イライラ・気分の落ち込み・不安感

 

茨木市でイライラ・気分の落ち込み・不安感でお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 些細なことでイライラして、周囲に当たってしまうことが増えた
  • 気分が落ち込みやすく、何をするにも気力がわかない
  • 漠然とした不安感が常にあり、心が休まらない
  • 感情のコントロールが難しく、突然涙が出てくることがある
  • 夜眠れない、または眠りが浅く疲れが取れない
  • 胸が締め付けられるような感覚や動悸を感じることがある

イライラ、気分の落ち込み、不安感といった心の不調は、現代社会において多くの方が経験される症状です。これらは単なる「気持ちの問題」ではなく、自律神経の乱れやホルモンバランスの変化、ストレスの蓄積など、様々な身体的要因が関わっています。

この記事では、イライラ・気分の落ち込み・不安感の原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのようにこれらの症状を緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

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西洋医学の視点から

イライラ・気分の落ち込み・不安感とは

西洋医学では、イライラ・気分の落ち込み・不安感は「気分障害」や「不安障害」の症状として捉えられることがあります。また、これらの症状が自律神経失調症の一部として現れることも多くあります。脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)のバランスが崩れることで、感情のコントロールが難しくなると考えられています。

主な原因

  • ストレスの蓄積:仕事、人間関係、家庭環境などの慢性的なストレスにより、脳の情動をコントロールする部分(扁桃体や前頭前野)の機能が低下します。
  • 自律神経の乱れ:交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、イライラや不安感が強まります。
  • 神経伝達物質の不均衡:セロトニン(幸福感を司る)やドーパミン(意欲を司る)などの減少により、気分の落ち込みや不安感が生じます。
  • ホルモンバランスの変化:女性の場合、月経周期や更年期によるホルモン変動が感情に影響します。男性も加齢によるテストステロンの減少が関係することがあります。
  • 睡眠不足:質の良い睡眠が取れないと、脳の疲労回復が妨げられ、感情のコントロールが難しくなります。
  • 栄養の偏り:ビタミンB群、鉄分、マグネシウムなどの不足は、神経伝達物質の合成に影響し、精神的な不調を引き起こします。
  • 運動不足:適度な運動はストレスホルモンを減少させ、セロトニンの分泌を促進しますが、運動不足ではこれらの効果が得られません。

症状が発生するメカニズム

イライラ・気分の落ち込み・不安感は以下のようなメカニズムで発生します:

  1. 慢性的なストレスや過労により、視床下部-下垂体-副腎系(HPA軸)が過剰に活性化され、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増加します
  2. コルチゾールの慢性的な高値は、脳の海馬(記憶を司る部分)を萎縮させ、前頭前野(理性的な判断を司る部分)の機能を低下させます
  3. 同時に、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌が減少し、気分の調整が困難になります
  4. 自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になることで、イライラや不安感が増し、動悸や息苦しさなどの身体症状も現れます
  5. これらの症状がさらにストレスとなり、悪循環を形成します

西洋医学的なアプローチでは、抗不安薬や抗うつ薬による薬物療法、認知行動療法などの心理療法、生活習慣の改善などが治療の中心となります。ただし、個人差が大きく、症状の現れ方や程度は人によって異なります。

東洋医学の視点から

東洋医学での捉え方

東洋医学では、イライラ・気分の落ち込み・不安感を「気の乱れ」や「心神不安(しんしんふあん)」として捉えます。心(しん)は精神活動を司る臓器とされ、心の機能が正常に働かないことで、感情のコントロールが難しくなると考えられています。また、肝(かん)の気の流れが滞ることで、イライラや情緒不安定が生じるとされています。

関連する経絡

イライラ・気分の落ち込み・不安感に特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 心経(しんけい):精神活動を司り、不安や動悸などの症状に関連します。
  • 肝経(かんけい):気の流れの調整を担当し、イライラや情緒不安定に深く関わります。
  • 脾経(ひけい):思慮を司り、考えすぎによる気分の落ち込みに関連します。
  • 腎経(じんけい):生命エネルギーの源泉で、恐れや不安感と関連します。
  • 心包経(しんぽうけい):心を守る働きがあり、精神的なストレスからの保護に関わります。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、イライラ・気分の落ち込み・不安感を以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 肝気鬱結(かんきうっけつ)

特徴:ストレスにより肝の気の流れが滞った状態です。
症状:イライラ、怒りっぽい、気分の浮き沈み、胸や脇の張り、ため息が多い、喉のつかえ感。
改善方法:肝の気の流れを改善する食材(柑橘類、セロリ、春菊など)や疏肝解鬱の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

