過敏性腸症候群

 

茨木市で過敏性腸症候群でお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 慢性的な腹痛や下腹部の不快感に悩まされている
  • 急な下痢や便秘を繰り返すことが多い
  • お腹にガスが溜まりやすく、腹部膨満感がある
  • ストレスや緊張すると腸の症状が悪化する
  • 食事後にお腹が痛くなったり、下痢をしやすい
  • 排便後に症状が一時的に軽減することがある

過敏性腸症候群(IBS)は、検査で異常が見つからないにも関わらず、慢性的な腹痛や便通異常(下痢・便秘)などの腸の症状が続く疾患です。現代社会のストレスや生活習慣の変化により、年々増加している機能性胃腸疾患の代表的な病気です。

この記事では、過敏性腸症候群の原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのように過敏性腸症候群の症状を緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

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西洋医学の視点から

過敏性腸症候群とは

西洋医学では、過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)は「機能性胃腸疾患の一つで、器質的疾患がないにもかかわらず、慢性的な腹痛や便通異常を主症状とする疾患」と定義されています。Rome IV基準では、「過去3ヶ月間、月に3日以上にわたって腹痛が繰り返し起こり、その腹痛が排便によって軽快する」ことが診断の基準となっています。

主な原因

  • 腸脳相関の異常:腸と脳を結ぶ神経系(腸脳軸)の機能異常により、ストレスが直接腸の動きに影響を与えます。
  • 腸管運動の異常:腸の蠕動運動が過敏になったり、不規則になったりすることで、腹痛や便通異常が起こります。
  • 内臓知覚過敏:通常では痛みを感じない程度の刺激でも、腸が過敏に反応して痛みとして感じてしまいます。
  • 腸内細菌叢の乱れ:腸内フローラのバランスが崩れることで、腸の機能に影響を与えると考えられています。
  • 心理的ストレス:仕事、人間関係、環境の変化などのストレスが症状の発症や悪化に強く関与します。
  • 遺伝的要因:家族歴がある場合、発症リスクが高くなることが知られています。
  • 感染症の既往:胃腸炎などの感染症の後に発症することがあります(感染後IBS)。

過敏性腸症候群が発生するメカニズム

過敏性腸症候群は以下のようなメカニズムで発生します:

  1. ストレスや不安により、視床下部-下垂体-副腎系(HPA軸)が活性化され、ストレスホルモンが分泌されます
  2. これらのホルモンが自律神経系に影響を与え、腸管の運動機能や分泌機能に異常をきたします
  3. 腸管の知覚過敏により、通常では感じない程度の腸管の伸展や収縮が痛みとして認識されます
  4. 腸内細菌叢の変化により、炎症性物質や神経伝達物質の産生が変化し、腸の機能に影響を与えます
  5. これらの症状がさらなるストレスとなり、悪循環を形成します

症状のタイプ分類

過敏性腸症候群は便の性状により以下のように分類されます:

  • 下痢型(IBS-D):軟便や水様便が多く、急激な便意や下痢が主症状です。男性に多い傾向があります。
  • 便秘型(IBS-C):硬い便や排便困難が主症状で、腹部膨満感やガスの貯留を伴います。女性に多い傾向があります。
  • 混合型(IBS-M):下痢と便秘を交互に繰り返すタイプで、症状が不安定です。
  • 分類不能型(IBS-U):上記のいずれにも該当しないタイプです。

西洋医学的なアプローチでは、症状のタイプに応じた薬物療法、食事療法、生活習慣の改善、ストレス管理などが治療の中心となります。近年では、腸内細菌叢を整えるプロバイオティクスも注目されています。

東洋医学の視点から

東洋医学での過敏性腸症候群の捉え方

東洋医学では、過敏性腸症候群を「泄瀉(せっしゃ)」「便秘」「腹痛」「痞満(ひまん)」などと表現し、主に「脾胃の不調」「肝気鬱結」「脾腎陽虚」による症状と捉えます。腹部は「中焦」と呼ばれる重要な部位で、ここに気血の滞りや臓腑の機能失調が起こることで様々な症状が現れると考えられています。

