夏バテ

 

茨木市で夏バテでお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 暑さが続いて体がだるく、疲れが抜けない日が続いている
  • 食欲がなく、あっさりしたものしか食べられなくなった
  • 夜は暑くて眠れず、昼間はぼーっとして集中力が続かない
  • めまいや立ちくらみが起こりやすくなった
  • 冷房の効いた室内と暑い屋外の温度差でぐったりしてしまう
  • 下痢や便秘など胃腸の調子が悪い日が多い

夏バテは暑い季節に多くの人が経験する症状で、高温や湿度による自律神経の乱れが主な原因です。単なる「夏の疲れ」と軽視されがちですが、適切な対処をしないと体調不良が長引き、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

この記事では、夏バテの原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのように夏バテの症状を緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

Gemini_Generated_Image_okiaskokiaskokia

西洋医学の視点から見た夏バテの原因とメカニズム

夏バテとは

西洋医学では、夏バテは「夏季における高温・多湿環境によって引き起こされる自律神経の機能低下と、それに伴う身体的・精神的不調の総称」と定義されています。医学的には「暑熱障害」や「熱中症の軽度症状」として分類されることもあります。

主な原因

  • 自律神経の乱れ:高温環境下で体温調節のために自律神経が酷使され、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。
  • 脱水症状:大量の発汗により体内の水分と電解質(ナトリウム、カリウムなど)が失われ、血液の濃縮や循環不全が起こります。
  • 温度差による負担:冷房の効いた室内と暑い屋外の急激な温度変化が自律神経に過度な負担をかけます。
  • 栄養不足:食欲不振による栄養摂取不足、特にビタミンB1、B2、ミネラルの不足が疲労回復を妨げます。
  • 睡眠不足:夜間の暑さによる睡眠の質の低下が、体力回復を阻害します。
  • 冷たい飲食物の過剰摂取:冷たいものの取りすぎにより胃腸機能が低下し、消化吸収能力が落ちます。

夏バテが発生するメカニズム

夏バテは以下のようなメカニズムで発生します:

  1. 高温環境下で体温を下げるため、自律神経が血管拡張や発汗を促進します
  2. 長期間の暑さにより自律神経が疲弊し、体温調節機能が低下します
  3. 大量の発汗により水分と電解質が失われ、血液濃度が上昇し循環機能が低下します
  4. 食欲不振により栄養摂取が不十分になり、エネルギー代謝が低下します
  5. 睡眠の質が低下することで疲労回復が不完全になり、慢性的な疲労状態となります
  6. これらの要因が相互に作用し合い、身体機能全体の低下を招きます

主な症状

  • 全身倦怠感:だるさ、疲れやすさ、やる気の低下などが継続します。
  • 食欲不振:胃腸機能の低下により食事量が減少し、栄養摂取が不十分になります。
  • 睡眠障害:入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒などの睡眠の質の低下が起こります。
  • 消化器症状:下痢、便秘、胃もたれ、吐き気などの胃腸トラブルが発生します。
  • 循環器症状:めまい、立ちくらみ、動悸などが起こりやすくなります。
  • 精神症状:イライラ、集中力低下、気分の落ち込みなどが現れることがあります。

西洋医学的なアプローチでは、水分・電解質補給、栄養管理、環境調整、必要に応じて薬物療法などが夏バテの対処法として用いられます。また、夏バテの予防には適切な生活習慣の維持が重要とされています。

東洋医学の視点から見た夏バテの原因とメカニズム

東洋医学での夏バテの捉え方

東洋医学では、夏バテを「暑邪(しょじゃ)」や「湿邪(しつじゃ)」による「気虚(ききょ)」状態と捉えます。暑さや湿気という外的要因が体内の気血の流れを乱し、特に「脾胃(ひい)」の機能を低下させることで様々な症状が現れると考えられています。夏の養生を怠ると「冬病夏治(とうびょうかち)」の考えに反し、秋冬の体調不良につながるとも言われています。

関連する経絡

夏バテに特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 足の太陰脾経(たいいんひけい):消化機能を司り、夏バテの食欲不振や胃腸の不調に関わります。
  • 足の陽明胃経(ようめいいけい):胃の機能を調整し、食欲や消化能力に関連します。
  • 手の少陰心経(しょういんしんけい):精神活動と睡眠を司り、夏バテの不眠や精神的疲労に関わります。
  • 足の少陰腎経(しょういんじんけい):生命エネルギーの源泉で、慢性的な疲労感に関連します。
  • 足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい):体表の防御機能と水分代謝に関わり、暑邪の侵入を防ぐ役割があります。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、夏バテを以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 暑邪犯表(しょじゃはんぴょう)

