まぶたの痙攣

 

まぶたの痙攣でお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • まぶたが自分の意思とは関係なく、ピクピクと痙攣することがある
  • 疲れているときやストレスを感じるとまぶたの痙攣が起こりやすくなる
  • 人と話しているときに痙攣が起き、相手に気づかれないか気になる
  • 痙攣が数日から数週間続くことがあり、日常生活に支障をきたしている
  • 時間が経つにつれて痙攣の頻度や強さが増してきた
  • 目の乾燥感や疲労感とともに痙攣が起こることが多い

まぶたの痙攣(眼瞼痙攣)は、多くの方が経験する症状です。軽度のものから日常生活に影響を及ぼす重度のものまで、症状の程度は様々です。

この記事では、まぶたの痙攣の原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院の鍼灸・整体がどのようにまぶたの痙攣を緩和するのか、また自宅でできるセルフケアの方法についても詳しくお伝えしていきます。

23301435_m

西洋医学的視点でのまぶたの痙攣の原因とメカニズム

まぶたの痙攣の定義

西洋医学では、まぶたの痙攣を「眼輪筋(がんりんきん)という目の周りの筋肉が不随意に収縮することによって起こる症状」と定義しています。症状の程度や原因によって、以下のように分類されます:

  • 良性眼瞼痙攣(りょうせいがんけんけいれん):ストレスや疲労などが原因で一時的に起こる軽度の症状
  • 本態性眼瞼痙攣(ほんたいせいがんけんけいれん):両側のまぶたに起こる持続的な痙攣
  • 片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん):顔の片側に起こる痙攣で、まぶたから始まり頬や口元に広がることもある

主な原因

  • 疲労とストレス:長時間のパソコン作業や読書、睡眠不足などによる目の疲労や精神的ストレスは、最も一般的な原因です。
  • 目の乾燥と刺激:ドライアイやコンタクトレンズの使用による刺激、目の表面の炎症が痙攣の引き金になることがあります。
  • カフェインの過剰摂取:コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインの取りすぎが影響することがあります。
  • 栄養不足:マグネシウムやビタミンB群などの不足が関連しているという報告があります。
  • 神経の圧迫:特に片側顔面痙攣では、顔面神経が血管によって圧迫されることが原因とされています。
  • 脳機能の異常:本態性眼瞼痙攣では、脳の基底核という部分の機能異常が関与していると考えられています。

まぶたの痙攣が発生するメカニズム

まぶたの痙攣は以下のようなメカニズムで発生します:

  1. 軽度の良性眼瞼痙攣の場合、目の疲労やストレスにより、眼輪筋の神経が過剰に興奮状態になります。
  2. 本態性眼瞼痙攣では、脳の基底核という運動調節を担う部分の機能異常により、眼輪筋に対する抑制が効かなくなります。
  3. 片側顔面痙攣では、顔面神経が近接する血管によって圧迫され、異常な興奮が生じます。
  4. いずれの場合も、神経伝達物質のバランスが崩れることで、眼輪筋が不随意に収縮し、まぶたのピクピクとした動きが現れます。

西洋医学的なアプローチでは、症状の程度や原因に応じて、休息や生活習慣の改善、薬物療法、ボツリヌス毒素注射、外科的治療などが行われます。ただし、軽度の症状の場合は自然に改善することも多いとされています。

東洋医学的視点でのまぶたの痙攣の原因とメカニズム

東洋医学でのまぶたの痙攣の捉え方

東洋医学では、まぶたの痙攣を「風邪(ふうじゃ)」や「肝(かん)」の異常と関連づけて考えます。特に「肝風内動(かんぷうないどう)」という状態が主な原因と捉えられています。肝は「筋」を支配するとされており、筋肉の痙攣は肝の機能異常のサインとして見られます。

関連する経絡

まぶたの痙攣に特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 肝経(かんけい):全身の筋肉の動きをコントロールし、目の周囲を走行しています。肝の機能低下やストレスにより気の流れが滞ると、まぶたの痙攣が起こりやすくなります。
  • 胆経(たんけい):肝と表裏関係にあり、目の外側を通っています。肝胆の不調により、目の周囲に症状が現れます。
  • 胃経(いけい):目の下を通り、顔面の栄養に関わっています。胃経の気の乱れが顔面の痙攣に関連することがあります。
  • 膀胱経(ぼうこうけい):目の内側から頭部を通り、全身の緊張状態に影響します。過度の緊張やストレスで乱れると目の周囲に症状が出ることがあります。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、まぶたの痙攣を以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 肝陽上亢(かんようじょうこう)