関連する経絡

過敏性腸症候群に特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 足の太陰脾経(たいいんひけい):消化機能を司る経絡で、腹痛や下痢、便秘に関連します。
  • 足の陽明胃経(ようめいいけい):胃腸の働きを調整し、腹部膨満感や消化不良に関わります。
  • 足の厥陰肝経(けっちんかんけい):気の流れを調整し、ストレスによる腸の不調に関連します。
  • 足の少陰腎経(しょういんじんけい):生命エネルギーの源泉で、慢性的な腸の不調や体力低下に関わります。
  • 任脈(にんみゃく):腹部の中心を通る経絡で、腸の機能調整に重要な役割を果たします。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、過敏性腸症候群を以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 肝気鬱結(かんきうっけつ)

特徴:ストレスや感情の変化により肝の気の流れが滞った状態です。
症状:ストレス時の腹痛、下痢と便秘の交替、イライラ、胸や脇の張り、ため息が多い、食欲不振。
改善方法:肝の気の流れを改善する疏肝解鬱の治療が効果的です。

2. 脾胃虚弱(ひいきょじゃく)

特徴:消化機能が低下し、脾胃の働きが弱くなった状態です。
症状:食後の腹痛、軟便や下痢、食欲不振、疲れやすい、顔色が悪い、体重減少。
改善方法:脾胃を補う健脾益気の治療が効果的です。

3. 脾腎陽虚(ひじんようきょ)

特徴:脾と腎の陽気が不足し、体を温める力が弱まった状態です。
症状:明け方の下痢、冷えによる腹痛、手足の冷え、頻尿、腰痛、疲労感。
改善方法:脾腎の陽気を補う温補脾腎の治療が効果的です。

4. 大腸津虚(だいちょうしんきょ)

特徴:腸の潤いが不足し、便秘型の症状が現れる状態です。
症状:硬い便、排便困難、腹部膨満感、のどの渇き、皮膚の乾燥。
改善方法:腸を潤す潤腸通便の治療が効果的です。

5. 痰湿内阻(たんしつないそ)

特徴:体内の水分代謝が乱れて痰湿が生じている状態です。
症状:腹部膨満感、軟便、粘液便、重だるさ、むくみ、舌苔が厚い。
改善方法:痰湿を取り除く化痰燥湿の治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、過敏性腸症候群は主に以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 脾(ひ):消化と栄養の吸収を司り、脾の機能低下は腹痛、下痢、食欲不振などを引き起こします。
  • 胃(い):食物の受け入れと初期消化を担当し、胃の不調は腹部膨満感や食欲不振につながります。
  • 肝(かん):気の流れを調整し、感情やストレスに関わります。肝の機能異常は腸の動きにも影響します。
  • 腎(じん):生命エネルギーの源泉で、腎の虚弱は慢性的な下痢や体力低下を引き起こします。
  • 大腸(だいちょう):水分の吸収と便の形成を行い、大腸の機能異常は便秘や下痢の原因となります。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化も過敏性腸症候群の症状に影響すると考えます:

  • :肝の気が上昇しやすい時期で、ストレスによる肝気鬱結の症状(腹痛、便通異常など)が悪化しやすい季節です。
  • :暑さにより脾胃の機能が低下しやすく、冷たい物の摂り過ぎで腹痛や下痢が起こりやすくなります。
  • 長夏(梅雨):湿気により痰湿が生じやすく、腹部膨満感や軟便などの症状が現れやすくなります。
  • :乾燥により津液不足が起こりやすく、便秘型の症状が悪化する可能性があります。
  • :寒さにより脾腎の陽気が不足し、明け方の下痢や冷えによる腹痛が起こりやすくなります。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
原因の捉え方 腸脳相関の異常、腸管運動異常、内臓知覚過敏、ストレス 脾胃の不調、肝気鬱結、気血の滞り、五臓のバランスの乱れ
診断方法 Rome IV基準、血液検査、内視鏡検査、問診 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、舌診、脈診
治療アプローチ 薬物療法(整腸剤、止瀉薬、下剤など)、食事療法、生活指導 鍼灸治療、漢方薬、食養生、体質改善
治療の焦点 症状の直接的な緩和、腸管機能の正常化 体質改善、気血の流れの調整、五臓六腑のバランス回復
薬物への考え方 症状に応じた対症療法的薬物使用 体質に合わせた漢方薬による根本治療
食事の考え方 FODMAP制限、繊維質の調整、刺激物の回避 体質に合わせた食養生、温性・涼性食材の選択
ストレス対策 心理療法、認知行動療法、リラクゼーション 疏肝解鬱治療、気の流れの改善、心身のバランス調整
予防の考え方 生活習慣の改善、ストレス管理、規則正しい食事 体質に合わせた養生法、未病の段階からの対応

