれらの要因は軽減されますが、既に短縮した筋肉や弱化した筋群は、積極的なストレッチングや筋力トレーニングが必要です。当院では、ヒールの使用習慣も含めた生活指導と、筋肉バランスの改善を組み合わせた包括的なアプローチを行っています。
はい、反り腰が便秘の原因となることがあります。反り腰による骨盤の前傾は、以下のような影響で消化器系に影響を与える可能性があります:
- 骨盤内の臓器配置が変化し、腸の位置や角度が変わる
- 腹筋の弱化により腸の蠕動運動をサポートする力が低下する
- 自律神経のバランスが崩れ、消化機能に影響を与える
- 腰部の緊張により血行が悪化し、腸の機能が低下する
東洋医学的には、反り腰による「脾気虚」の状態が消化機能の低下を招くと考えます。当院の施術では、姿勢の改善と併せて、脾胃の機能を高めるツボへのアプローチも行い、便秘の改善も目指します。便秘でお悩みの場合は、施術時にお気軽にご相談ください。
施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:
- 施術当日は激しい運動や長時間の前かがみ姿勢を避けましょう
- 十分な水分を摂取し、体内の循環を促進させましょう
- 正しい姿勢を意識し、特に立位や歩行時の骨盤の位置に注意しましょう
- 指導された自宅でのストレッチやエクササイズを継続的に行いましょう
- ヒールの高い靴の使用を控え、足に優しい靴を選びましょう
また、施術後に一時的に筋肉のだるさや軽い痛みを感じることがありますが、これは筋肉バランスが調整される過程で起こる反応で、通常は2〜3日で収まります。気になる症状がある場合は、遠慮なく院長にご相談ください。
反り腰改善のための自宅でのセルフケア
反り腰の改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と再発防止につながります。
反り腰改善ストレッチ
- 腸腰筋ストレッチ:片足を前に出して膝立ちの姿勢から、後ろ足の股関節前面を伸ばします。左右各30秒×3セットを1日2回行います。
- 大腿四頭筋ストレッチ:うつ伏せで片足を曲げ、かかとをお尻に近づけて太ももの前面を伸ばします。左右各30秒×3セットです。
- 猫のポーズ:四つ這いの姿勢から背中を丸めて腰部を伸ばし、反り腰の改善に効果的です。10回×3セットを行います。
- 膝抱えストレッチ:仰向けで両膝を胸に抱え込み、腰部の筋肉を緩めます。30秒×3セットを行います。
筋力強化エクササイズ
- ドローイン:仰向けで膝を立て、息を吐きながらお腹を凹ませる腹筋トレーニングです。10秒キープ×10回を1日3セット行います。
- ヒップリフト:仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げて臀筋を強化します。10回×3セットを1日2回行います。
- プランク:うつ伏せから肘とつま先で体を支え、体幹全体を強化します。30秒×3セットから始めて徐々に時間を延ばします。
- バードドッグ:四つ這いから対角の手足を伸ばし、体幹の安定性を向上させます。左右各10回×3セットです。
日常生活での姿勢改善
- 立ち方の改善:壁に背中をつけて立ち、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが壁に触れる姿勢を覚えて、日常でも意識します。
- 歩き方の改善:歩行時は腹筋を軽く締めて骨盤を立て、かかとから着地してつま先で蹴り出します。
- 座り方の改善:椅子に深く座り、腰にクッションを当てて腰椎の前弯を適度に保ちます。
- 靴選びの工夫:ヒールの高い靴は避け、足裏全体で体重を支えられる靴を選びます。
生活習慣の改善
- 適正体重の維持:腹部の重量増加は反り腰を悪化させるため、バランスの良い食事と適度な運動で体重管理を行います。
- 腎を養う食材の摂取:黒ゴマ、クルミ、黒豆などの黒い食材や、山芋、海藻類などで腎の機能を高めます。
- 十分な睡眠:筋肉の回復と成長ホルモンの分泌を促すため、質の良い睡眠を心がけます。
- ストレス管理:深呼吸や瞑想、適度な運動でストレスを軽減し、筋肉の緊張を和らげます。
ツボ押し
自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:
- 太谿(たいけい):足の内くるぶしの後ろのくぼみにあるツボです。腎の機能を高め、腰部の支持力を向上させます。
- 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボです。脾胃の機能を高め、腹部の筋力向上に効果があります。
- 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。脾・肝・腎の機能を調整し、筋肉バランスを整えます。
- 関元(かんげん):おへそから指3本分下にあるツボです。腎気を補い、体幹の安定性を高めます。
これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、反り腰の改善と再発防止につながります。無理なく続けられるものから始めて、徐々に習慣化していきましょう。
反り腰のまとめと施術のご案内
反り腰の要約
反り腰は、腰椎の前弯が過度に増強した状態で、現代人に非常に多く見られる姿勢の問題です。筋力の不均衡、骨盤の前傾、生活習慣などが主な原因となり、腰痛、股関節の硬さ、ぽっこりお腹などの様々な症状を引き起こします。
西洋医学では筋力バランスの是正と構造的改善に着目し、東洋医学では腎気の不足や督脈の失調と捉えて治療にあたります。どちらのアプローチも有効であり、当院ではこれらを組み合わせた総合的な治療を提供しています。
反り腰は早期に適切な対処を行うことで、多くの場合改善が期待できます。しかし、治療だけでなく、日常生活での姿勢改善や筋力トレーニング、ストレッチなどの継続的な取り組みが重要です。当院では、施術と生活指導の両面からサポートし、根本的な改善と再発防止を目指しています。
当院のアプローチの特徴
当院では、反り腰に対して以下のようなアプローチを行っています:
- 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
- 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
- 手足のツボを使った鍼灸治療と、筋肉バランスを整える整体
- 日常生活での姿勢改善や運動指導などの包括的なサポート
- 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善と再発防止を目指した施術
多くの患者様から「腰痛が軽減した」「姿勢が良くなった」「ぽっこりお腹が改善した」「股関節の動きが良くなった」といったお声をいただいております。反り腰でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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反り腰の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。
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日曜・祝日 休み
反り腰は正しい知識と適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたの反り腰の根本改善をサポートし、健やかで美しい姿勢を取り戻すお手伝いをいたします。
施術料 6600円(税込)
初診料 1100円(税込)
(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。
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