特徴:暑邪が体表に侵入した初期段階の状態です。
症状:発熱、発汗、口渇、頭痛、めまい、倦怠感。軽度の夏バテ症状が中心です。
改善方法:清熱解暑の治療で暑邪を発散させ、水分補給を重視します。

2. 脾胃虚弱(ひいきょじゃく)

特徴:暑さや冷たい飲食物により脾胃の機能が低下した状態です。
症状:食欲不振、胃もたれ、下痢、疲労感、四肢の重だるさ、顔色不良。
改善方法:健脾益気の治療で脾胃の機能を回復し、消化能力を高めます。

3. 気陰両虚(きいんりょうきょ)

特徴:長期間の暑さにより気と陰液の両方が不足した状態です。
症状:強い疲労感、微熱、口の渇き、寝汗、不眠、動悸、息切れ。
改善方法:益気養陰の治療で気と水分を補い、体力回復を図ります。

4. 湿熱蘊脾(しつねつうんぴ)

特徴:湿気と熱が脾に溜まった状態で、梅雨時期や湿度の高い環境で悪化しやすいです。
症状:胃のもたれ、吐き気、下痢、体の重だるさ、頭が重い感じ、食欲不振。
改善方法:清熱利湿の治療で湿熱を除去し、脾の機能を回復します。

5. 心神不安(しんしんふあん)

特徴:暑邪が心神を乱し、精神的症状が現れた状態です。
症状:不眠、多夢、イライラ、不安感、集中力低下、動悸、胸苦しさ。
改善方法:養心安神の治療で心を落ち着かせ、睡眠の質を改善します。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、夏バテは主に以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 脾(ひ):消化吸収を司り、夏バテの食欲不振や消化不良の主要な原因臓器とされます。冷たい飲食物の摂り過ぎで機能が低下しやすくなります。
  • 胃(い):食物の受納を担当し、暑さにより胃気の下降機能が乱れると吐き気や食欲不振が起こります。
  • 心(しん):夏に最も活発になる臓器で、暑邪の影響を受けやすく、精神活動や睡眠に影響を与えます。
  • 腎(じん):生命エネルギーの源泉で、長期間の夏バテにより腎の精気が消耗すると慢性的な疲労感が生じます。
  • 肺(はい):気を全身に巡らせる役割があり、暑邪により肺気が消耗すると息切れや疲労感が現れます。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化が夏バテの症状に与える影響を重視します:

  • 夏至前後:陽気が最も盛んになる時期で、体内の陰陽バランスが崩れやすく、夏バテの症状が現れ始めます。
  • 三伏(さんぷく):夏の最も暑い時期で、暑邪の影響が最も強く、症状が悪化しやすい期間です。
  • 梅雨時期:湿邪が加わることで脾胃の機能がさらに低下し、胃腸症状が強くなります。
  • 冷房環境:人工的な寒邪により陽気が損傷され、自然な発汗機能が阻害されます。
  • 急激な温度変化:室内外の温度差により気の流れが乱れ、自律神経に相当する「気機」の調節機能が低下します。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。特に夏バテの対処法として、体を適度に冷まし、脾胃の機能を保護することが重要とされています。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
原因の捉え方 高温・多湿による自律神経機能低下、脱水、栄養不足、温度差ストレス 暑邪・湿邪による気虚、脾胃虚弱、陰陽バランスの乱れ
診断方法 問診、身体診察、血液検査(電解質、脱水状態)、心電図など 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、舌診、脈診
治療アプローチ 水分・電解質補給、栄養療法、環境調整、対症療法、必要時薬物投与 鍼灸治療、漢方薬、食養生、体質に合わせた養生法
治療の焦点 症状の直接的改善、生理機能の正常化、脱水・電解質異常の補正 気血の流れの改善、臓腑機能の調整、体質強化、未病の治療
食事指導 水分・電解質摂取、ビタミン・ミネラル補給、バランスの良い栄養摂取 体質に合わせた食材選択、脾胃を養う食事、季節に応じた食養生
予防の考え方 適切な水分補給、温度管理、規則正しい生活、栄養バランス 夏の養生法、体質改善、陰陽バランスの調整、季節に応じた生活
個人差の考慮 年齢、性別、基礎疾患、体力などに基づく個別対応 体質(証)に基づいた完全オーダーメイドの治療
回復期間の考え方 症状の改善に重点を置き、比較的短期間での回復を目指す 根本的な体質改善により長期的な健康維持を重視