西洋医学と東洋医学は、それぞれ異なるアプローチで過敏性腸症候群に対処しますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。

過敏性腸症候群を放置するリスク

過敏性腸症候群は「検査で異常がないから大丈夫」「ストレスが原因だから仕方ない」と軽視されがちですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。

身体的リスク

  • 栄養不足・脱水:慢性的な下痢により、栄養素や水分、電解質の吸収が悪くなり、栄養不足や脱水状態を招く可能性があります。
  • 体重減少:消化吸収機能の低下や食欲不振により、体重減少や筋力低下が起こることがあります。
  • 貧血:慢性的な炎症や栄養不足により、鉄欠乏性貧血やビタミンB12欠乏による貧血のリスクが高まります。
  • 腸内環境の悪化:長期間の症状により腸内細菌叢のバランスがさらに悪化し、免疫機能の低下につながる可能性があります。
  • 痔疾の発症:下痢や便秘の繰り返しにより、痔や裂肛などの肛門疾患を併発するリスクが高まります。
  • 他の消化器疾患のリスク:長期間の炎症や機能異常により、他の消化器疾患の発症リスクが上昇する可能性があります。

精神的・社会的リスク

  • うつ症状の悪化:慢性的な症状により気分の落ち込みや意欲低下が進行し、うつ病に発展するリスクがあります。
  • 不安障害の発症:「いつ症状が起こるか分からない」という不安から、外出恐怖症やパニック障害につながる可能性があります。
  • 社会生活への影響:急な便意や腹痛への不安から、外出や人との交流を避けるようになり、社会的孤立を招く可能性があります。
  • 仕事・学業への支障:症状による欠勤や早退、集中力の低下により、仕事や学業に大きな影響を与えることがあります。
  • 自己肯定感の低下:周囲に理解されにくい症状であるため、自己肯定感が低下し、人間関係にも影響することがあります。
  • 睡眠障害:症状への不安や腹痛により、良質な睡眠が妨げられ、さらなる体調悪化につながります。

早期対処の重要性

過敏性腸症候群は、早期に適切な対処を行うことで症状を軽減し、生活の質を維持することができます。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 症状の慢性化や重症化を防げる
  • 体質改善により、症状の頻度や強さを軽減できる
  • 栄養不足や合併症のリスクを減らせる
  • 精神的な負担を軽減し、社会生活への影響を最小限に抑えられる
  • 適切な生活習慣を身につけ、長期的な健康を維持できる

腹痛、下痢、便秘、ガス溜まりなどの腸の症状が続く場合は、「単なるストレス」と諦めずに、早めに専門家に相談することをおすすめします。

当院の過敏性腸症候群施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチで過敏性腸症候群の根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、腸の機能回復と自律神経のバランス調整を促進します。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:身体に負担の少ない施術で、初めての方でも安心して受けられます。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 自律神経調整:過敏性腸症候群の多くは自律神経の乱れが関与するため、自律神経を整える施術を重視します。
  • 腸内環境改善:鍼灸治療により腸の血流を改善し、腸内環境の正常化を促します。
  • ストレス軽減:肝の気の流れを改善し、心身のリラックス効果を高める施術を行います。

施術の流れ

  1. 問診:症状の詳細、発症時期、食事内容、生活習慣、ストレス状況などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・腹診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:必要に応じて、腸の機能改善や自律神経調整を促す優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに優しく鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

過敏性腸症候群に効果的なツボ

当院では以下のようなツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボで、胃腸の機能を高め、消化を促進します。
  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、脾胃の機能を調整し、下痢や便秘に効果があります。
  • 太白(たいはく):足の親指の内側にあるツボで、脾の機能を高め、消化不良や腹痛に効果的です。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、全身の気の流れを調整し、ストレス軽減に効果があります。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、肝の気の流れを改善し、ストレス性の腸症状に効果的です。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状のタイプに合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。

過敏性腸症候群に関するよくある質問(FAQ)

Q: 過敏性腸症候群の改善には何回くらい通えばいいですか?