特徴:肝の陽が過剰に上方へ昇り、頭部や目に症状を引き起こす状態です。
症状:まぶたの痙攣、頭痛、めまい、イライラ、のぼせ、顔面紅潮、不眠。
改善方法:肝陽を鎮め、上方への上昇を抑える食材(セロリ、きゅうり、白きくらげなど)や鍼灸治療が効果的です。

2. 肝血不足(かんけつふそく)

特徴:肝を潤す血が不足した状態で、筋肉の栄養が十分でなくなります。
症状:まぶたの痙攣、目の乾燥、視力低下、疲れやすい、不眠、爪がもろい、顔色が悪い。
改善方法:肝血を補う食材(レバー、ほうれん草、黒豆など)や補血作用のある鍼灸治療が効果的です。

3. 肝気鬱結(かんきうっけつ)

特徴:ストレスなどにより肝の気の流れが滞った状態です。
症状:まぶたの痙攣、胸や脇の張り、ため息が多い、イライラ、気分の落ち込み、月経不順(女性の場合)。
改善方法:肝の気の流れを改善する食材(柑橘類、香味野菜など)や疏肝解鬱の鍼灸治療が効果的です。

4. 風痰(ふうたん)

特徴:体内に痰が生じ、それが風邪の性質を帯びた状態です。
症状:まぶたの痙攣のほか、めまい、頭重感、むくみ、痰の絡む咳、舌に白苔がつく。
改善方法:痰を取り除く食材(大根、冬瓜など)と風を鎮める鍼灸治療が効果的です。

5. 腎虚肝旺(じんきょかんおう)

特徴:腎の精気が不足し、それを抑制すべき肝の機能が相対的に亢進した状態です。
症状:慢性的なまぶたの痙攣、腰や膝の痛み、耳鳴り、めまい、疲労感が強い、抜け毛。
改善方法:腎を補い肝を鎮める食材(黒ゴマ、クコの実、山芋など)や腎を補う鍼灸治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、まぶたの痙攣は主に以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 肝(かん):筋肉をコントロールし、血を貯蔵する働きがあります。ストレスや疲労により機能が低下すると、筋肉のけいれんや痙攣を引き起こします。
  • 腎(じん):体の根本的なエネルギー源である「精」を蓄えています。腎の機能低下は肝の働きにも影響し、慢性的な症状につながります。
  • 脾(ひ):気と血を生成する働きがあり、筋肉に栄養を送る役割を担っています。脾の機能低下は血の不足を招き、筋肉の痙攣に関連します。
  • 胆(たん):肝と表裏関係にあり、決断力や判断力に関わります。胆の働きの低下は肝の機能にも影響します。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化もまぶたの痙攣に影響すると考えます:

  • :肝の気が上昇する時期で、肝の症状が悪化しやすい季節です。春先にまぶたの痙攣が増える方は、肝の不調が関与している可能性があります。
  • 風の影響:東洋医学では「風」は体の表面から侵入し、痙攣や震えなどの症状を引き起こすとされています。強風の日や季節の変わり目にまぶたの痙攣が悪化することがあります。
  • 湿度と温度:極端な乾燥や湿気、寒暖差も症状に影響します。特に乾燥は目の潤いを奪い、刺激となって痙攣を誘発することがあります。
  • 生活環境:パソコンやスマートフォンの使用時間、照明の明るさ、空調などの環境要因も影響します。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
原因の捉え方 神経興奮、血管による神経圧迫、脳機能の異常など物理的・生理学的要因 肝の機能異常、気血のバランスの乱れ、風邪の侵入などエネルギーの不均衡
診断方法 問診、神経学的検査、MRIやCTスキャンなどの画像診断 四診(望診・聞診・問診・切診)による体質や証の判断
治療アプローチ 休息、薬物療法、ボツリヌス毒素注射、外科手術(神経血管減圧術など) 鍼灸治療、漢方薬、体質改善、養生法
治療の焦点 症状の直接的な抑制、原因となる構造的異常の修正 体質改善、気血のバランス調整、自然治癒力の向上
副作用の考慮 薬物療法による副作用、ボツリヌス注射による一時的な筋力低下、手術リスクなど 体質に合った鍼灸や漢方を用いることで副作用のリスクは比較的低い
個人差の考慮 疾患の種類による標準的な治療 体質や証に基づいた個別的な治療
予防の考え方 目の休息、ストレス管理、眼科検診 体質に合わせた養生法、未病の段階からの対応