2. 心脾両虚(しんぴりょうきょ)

特徴:心と脾の機能が低下した状態で、精神的な不安と消化機能の低下が同時に起こります。
症状:不安、動悸、不眠、多夢、疲れやすい、食欲不振、気分の落ち込み、顔色が悪い。
改善方法:心と脾を補う食材(なつめ、龍眼肉、山芋など)や補気養血の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

3. 心腎不交(しんじんふこう)

特徴:心と腎のバランスが崩れ、心の火が上がり、腎の水が下がった状態です。
症状:不安感、不眠、動悸、のぼせ、寝汗、手足のほてり、耳鳴り、腰のだるさ。
改善方法:心腎のバランスを整える食材(黒ゴマ、クルミ、百合根など)や交通心腎の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

4. 気滞血瘀(きたいけつお)

特徴:気の滞りが長期化し、血の流れも悪くなった状態です。
症状:イライラ、不安感、胸の痛み、頭痛、月経不順(女性の場合)、舌が暗い色をしている。
改善方法:気血の流れを改善する食材(サフラン、桃、玉ねぎなど)や行気活血の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

5. 痰火擾心(たんかじょうしん)

特徴:痰と熱が心を乱している状態です。
症状:激しい不安感、焦燥感、動悸、胸苦しさ、不眠、悪夢、口が苦い、粘っこい痰。
改善方法:痰と熱を取り除く食材(竹の子、こんにゃく、海藻類など)や清熱化痰の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、イライラ・気分の落ち込み・不安感は主に以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 心(しん):精神活動を司り、喜びや不安などの感情をコントロールします。心の機能が低下すると、不安や動悸、不眠などの症状が現れます。
  • 肝(かん):気の流れを調整し、血を貯蔵する働きがあります。ストレスにより機能が低下すると、イライラや情緒不安定、怒りっぽさなどの症状を引き起こします。
  • 脾(ひ):思慮を司り、消化吸収を担当します。考えすぎると脾の機能が低下し、気分の落ち込みや食欲不振につながります。
  • 腎(じん):生命エネルギーの源泉で、恐れや不安を司ります。腎の機能が低下すると、漠然とした不安感や恐怖感が生じやすくなります。
  • 肺(はい):気を全身に巡らせる役割があり、悲しみを司ります。肺の機能低下は気分の落ち込みに関わります。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化もイライラ・気分の落ち込み・不安感の症状に影響すると考えます:

  • :肝の気が上昇する時期で、肝気鬱結の症状(イライラ、情緒不安定など)が悪化しやすい季節です。
  • :心の働きが活発になる季節ですが、暑さにより心火が過剰になると、不安感や不眠が強くなることがあります。
  • 長夏(梅雨時期):湿気が多い時期で、脾の機能が低下しやすく、気分の落ち込みや倦怠感が現れやすくなります。
  • :肺の働きが活発になる季節で、悲しみの感情が強くなりやすい時期です。乾燥により体内の潤いが不足すると、気分の落ち込みが増すことがあります。
  • :腎の働きが活発になる季節で、不安感や恐怖感が強くなりやすい時期です。寒さにより気血の流れが悪くなると、症状が悪化することがあります。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
原因の捉え方 神経伝達物質の不均衡、自律神経の乱れ、ストレスホルモンの過剰分泌 気の滞り、心神不安、五臓(特に心、肝、脾)のバランスの乱れ
診断方法 問診、心理検査、血液検査(ホルモン値など)、脳画像検査(必要に応じて) 四診(望診・聞診・問診・切診)による体質や証の判断、脈診、舌診
治療アプローチ 薬物療法(抗不安薬、抗うつ薬など)、認知行動療法、生活習慣の改善 鍼灸治療、漢方薬、体質改善、養生法
治療の焦点 症状の直接的な緩和、神経伝達物質のバランス調整、認知の歪みの修正 体質改善、気血水のバランス調整、自然治癒力の向上、心身の調和
副作用の考慮 薬物療法には眠気、依存性、離脱症状などの副作用の可能性がある 体質に合った鍼灸や漢方を用いることで副作用のリスクは比較的低い
個人差の考慮 症状や検査結果に基づいた標準的な治療 体質や証に基づいた個別的な治療
予防の考え方 ストレス管理、規則正しい生活習慣、認知の修正 体質に合わせた養生法、未病の段階からの対応、季節に応じたケア

西洋医学と東洋医学は、それぞれ異なるアプローチでイライラ・気分の落ち込み・不安感に対処しますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。