症状の程度や体質、発症からの期間によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の症状:週1回の頻度で1〜2ヶ月程度
  • 中程度の症状:週1〜2回の頻度で2〜3ヶ月程度
  • 重度の症状:週2回から始めて、症状の改善に合わせて徐々に間隔を空けていく

初回の施術前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。過敏性腸症候群は体質改善が重要なため、継続的な施術により根本的な改善を目指します。症状が安定した後も、月1回程度のメンテナンスで再発予防に努めることをおすすめします。

Q: 食事で気をつけることはありますか?

過敏性腸症候群の方は、以下の点に注意していただくと症状の改善につながります:

  • 規則正しい食事:食事はできるだけ決まった時間に摂り、暴飲暴食を避けましょう
  • よく噛んで食べる:消化を助けるため、一口30回(玄米なら100回)程度噛むことを心がけましょう
  • 刺激物を控える:辛い物、アルコール、カフェイン、冷たい物の摂り過ぎに注意しましょう
  • 食物繊維の調整:不溶性食物繊維(ごぼう、きのこ類など)は控えめに、水溶性食物繊維(海藻、オクラなど)を適度に摂りましょう
  • 発酵食品の摂取:味噌、納豆、漬物などで腸内環境を整えましょう

東洋医学的には、体質に合わせた食材選びも重要です。当院では、あなたの証に応じた食養生のアドバイスも行っています。

Q: ストレスと過敏性腸症候群の関係は?

ストレスと過敏性腸症候群には非常に密接な関係があります。ストレスが腸に与える影響には以下のようなものがあります:

  • 腸脳相関:脳と腸は神経やホルモンでつながっており、ストレスが直接腸の動きに影響します
  • 自律神経の乱れ:ストレスにより交感神経が優位になると、腸の運動異常を引き起こします
  • 腸内環境の悪化:ストレスホルモンが腸内細菌のバランスを崩します
  • 免疫機能の低下:ストレスにより腸の粘膜免疫が低下し、炎症を起こしやすくなります

当院の施術では、鍼灸により自律神経を整え、ストレス軽減効果を高めることで、この悪循環を断ち切ることを目指します。また、日常的なストレス管理についてもアドバイスいたします。

Q: 薬物治療と鍼灸治療は併用できますか?

はい、薬物治療と鍼灸治療は併用することができます。むしろ、相乗効果が期待できる場合が多いです。

西洋医学的な薬物治療は症状の直接的な緩和に効果的ですが、鍼灸治療は体質改善や根本的な原因へのアプローチが可能です。併用することで以下のようなメリットがあります:

  • 薬の効果を高める可能性がある
  • 薬の副作用を軽減できる場合がある
  • 将来的に薬の使用量を減らせる可能性がある
  • 体質改善により根本的な改善が期待できる

現在服用中の薬がある場合は、初回カウンセリング時にその旨をお伝えください。また、治療経過については主治医と情報共有することも大切です。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は刺激の強い食べ物や冷たい飲み物を避ける
  • 十分な水分を摂る(常温または温かい飲み物がおすすめです)
  • アルコールの摂取を控える
  • 規則正しい生活リズムを心がける
  • 可能であれば早めに休息をとる

また、稀に施術後に一時的な症状の変化(好転反応)を感じることがありますが、これは体が調整されていく過程で起こる自然な反応です。通常は数日で落ち着きますが、気になる場合は院長にご相談ください。