西洋医学と東洋医学は、それぞれ異なるアプローチでまぶたの痙攣に対処しますが、どちらも長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な治療を提供しています。

まぶたの痙攣を放置するリスク

まぶたの痙攣は「そのうち治る」と放置されがちですが、症状によっては適切な対処をしないまま放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。

身体的リスク

  • 症状の進行:軽度の痙攣が進行し、頻度や強さが増したり、持続時間が長くなったりする可能性があります。
  • 眼精疲労の悪化:痙攣による筋肉の緊張が目の疲れをさらに悪化させる悪循環を生み出すことがあります。
  • 視覚機能への影響:重度の場合、まぶたが開きにくくなる「痙攣性眼瞼下垂」に進行し、視界が妨げられることがあります。
  • 顔面の筋肉への波及:特に片側顔面痙攣では、症状が顔の他の部分にも広がる可能性があります。
  • 頭痛や肩こりの誘発:まぶたの周囲の筋肉の緊張が、頭痛や首・肩のこりを引き起こすことがあります。

精神的リスク

  • 社会的不安:人前での痙攣に対する意識が高まり、対人関係や社会生活に不安を感じることがあります。
  • ストレスの増加:症状自体がストレスとなり、それがさらに症状を悪化させるという悪循環が生じる可能性があります。
  • 集中力の低下:痙攣による不快感や視界の妨げにより、仕事や勉強、運転などの集中力が低下することがあります。
  • 抑うつ傾向:長期間症状が続くことで、無力感や抑うつ気分につながることがあります。
  • QOL(生活の質)の低下:総合的に日常生活の質が低下し、生活の満足度が下がる可能性があります。

早期対処の重要性

まぶたの痙攣は、早期に適切な対処を行うことで症状を緩和し、進行を防ぐことができます。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 症状が軽度のうちに改善できる
  • 根本的な原因の早期発見・対処が可能
  • 慢性化や重症化を防ぐことができる
  • ストレスや不安の軽減により生活の質を維持できる
  • 潜在的な健康問題の早期発見につながることがある

まぶたの痙攣は軽度であっても、その背景に体の不調のサインが隠れていることがあります。「そのうち治る」と放置せず、特に2週間以上続く場合や徐々に悪化する場合は、専門家に相談することをおすすめします。

当院のまぶたの痙攣施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチでまぶたの痙攣の根本改善を目指します。一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を行い、心身のバランスを整えていきます。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った優しい鍼灸治療:痛みが少なく、初めての方でも安心して受けられる優しい施術です。遠隔にあるツボを使うことで、顔面に直接施術しなくても効果が得られます。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などの東洋医学的診断を行い、あなたの「証」を見極めた施術を行います。
  • 全身調整:まぶたの痙攣の直接的な原因となる肝や自律神経の乱れを整えるため、全身のバランスを調整します。
  • 自律神経調整:ストレスや疲労による自律神経の乱れを整え、筋肉の過緊張を緩和します。
  • 血流改善:目や顔面の血流を促進し、栄養供給を高めることで健康な筋肉の状態を取り戻します。

施術の流れ

  1. 問診:まぶたの痙攣の状態、発症時期や頻度、生活習慣、ストレス状況などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・腹診などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:必要に応じて、首や肩、背中の緊張を緩める優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに優しく鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできるケア方法についてアドバイスします。

まぶたの痙攣に効果的なツボ

当院では例えば以下のツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の付け根の間にあるツボで、肝の機能を調整し、目の症状に効果があります。
  • 行間(こうかん):足の親指と人差し指の間にあるツボで、肝火を鎮め、目のけいれんを和らげます。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、頭部や顔面の症状に広く効果があります。
  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分腕を上がったところにあるツボで、自律神経を整え、ストレスを和らげます。

顔面周囲のツボ(局所治療)