西洋医学と東洋医学は、それぞれ異なるアプローチで夏バテに対処しますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。

夏バテを放置するリスク

夏バテは「暑い時期だけの一時的な不調」と軽視されがちですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な健康問題につながる可能性があります。

身体的リスク

  • 慢性疲労症候群:夏バテが長引くことで、慢性的な疲労状態から抜け出せなくなるリスクがあります。
  • 免疫力の低下:栄養不足と体力低下により免疫機能が弱まり、感染症にかかりやすくなります。
  • 胃腸機能の慢性的低下:食欲不振が続くことで胃腸の機能が慢性的に低下し、栄養吸収能力が落ちます。
  • 脱水症状の進行:軽度の脱水が続くことで、より重篤な脱水症状や熱中症のリスクが高まります。
  • 循環器系への負担:慢性的な脱水と電解質異常により、心臓や血管系への負担が増加します。
  • 体重減少と筋力低下:食事量の減少により体重が減少し、筋力や体力が低下します。
  • 秋バテへの移行:夏の疲れが蓄積し、秋になっても体調不良が続く「秋バテ」状態になるリスクがあります。

精神的・社会的リスク

  • 抑うつ症状:持続する体調不良により気分が落ち込み、うつ症状が現れることがあります。
  • 集中力・判断力の低下:慢性的な疲労により仕事や学習の効率が大幅に低下します。
  • 睡眠障害の慢性化:夏バテによる睡眠の質の低下が習慣化し、不眠症に発展するリスクがあります。
  • 社会活動の制限:体調不良により外出や社交活動が億劫になり、社会的孤立につながることがあります。
  • 生活の質の著しい低下:日常的な活動にも支障をきたし、生活の満足度が大幅に低下します。

長期的健康への影響

  • 基礎代謝の低下:活動量の減少により基礎代謝が低下し、肥満や生活習慣病のリスクが高まります。
  • 骨密度の低下:運動不足と栄養不足により骨密度が低下し、将来的な骨粗しょう症のリスクが増加します。
  • 自律神経の慢性的乱れ:一時的な自律神経の乱れが慢性化し、年間を通じて体調管理が困難になります。
  • 季節変化への適応能力低下:体の季節変化への適応能力が低下し、毎年夏バテを繰り返すようになります。

早期対処の重要性

夏バテは、早期に適切な対処を行うことで改善の可能性が高まります。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 軽度の症状のうちに改善でき、重篤化を防げる
  • 体質改善により、来年以降の夏バテ予防にもつながる
  • 慢性化する前に対処することで、回復期間を短縮できる
  • 仕事や日常生活への影響を最小限に抑えられる
  • 秋以降の体調維持の基盤を作ることができる

夏バテの症状を感じたら、「暑い時期だから仕方ない」と諦めずに、早めに専門家に相談することをおすすめします。当院では、夏バテの早期改善と体質強化に重点を置いた治療を行っています。

当院の夏バテ施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチで夏バテの根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、暑さに負けない体づくりをサポートします。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った身体に負担の少ない鍼灸治療:疲れた体に配慮し、刺激を最小限に抑えた優しい施術を行います。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 消化機能の回復重視:夏バテの中心となる脾胃の機能回復に特に重点を置いた治療を行います。
  • 自律神経調整:夏バテの多くの症状は自律神経の乱れから生じるため、自律神経を整える施術を重視します。
  • 水分代謝の改善:体内の水分バランスを整え、暑さに対する体の適応能力を高めます。
  • 季節に応じた体質調整:夏の特性を考慮し、暑邪・湿邪に対する抵抗力を高める施術を行います。

施術の流れ

  1. 問診:夏バテの症状や生活習慣、食事内容、睡眠状況などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・腹診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:必要に応じて、消化機能や自律神経の調整を促す優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに優しく鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、夏の養生法についてアドバイスします。

夏バテに効果的なツボ

当院では例えば以下のツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボで、胃腸機能を高め、全身の気を補います。夏バテの食欲不振に特に効果的です。
  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、消化機能や水分代謝を調整します。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分腕を上がったところにあるツボで、吐き気や胃の不快感を緩和します。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、全身の気の流れを調整し、疲労回復を促します。
  • 太渓(たいけい):足の内くるぶしの後ろのくぼみにあるツボで、腎の機能を高め、慢性的な疲労感を改善します。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。夏バテの対処法として、体を適度に冷まし、消化機能を保護することを重視した治療を提供いたします。

夏バテに関するよくある質問(FAQ)

Q: 夏バテの改善には何回くらい通えばいいですか?