過敏性腸症候群改善のための自宅でのセルフケア

過敏性腸症候群の改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と体質改善につながります。

食生活の改善

  • 規則正しい食事時間:食事はできるだけ決まった時間に摂ることで、胃腸のリズムを整えます。
  • 少量ずつよく噛む:一口30回(玄米なら100回)程度噛むことで消化を助け、胃腸への負担を軽減します。
  • 温かい食べ物を摂る:冷たい物は胃腸を刺激するため、常温以上の食べ物や飲み物を心がけましょう。
  • 発酵食品の摂取:味噌、納豆、漬物などで腸内環境を整えます。
  • 水溶性食物繊維を摂る:海藻、オクラ、りんごなどの水溶性食物繊維は腸の調子を整えます。
  • 控えたい食品:アルコール、カフェイン、辛い物、脂っこい物、人工甘味料は症状を悪化させることがあります。

ストレス管理

  • 深呼吸法:腹式呼吸を1日数回行うことで、自律神経のバランスを整えます。
  • 瞑想・マインドフルネス:短時間でも継続的に行うことで、心を落ち着かせ、ストレスを軽減できます。
  • 適度な運動:ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、腸の動きを促進し、ストレス軽減にも効果的です。
  • 十分な睡眠:質の良い睡眠は自律神経を整え、腸の修復を促進します。
  • 趣味やリラックス時間:自分が楽しめる活動で心身のリフレッシュを図りましょう。

腹部マッサージ

  • 「の」の字マッサージ:お腹を時計回りに「の」の字を描くようにマッサージします。腸の動きを促進し、ガス抜きにも効果的です。
  • 温湿布:お腹を温めることで血流が改善し、腸の動きが活発になります。
  • 腰部のマッサージ:腰の両側を優しくマッサージすることで、腸へのアプローチができます。

生活習慣の改善

  • 規則正しい排便習慣:決まった時間にトイレに行く習慣をつけることで、腸のリズムを整えます。
  • 水分摂取:十分な水分(特に白湯)を摂ることで、便の硬さを調整し、腸の動きを促進します。
  • 禁煙:喫煙は腸の血流を悪化させ、症状を悪化させる可能性があります。
  • 体を冷やさない:お腹周りを温め、冷房や薄着による冷えを避けましょう。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 足三里(あしさんり):膝の下外側にあるツボです。胃腸の調子を整え、消化を促進します。
  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。脾胃の機能を調整します。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の付け根にあるツボです。全身の気の流れを整えます。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボです。肝の気を整え、ストレス軽減に効果があります。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、過敏性腸症候群の症状を和らげることができます。無理なく続けられる方法から始めて、徐々に習慣化していきましょう。

過敏性腸症候群のまとめと施術のご案内

過敏性腸症候群の要約

過敏性腸症候群は、検査で異常が見つからないにも関わらず、慢性的な腹痛や便通異常(下痢・便秘)、ガス溜まりなどの腸の症状が続く機能性胃腸疾患です。現代社会のストレスや生活習慣の変化により増加している疾患で、多くの方が悩まれています。

西洋医学では腸脳相関の異常や腸管運動の問題として捉え、東洋医学では脾胃の不調や肝気鬱結などの証として分類して治療にあたります。どちらのアプローチも重要で、当院ではこれらを組み合わせた総合的な治療を提供しています。

過敏性腸症候群は放置すると栄養不足や精神的な負担が増大し、生活の質を大幅に低下させる可能性があります。しかし、適切な治療と生活習慣の改善により、多くの場合で症状の軽減が期待できます。体質改善により根本的な改善を目指すことが重要です。

当院のアプローチの特徴

当院では、過敏性腸症候群に対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状のタイプに合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った身体に負担の少ない鍼灸治療
  • 自律神経調整によるストレス軽減と腸機能改善
  • 食養生や生活習慣改善のための具体的なアドバイス
  • 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善を目指した施術

多くの患者様から「腹痛の頻度が減った」「便通が安定した」「ストレスに対する耐性が向上した」「生活の質が改善した」といったお声をいただいております。過敏性腸症候群でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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ご予約・お問い合わせ

過敏性腸症候群の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

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月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
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日曜・祝日  休み

過敏性腸症候群は辛い症状ですが、適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたの過敏性腸症候群の根本改善をサポートし、健やかな日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 6600円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

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