イライラ・気分の落ち込み・不安感を放置するリスク

イライラ・気分の落ち込み・不安感は「気持ちの問題」として軽視されがちですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。

身体的リスク

  • 自律神経失調症の悪化:慢性的なストレス状態が続くことで、自律神経のバランスがさらに崩れ、動悸、めまい、頭痛、胃腸障害などの身体症状が現れます。
  • 免疫力の低下:ストレスホルモンの慢性的な分泌により、免疫機能が低下し、風邪をひきやすくなったり、感染症にかかりやすくなります。
  • 睡眠障害の慢性化:不安やイライラにより質の良い睡眠が取れなくなり、慢性的な疲労や集中力の低下につながります。
  • 心血管疾患のリスク増加:慢性的なストレス状態は血圧を上昇させ、心臓病や脳卒中のリスクを高めます。
  • 胃腸障害:ストレスにより胃酸の分泌が増加したり、腸の動きが乱れ、胃痛、胃潰瘍、過敏性腸症候群などを引き起こすことがあります。
  • 慢性痛の発症:ストレスによる筋緊張が続くと、肩こり、頭痛、腰痛などの慢性痛が発症することがあります。

精神的リスク

  • うつ病の発症:気分の落ち込みが長期化すると、本格的なうつ病に進展するリスクが高まります。
  • 不安障害の発症:不安感が強くなり、パニック障害や全般性不安障害などの不安障害に発展する可能性があります。
  • 自己肯定感の低下:感情のコントロールができないことで自分を責め、自己肯定感が低下し、さらに気分が落ち込むという悪循環に陥ります。
  • 依存症のリスク:不安やイライラから逃れるために、アルコールや薬物への依存が生じることがあります。
  • 認知機能の低下:慢性的なストレスは記憶力や集中力、判断力の低下を招きます。

社会的リスク

  • 対人関係の悪化:イライラや気分の落ち込みにより、家族や友人、職場での人間関係に問題が生じる可能性があります。
  • 仕事のパフォーマンス低下:集中力の低下や気分の不安定さにより、仕事の効率が下がり、ミスが増えることがあります。
  • 社会的孤立:症状により外出や人との交流が億劫になり、社会的に孤立してしまうことがあります。
  • 生活の質の低下:趣味や楽しみを感じられなくなり、生活全体の質が低下します。

早期対処の重要性

イライラ・気分の落ち込み・不安感は、早期に適切な対処を行うことで症状を緩和し、生活の質を維持することができます。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 症状が重症化する前に改善できる
  • うつ病や不安障害などの精神疾患への進展を防げる
  • 身体的な合併症のリスクを減らせる
  • 対人関係や仕事への影響を最小限に抑えられる
  • 早期に対処することで回復までの期間が短くなる

イライラ・気分の落ち込み・不安感の症状を感じたら、「気持ちの問題だから」と諦めずに、早めに専門家に相談することをおすすめします。

当院のイライラ・気分の落ち込み・不安感施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチでイライラ・気分の落ち込み・不安感の根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、心身のバランスを整えていきます。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:身体に負担の少ない優しい施術で、初めての方でも安心して受けられます。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 遠隔治療の活用:症状のある部分だけでなく、手足のツボも使った全身的なアプローチで効果を高めます。
  • 自律神経調整:イライラや不安感の多くは自律神経の乱れから生じるため、自律神経を整える施術を重視します。
  • 気血の流れの改善:経絡の流れを整え、気血の巡りを改善することで、心身のバランスを取り戻します。

施術の流れ

  1. 問診:イライラ・気分の落ち込み・不安感の症状や生活習慣、既往歴などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・腹診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:必要に応じて、自律神経の調整を促す優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに優しく鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

イライラ・気分の落ち込み・不安感に効果的なツボ

当院では例えば以下のツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 神門(しんもん):手首の内側のしわにあるツボで、心を落ち着かせ、不安や不眠を緩和します。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分腕を上がったところにあるツボで、不安やイライラを鎮め、自律神経を整えます。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の骨が交わるくぼみにあるツボで、肝の気を整え、イライラを和らげます。
  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、気血の流れを整え、心身のバランスを調整します。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、全身の気の流れを調整し、ストレス緩和に効果があります。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。

イライラ・気分の落ち込み・不安感に関するよくある質問(FAQ)

Q: イライラ・気分の落ち込み・不安感の改善には何回くらい通えばいいですか?