夏バテの症状の程度や体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の症状:週1回の頻度で2〜3週間
  • 中程度の症状:週1〜2回の頻度で1〜2ヶ月
  • 重度の症状:週2回から始めて、症状の改善に合わせて徐々に間隔を空けていく

初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。夏バテは比較的短期間で改善が見込める症状ですが、体質改善により来年以降の夏バテ予防も重要です。

Q: 夏バテの食事で気をつけることはありますか?

夏バテの食事では以下の点に注意することが重要です:

摂取を心がけたい食品:消化の良いたんぱく質(鶏肉、白身魚、豆腐など)、ビタミンB群を多く含む食品(豚肉、玄米、納豆など)、水分を多く含む野菜(きゅうり、トマト、スイカなど)

控えたい食品:冷たい飲み物の飲み過ぎ、脂っこい食べ物、辛すぎる食べ物、アルコールの過剰摂取

食事のタイミング:食欲がない時でも少量ずつ数回に分けて食事を摂り、特に朝食を抜かないようにしましょう。また、十分な水分補給も重要ですが、食事中の冷たい飲み物は胃腸を冷やすため控えめにしましょう。

Q: エアコンの使い方で夏バテを防げますか?

はい、エアコンの適切な使用は夏バテの予防に重要です。以下の点に注意しましょう:

  • 設定温度:外気温との差を5〜7度以内に抑え、26〜28度程度に設定する
  • 風向き調整:直接体に風が当たらないよう、風向きを調整する
  • 湿度管理:除湿機能も活用し、湿度を50〜60%程度に保つ
  • 体温調節:薄手の長袖やひざ掛けを用意し、体が冷えすぎないよう調節する
  • 外出時の準備:屋外に出る前に少し体を慣らしてから外出する

急激な温度変化は自律神経に負担をかけるため、エアコン環境から外出する際は徐々に体を慣らすことが夏バテの予防につながります。

Q: 夏バテと熱中症の違いは何ですか?

夏バテと熱中症は関連していますが、異なる状態です:

夏バテ:暑さによる慢性的な体調不良で、だるさ、食欲不振、睡眠障害、軽度の消化器症状などが数日から数週間続きます。生命に直接的な危険はありませんが、生活の質が大幅に低下します。

熱中症:高温環境下で体温調節機能が破綻し、体温上昇、大量発汗または汗が止まる、意識障害、けいれんなどの急性症状が現れます。重篤な場合は生命に危険があります。

夏バテが長期間続くと熱中症になりやすくなるため、夏バテの段階で適切な対処を行うことが重要です。高熱、意識障害、けいれんなどの症状がある場合は、直ちに救急搬送が必要です。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

夏バテの施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は激しい運動や長時間の外出を避け、できるだけ涼しい環境で過ごす
  • 十分な水分補給を心がけ、常温の水や白湯を少しずつ摂取する
  • 冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎを避け、胃腸を冷やさないよう注意する
  • アルコールの摂取を控える
  • 早めの就寝を心がけ、十分な睡眠をとる
  • 指導された夏の養生法や食事のアドバイスを実践する

稀に施術後に一時的なだるさや軽い好転反応が現れることがありますが、通常は24時間以内に改善します。気になる症状がある場合は、遠慮なく院長にご相談ください。

夏バテ改善のための自宅でのセルフケア

夏バテの改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と夏バテの予防につながります。

適切な食事と水分補給

  • 規則正しい食事:食欲がなくても1日3食を心がけ、特に朝食は必ず摂りましょう。少量でも栄養バランスを考えた食事が重要です。
  • 夏バテに良い食材:ビタミンB1を多く含む豚肉や玄米、クエン酸を含む梅干しや酢の物、カリウムを含むバナナやスイカなどを積極的に摂取しましょう。
  • 消化に良い調理法:揚げ物や脂っこい料理は避け、蒸し物、茹で物、お粥などの消化に良い調理法を選びましょう。
  • 適切な水分補給:十分な水分を摂取し、汗で失われる塩分も適度に補給しましょう。ただし、冷たい飲み物は胃腸を冷やすため控えめにします。
  • 香辛料の活用:生姜、しそ、みょうがなどの香味野菜や適度な香辛料は食欲を促進し、消化を助けます。