  • 攅竹(さんちく):眉の内側の窪みにあるツボで、目の疲れやけいれんに効果があります。
  • 魚腰(ぎょよう):眉毛の中央の下にあるツボで、目の周囲の痙攣を和らげます。
  • 四白(しはく):目の下の頬骨の下にあるツボで、顔面の血流を促進します。
  • 太陽(たいよう):こめかみにあるツボで、頭痛や目の疲れ、顔面のこわばりを緩和します。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。特に当院では、顔に直接鍼をせずとも効果が得られる手足のツボを中心とした施術を大切にしています。

まぶたの痙攣に関するよくある質問(FAQ)

Q: まぶたの痙攣の改善には何回くらい通えばいいですか?

A: 症状の程度や原因、体質によって個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の症状(疲労性のもの):週1回の頻度で2〜4週間
  • 中程度の症状:週1〜2回の頻度で1〜2ヶ月
  • 慢性化した症状:週2回から始めて、症状の改善に合わせて徐々に間隔を空けていく

初回の施術後に、あなたの状態に合わせた通院計画をご提案いたします。症状の改善に合わせて、徐々に通院間隔を広げていくことが一般的です。継続的な施術により、根本的な体質改善を目指します。

Q: まぶたの痙攣と眼精疲労は関係ありますか?

A: はい、密接な関係があります。眼精疲労はまぶたの痙攣の主要な原因の一つです。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用、読書などで目を酷使すると、目の周囲の筋肉が緊張状態になり、それが痙攣を引き起こすことがあります。

また、眼精疲労による目の乾燥や刺激も、まぶたの痙攣の引き金になります。目がしょぼしょぼする、かすむ、充血するなどの眼精疲労の症状とまぶたの痙攣が同時に現れることも多いです。

当院では、まぶたの痙攣と眼精疲労を関連した症状として総合的に対処し、目の使い方の指導や、目の周囲の血流を促進する施術を行っています。

Q: 片側だけまぶたが痙攣するのは何か問題がありますか?

A: 片側のまぶたの痙攣は、一時的な疲労やストレスによる軽度の症状の場合もありますが、「片側顔面痙攣」という状態の可能性もあります。片側顔面痙攣は、顔面神経が血管によって圧迫されることで起こることが多く、まぶたから始まって徐々に同じ側の頬や口元にも症状が広がることがあります。

症状が2週間以上続く場合や、徐々に悪化する場合、まぶた以外の部分にも痙攣が広がる場合は、医療機関での精査をおすすめします。当院では東洋医学的な観点からの施術を提供しますが、必要に応じて適切な医療機関をご紹介することもできます。

東洋医学では、片側の症状は特定の経絡の乱れに関連していることが多いため、その経絡を調整する施術を行います。

Q: 長年まぶたの痙攣で悩んでいますが、改善する見込みはありますか?

A: 慢性化したまぶたの痙攣でも、適切なアプローチで改善する可能性は十分にあります。長期間続いている場合は、体の深部にバランスの乱れが定着している可能性があるため、改善までに時間がかかることもありますが、根気よく取り組むことで症状を軽減することができます。

当院では、単に症状を一時的に抑えるのではなく、根本的な原因に対処する施術を行います。特に東洋医学的なアプローチでは、肝の機能調整や気血のバランス改善など、体全体のバランスを整えることで慢性的な症状にもアプローチします。

また、生活習慣の見直しや自宅でのセルフケア方法もご指導しますので、施術と併せて実践していただくことで、長年の症状も徐々に改善していくことが期待できます。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

A: 施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は過度の目の使用(長時間のパソコン作業、スマートフォンの使用など)を控える
  • 十分な水分を摂る(体内の循環を促進します)
  • アルコールの過剰摂取や刺激の強い食べ物を控える
  • 可能であれば温かいタオルで目を温める(血行を促進します)
  • 十分な休息と睡眠をとる

また、稀に施術後に「好転反応」として、一時的に症状が強くなったり、だるさを感じたりすることがあります。これは体が治癒に向かうプロセスの一つで、通常2〜3日で収まります。気になる場合はご連絡ください。