症状の程度や体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の症状:週1回の頻度で1〜2ヶ月
  • 中程度の症状:週1〜2回の頻度で2〜3ヶ月
  • 重度の症状:週2回から始めて、症状の改善に合わせて徐々に間隔を空けていく

初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。症状の改善に合わせて、徐々に通院間隔を広げていくことが一般的です。継続的な施術により、根本的な体質改善を目指します。

Q: 薬を飲んでいますが、鍼灸治療は併用できますか?

はい、薬物療法と鍼灸治療は併用することができます。むしろ、相乗効果が期待できる場合もあります。

抗不安薬や抗うつ薬などの薬物療法は症状を直接的に緩和しますが、副作用や依存性のリスクがあります。一方、鍼灸治療は体の自然な調整機能を高め、自律神経のバランスを整えることで症状の緩和を促します。

当院の鍼灸治療は、薬の効果をサポートしたり、副作用を軽減する役割も果たします。また、症状が安定してきた場合は、医師と相談しながら薬の量を減らしていくことも可能です。ただし、現在服用中の薬がある場合は、初回カウンセリング時にその旨をお伝えください。

Q: イライラや不安感は自律神経失調症と関係がありますか?

はい、イライラや不安感は自律神経失調症の主要な症状の一つです。自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで起こる様々な症状の総称です。

自律神経のバランスが崩れると、イライラや不安感といった精神症状だけでなく、動悸、めまい、頭痛、胃腸の不調、不眠などの身体症状も現れることがあります。これらの症状は相互に影響し合い、悪循環を形成することがあります。

当院の鍼灸治療では、自律神経のバランスを整えることを重視しており、多くの患者様が「イライラが減った」「心が落ち着いた」「よく眠れるようになった」といった改善を実感されています。

Q: どのような症状が改善しやすいですか?

鍼灸治療は特に以下のような症状に効果を発揮することが多いです:

  • 慢性的なイライラや怒りっぽさ
  • 漠然とした不安感や緊張感
  • 気分の落ち込みや意欲の低下
  • 不眠や睡眠の質の低下
  • 動悸や息苦しさなどの身体症状を伴う不安
  • ストレスによる胃腸の不調

特に自律神経の調整が鍵となる症状には効果的です。ただし、個人差があり、体質や症状の程度によって改善のスピードや効果は異なります。また、鍼灸治療は一時的な対症療法ではなく、根本的な体質改善を目指すため、継続的な施術が重要です。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は激しい運動や長時間の入浴(サウナなど)は避ける
  • アルコールの過剰摂取を控える
  • 水分を十分に摂る(特に白湯がおすすめです)
  • 可能であれば施術後は休息をとる
  • 規則正しい生活リズムを心がける
  • 深呼吸や瞑想など、リラックスできる時間を持つ

また、稀に施術後に「好転反応」として、一時的に眠気やだるさを感じたりすることがあります。これは体が治癒に向かうプロセスの一つで、通常2〜3日で収まります。気になる場合は院長にご連絡ください。

イライラ・気分の落ち込み・不安感改善のための自宅でのセルフケア

イライラ・気分の落ち込み・不安感の改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と体質改善につながります。

呼吸法とリラクゼーション

  • 腹式呼吸:お腹を膨らませながら鼻から息を吸い、お腹をへこませながら口から息を吐きます。1日数回、各5〜10分程度行うことで、自律神経のバランスを整えることができます。
  • 4-7-8呼吸法:4秒かけて鼻から息を吸い、7秒息を止め、8秒かけて口から息を吐きます。この呼吸法は不安感を和らげ、リラックス効果が高いとされています。
  • 瞑想:毎日5〜10分程度、静かな場所で目を閉じて呼吸に意識を向けます。思考が浮かんできても、判断せずに受け流し、再び呼吸に意識を戻します。
  • 漸進的筋弛緩法:体の各部位を順番に緊張させてから緩める方法です。筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことで、全身のリラックスを促します。

適度な運動習慣

  • 有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動は、セロトニンの分泌を促進し、ストレスホルモンを減少させます。1日20〜30分程度が目安です。
  • ヨガ:呼吸と動作を組み合わせたヨガは、心身のリラックス効果が高く、イライラや不安感の解消に効果的です。
  • ストレッチ:朝晩のストレッチは筋肉の緊張をほぐし、血行を促進します。特に首や肩、背中のストレッチがおすすめです。
  • 太極拳:ゆっくりとした動作と深い呼吸を組み合わせた太極拳は、心を落ち着かせる効果があります。