生活環境の調整

  • 室温管理:エアコンの設定温度は外気温との差を5〜7度以内に抑え、26〜28度程度に設定します。
  • 湿度調整:除湿機能を活用し、室内の湿度を50〜60%程度に保ちます。高湿度は体感温度を上げ、体に負担をかけます。
  • 服装の工夫:通気性の良い素材の服を選び、重ね着で体温調節ができるようにします。直接エアコンの風が当たる場合は薄手の長袖を着用しましょう。
  • 外出時の対策:帽子や日傘を使用し、直射日光を避けます。外出前後は徐々に体を慣らすよう心がけましょう。

睡眠の質向上

  • 寝室環境の整備:寝室は昼間からカーテンを閉めて室温上昇を防ぎ、就寝前に適度に冷やしておきます。
  • 寝具の選択:通気性の良い寝具を選び、冷感素材のシーツや枕カバーを使用するのも効果的です。
  • 就寝前の準備:就寝1時間前には画面の使用を控え、ぬるめのシャワーやお風呂で体温を調整します。
  • エアコンのタイマー活用:夜中にエアコンが切れて目が覚めることがないよう、朝まで弱運転を続けるか、適切にタイマーを設定します。

軽い運動とストレッチ

  • 室内でのストレッチ:朝晩の涼しい時間帯に軽いストレッチを行い、血行を促進します。首や肩、腰を重点的にほぐしましょう。
  • 深呼吸法:腹式呼吸を意識した深呼吸を1日数回行い、自律神経のバランスを整えます。
  • 涼しい時間の散歩:早朝や夕方の涼しい時間帯に軽い散歩を行い、適度な運動量を確保します。
  • 水中運動:プールでの歩行や軽い水泳は、体を冷やしながら運動ができるため夏バテの方におすすめです。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボです。胃腸機能を高め、疲労回復に効果があります。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分腕を上がったところにあるツボです。吐き気や胃の不快感を緩和します。
  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。消化機能や水分代謝を調整します。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の付け根にあるツボです。全身の気の流れを良くし、疲労感を改善します。

ストレス管理

  • リラックス時間の確保:暑さによるストレスを軽減するため、涼しい環境でゆったりと過ごす時間を作りましょう。
  • 趣味活動:室内でできる読書、音楽鑑賞、手芸などの趣味を楽しみ、精神的なリフレッシュを図ります。
  • 社会的つながり:家族や友人との涼しい場所での交流を通じて、夏バテによる気分の落ち込みを防ぎます。
  • 瞑想や簡単なヨガ:短時間でもリラクゼーション法を実践し、心身の緊張を和らげます。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、夏バテの症状を和らげることができます。無理なく続けられる方法から始めて、徐々に習慣化していきましょう。また、夏バテの予防としても、これらの対処法を夏前から実践することをおすすめします。

夏バテのまとめと施術のご案内

夏バテの要約

夏バテは、高温・多湿環境によって引き起こされる自律神経の乱れや消化機能の低下により生じる様々な心身の不調です。西洋医学では脱水や栄養不足による生理機能の低下と捉え、東洋医学では暑邪・湿邪による気虚や脾胃虚弱と考えられています。

主な症状には、全身倦怠感、食欲不振、睡眠障害、消化器症状、めまいなどがあり、これらは単なる「夏の不調」ではなく、放置すると慢性化や合併症のリスクがあります。適切な対処により多くの場合改善が期待できますが、夏バテの原因となる生活習慣や環境要因への対策も重要です。

夏バテの改善には、適切な施術による自律神経の調整や消化機能の回復に加えて、食事、水分補給、睡眠、環境調整などの日常生活での取り組みが欠かせません。一時的な症状改善だけでなく、体質強化により来年以降の夏バテ予防を目指すことが長期的な健康維持につながります。

当院のアプローチの特徴

当院では、夏バテに対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った身体に負担の少ない鍼灸治療
  • 消化機能の回復と自律神経調整を重視した施術
  • 夏の養生法や生活習慣に関する具体的なアドバイス
  • 症状の緩和だけでなく、暑さに負けない体質づくりを目指した施術

多くの患者様から「食欲が戻った」「だるさが改善した」「よく眠れるようになった」「暑さに対する抵抗力がついた」といったお声をいただいております。茨木市で夏バテでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

Gemini_Generated_Image_nijusonijusoniju

ご予約・お問い合わせ

夏バテの症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

【住所】

567-0818
大阪府茨木市本町1-16本町8番館1階
(阪急茨木市駅から徒歩5分)

【お電話】

072-622ー0134

【受付時間】

月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

夏バテは適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたの夏バテの根本改善をサポートし、暑さに負けない健やかな日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 6600円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

ご予約はこちら

ネット予約:

LINEで予約:

友だち追加

電話で予約:

072-622-0134

このページの先頭へ