まぶたの痙攣改善のための自宅でのセルフケア

まぶたの痙攣の改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と体質改善につながります。

目の疲れを軽減する習慣

  • 20-20-20ルール:20分ごとに、20フィート(約6メートル)先の物を20秒間見るようにします。パソコンやスマホの使用中に目の疲れを防ぎます。
  • 適切な照明:画面の明るさと周囲の照明のバランスを整え、目への負担を減らします。
  • 定期的な瞬き:特にパソコン作業中は意識的に瞬きを心がけ、目の乾燥を防ぎます。
  • 目薬の適切な使用:乾燥が気になる場合は、防腐剤不使用の人工涙液を使用しましょう(ただし乱用は避けてください)。

目のストレッチとマッサージ

  • 目のヨガ:目を閉じたまま、上下左右斜めの各方向にゆっくりと目を動かし、最後は時計回りと反時計回りに円を描くように動かします。
  • パーミング:手のひらを温めてから目を覆い、暗闇の中でリラックスします。約1分間行います。
  • 眉間と目の周りのマッサージ:指の腹を使って眉間や目の周囲を優しく円を描くようにマッサージします。
  • こめかみのマッサージ:こめかみを軽く押さえながら小さな円を描くようにマッサージします。

温熱療法

  • 蒸しタオル:清潔なタオルを温め、目を閉じて5分程度目の上に置きます。血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。
  • アイマスク:温められるタイプのアイマスクを使用すると便利です。就寝前のリラックスタイムにも効果的です。
  • 入浴時のケア:入浴時に湯船に浸かりながら、手のひらで目元を優しく温めると全身の血行も良くなり効果的です。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 攅竹(さんちく):眉の内側の窪みにあるツボで、目の疲れやまぶたの痙攣に効果があります。
  • 太陽(たいよう):こめかみにあるツボで、目の疲れや頭痛を和らげます。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボで、顔面の症状に効果があります。
  • 行間(こうかん):足の親指と人差し指の間にあるツボで、肝の熱を冷まし、目の症状を緩和します。

生活習慣の改善

  • ストレス管理:瞑想、深呼吸、軽い運動などでストレスを軽減します。ストレスはまぶたの痙攣の大きな要因です。
  • 十分な睡眠:質の良い睡眠を7〜8時間確保し、体と目の回復を促します。
  • カフェイン摂取の調整:コーヒーや緑茶などカフェインの摂取量を見直し、特に午後以降は控えめにします。
  • 水分補給:十分な水分を摂ることで、体全体の循環を良くし、目の健康も維持します。
  • バランスの良い食事:抗酸化物質が豊富な野菜や果物、良質なタンパク質を含む食事を心がけます。特にビタミンB群やマグネシウムが含まれる食品は神経系の健康に役立ちます。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、まぶたの痙攣を和らげることができます。無理なく続けられる方法から始めて、徐々に習慣化していきましょう。

まぶたの痙攣のまとめと施術のご案内

まぶたの痙攣の要約

まぶたの痙攣は、眼輪筋の不随意な収縮によって起こる症状です。西洋医学では神経の興奮や圧迫、脳機能の異常などが原因とされ、東洋医学では肝の機能異常や気血のバランスの乱れが関連していると考えられています。

症状の程度は様々で、疲労やストレスによる一時的なものから、長期間持続する慢性的なもの、顔の片側全体に広がるものまであります。放置すると症状が進行したり、社会生活や心理面にも影響を及ぼしたりする可能性があります。

適切なケアと施術により、多くの場合症状は改善します。特に早期に対処することで、より効果的に症状を緩和し、根本的な原因に対処することができます。

当院のアプローチの特徴

当院では、まぶたの痙攣に対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な施術
  • 一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った優しい鍼灸治療
  • 自律神経を整え、肝の機能を調整する施術
  • 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善と再発防止を目指した施術

多くの患者様から「痙攣の頻度が減った」「症状が軽くなった」「目の疲れも同時に改善した」といったお声をいただいております。まぶたの痙攣でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

まぶたの痙攣の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

【住所】

567-0818
大阪府茨木市本町1-16本町8番館1階
(阪急茨木市駅から徒歩5分)

【お電話】

072-622ー0134

【受付時間】

月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

まぶたの痙攣は、放置せずに早めに対処することで改善できる症状です。当院では、あなたのまぶたの痙攣の根本改善をサポートし、快適な日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 6600円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

ご予約はこちら

ネット予約:

LINEで予約:

友だち追加

電話で予約:

072-622-0134

このページの先頭へ