食生活の改善

  • セロトニンの材料となる食品:バナナ、乳製品、大豆製品、ナッツ類などに含まれるトリプトファンは、セロトニンの材料となります。
  • ビタミンB群を含む食品:玄米、豚肉、レバー、魚類などに含まれるビタミンB群は、神経伝達物質の合成に重要です。
  • マグネシウムを含む食品:海藻類、ナッツ類、緑黄色野菜などに含まれるマグネシウムは、神経の興奮を抑える働きがあります。
  • 控えたい食品:カフェイン、アルコール、砂糖の多い食品は、一時的に気分を高揚させますが、その後の落ち込みが大きくなることがあります。特に寝る前は避けましょう。
  • 規則正しい食事:3食をできるだけ同じ時間に摂ることで、生体リズムが整い、自律神経のバランスが安定します。

睡眠の質の向上

  • 規則正しい睡眠リズム:できるだけ毎日同じ時間に就寝・起床することで、体内時計が整い、睡眠の質が向上します。
  • 寝室環境の整備:静かで暗く、適温(18〜22度程度)の環境を整えましょう。寝具も自分に合ったものを選びましょう。
  • 就寝前のルーティン:入浴、読書、ストレッチなど、リラックスできる活動を就寝前の習慣にしましょう。
  • デジタルデトックス:就寝1時間前にはスマートフォンやパソコン、テレビなどのブルーライトを発する機器の使用を控えましょう。
  • 昼寝の工夫:昼寝をする場合は、午後3時までに20〜30分程度にとどめましょう。長時間の昼寝は夜の睡眠の質を下げることがあります。

ストレス管理

  • 日記をつける:感情や出来事を書き出すことで、自分の気持ちを整理し、ストレスを軽減できます。
  • 趣味の時間を持つ:自分が楽しめる活動や趣味の時間を定期的に持つことで、精神的な余裕を作りましょう。
  • 自然に触れる:公園を散歩したり、自然の中で過ごす時間は、心を落ち着かせる効果があります。
  • コミュニケーション:信頼できる人に気持ちを話すことで、心が軽くなることがあります。一人で抱え込まないようにしましょう。
  • 完璧主義を手放す:すべてを完璧にこなそうとせず、「70点でOK」くらいの気持ちで取り組むことも大切です。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 神門(しんもん):手首の内側のしわにあるツボです。心を落ち着かせ、不安や不眠を緩和します。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分腕を上がったところにあるツボです。不安や動悸、イライラに効果があります。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の骨が交わるくぼみにあるツボです。肝の気を整え、イライラを和らげます。
  • 百会(ひゃくえ):頭頂部の真ん中にあるツボです。精神を安定させ、不安感を鎮める効果があります。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、イライラ・気分の落ち込み・不安感の症状を和らげることができます。無理なく続けられる方法から始めて、徐々に習慣化していきましょう。

イライラ・気分の落ち込み・不安感のまとめと施術のご案内

イライラ・気分の落ち込み・不安感の要約

イライラ・気分の落ち込み・不安感は、現代社会において多くの方が経験される症状です。西洋医学では神経伝達物質の不均衡や自律神経の乱れが主な原因とされ、東洋医学では気の滞りや五臓のバランスの乱れと捉えられています。

これらの症状は単なる「気持ちの問題」ではなく、様々な身体的要因が関わっており、放置すると身体的・精神的な健康問題につながる可能性があります。特に自律神経失調症との関連が深く、動悸、めまい、不眠、胃腸の不調などの身体症状も同時に現れることがあります。

イライラ改善、不安感の解消、気分の落ち込みからの回復には、適切な施術による自律神経の調整やホルモンバランスの改善に加えて、日常生活での呼吸法、運動、食事、睡眠、ストレス管理などの見直しが欠かせません。一時的な対症療法ではなく、根本的な体質改善を目指すことが長期的な健康維持につながります。

当院のアプローチの特徴

当院では、イライラ・気分の落ち込み・不安感に対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った鍼灸治療と、体質に合わせた施術
  • 自律神経を整え、気血の流れを改善する施術
  • 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善と再発防止を目指した施術

多くの患者様から「イライラが減った」「心が落ち着いた」「不安感が軽くなった」「よく眠れるようになった」「気分が安定した」といったお声をいただいております。イライラ・気分の落ち込み・不安感でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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ご予約・お問い合わせ

イライラ・気分の落ち込み・不安感の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

【住所】

567-0818
大阪府茨木市本町1-16本町8番館1階
(阪急茨木市駅から徒歩5分)

【お電話】

072-622ー0134

【受付時間】

月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

イライラ・気分の落ち込み・不安感は辛い症状ですが、適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたのイライラ・気分の落ち込み・不安感の根本改善をサポートし、健やかな日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 6600円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

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