猫背

 

茨木市で猫背でお悩みの方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • いつの間にか背中が丸くなり、姿勢が悪いと指摘される
  • 肩こりや首のこりが慢性的に続いている
  • デスクワークや長時間の前かがみの姿勢で疲れやすい
  • 呼吸が浅く、息苦しさを感じることがある
  • 頭痛や背中の痛み、腰痛が起こりやすい
  • 見た目の印象が悪く、自信を持てない

猫背は現代人に非常に多い姿勢の問題で、パソコンやスマートフォンの普及により急激に増加しています。単なる見た目の問題だけでなく、肩こりや頭痛、呼吸器の問題など、様々な身体の不調を引き起こす可能性があります。

この記事では、猫背の原因を西洋医学と東洋医学の両面から解説し、根本的な改善方法についてご紹介します。当院での猫背治療の特徴や、自宅でできる猫背改善のためのセルフケア方法についても詳しくお伝えしていきます。

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西洋医学の視点から

猫背とは

西洋医学では、猫背は「胸椎の後弯(後ろへのカーブ)が過度に増強し、肩が前方に移動した姿勢」と定義されています。医学的には「上位交差症候群」や「前方頭位姿勢」とも呼ばれ、現代のライフスタイルに関連した姿勢異常として注目されています。

主な原因

  • 長時間のデスクワーク:パソコン作業により前かがみの姿勢が長時間続くことで、胸の筋肉が短縮し、背中の筋肉が弱化します。
  • スマートフォンの使用:下向きの姿勢でスマートフォンを使用することで、首が前に出て背中が丸くなります。
  • 筋力不足:特に背中の筋肉(僧帽筋中部・下部、菱形筋)や体幹の筋肉の弱化が猫背を引き起こします。
  • 胸部の筋肉の短縮:大胸筋や小胸筋などの胸部の筋肉が短くなることで、肩が前方に引っ張られます。
  • 心理的要因:自信の欠如やストレス、うつ状態などにより、無意識に身体を丸める姿勢をとることがあります。
  • 加齢による変化:骨密度の低下や椎間板の変性により、背骨のカーブが変化することがあります。

猫背が発生するメカニズム

猫背は以下のようなメカニズムで発生します:

  1. 長時間の前かがみ姿勢により、胸部の筋肉(大胸筋、小胸筋)が短縮・緊張します
  2. 同時に、背中の筋肉(僧帽筋中部・下部、菱形筋)が伸長・弱化します
  3. この筋肉の不均衡により、肩甲骨が外側に広がり、肩が前方に移動します
  4. 胸椎の後弯が増強し、頭部が前方に移動することで、頸椎への負担が増加します
  5. この状態が続くと、筋肉や関節、靭帯の適応変化が起こり、猫背姿勢が固定化されます

主な症状

  • 肩こり・首こり:肩や首の筋肉が過度に緊張することで、慢性的なこりや痛みが発生します。
  • 頭痛:頸部の筋緊張により、緊張型頭痛が起こりやすくなります。
  • 背中の痛み:胸椎周囲の筋肉の緊張や関節の機能異常により痛みが生じます。
  • 呼吸の問題:胸郭の可動性が制限され、浅い呼吸や息苦しさを感じることがあります。
  • 疲労感:筋肉の過度な緊張により、全身の疲労感が増加します。
  • 消化器症状:内臓の圧迫により、胃もたれや便秘などの症状が現れることがあります。

西洋医学的なアプローチでは、猫背矯正や整体による姿勢改善、運動療法、ストレッチなどが治療の中心となります。早期の介入により、筋肉のバランスを整え、正しい姿勢を取り戻すことが重要とされています。

東洋医学の視点から

東洋医学での猫背の捉え方

東洋医学では、猫背を「脊柱の弯曲異常」「気血の滞り」として捉え、身体の内外のバランスの乱れによって起こる状態と考えます。「腎は骨を主る」という考えから、腎の精気の不足や、肝の疏泄機能の失調、脾胃の運化機能の低下などが複合的に影響していると考えられています。

関連する経絡

猫背に特に関連する経絡には以下のようなものがあります:

  • 督脈(とくみゃく):背骨の中心を通る重要な経絡で、背中の姿勢維持に関わります。
  • 足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい):背中全体を通る経絡で、背部の筋肉の機能と関連します。
  • 手の太陽小腸経(たいようしょうちょうけい):肩甲骨周囲を通り、肩の位置に影響します。
  • 手の陽明大腸経(ようめいだいちょうけい):首から肩にかけて流れ、姿勢の維持に関わります。
  • 足の少陰腎経(しょういんじんけい):体の前面深部を通り、体幹の支持力に関連します。

東洋医学の「証」による分類

東洋医学では、猫背を以下のような「証」(体質や症状のパターン)に分類します:

1. 腎精不足(じんせいぶそく)

特徴:加齢や過労により腎の精気が不足し、骨や筋肉を支える力が弱くなった状態です。
症状:慢性的な猫背、腰の痛みやだるさ、疲れやすい、足腰の弱さ、白髪や抜け毛の増加。
改善方法:腎精を補う食材(黒ゴマ、クルミ、山芋など)や補腎の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

2. 気虚(ききょ)

特徴:全身のエネルギー不足により、姿勢を維持する筋力が不足した状態です。
症状:姿勢を保つのがつらい、疲れやすい、息切れしやすい、声が小さい、食欲不振。
改善方法:気を補う食材(米、芋類、鶏肉など)や補気の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

3. 肝気鬱結(かんきうっけつ)

特徴:ストレスにより肝の気の流れが滞り、筋肉の緊張が生じた状態です。
症状:肩や背中の張り、イライラしやすい、ため息が多い、胸や脇の張り、ストレスで症状が悪化。
改善方法:肝の気の流れを改善する食材(柑橘類、香味野菜など)や疏肝解鬱の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

4. 痰湿(たんしつ)

特徴:体内の水分代謝が悪く、重だるさを感じる状態です。
症状:体が重く感じる、むくみやすい、頭がぼんやりする、痰が多い、肥満傾向。
改善方法:痰湿を取り除く食材(ハトムギ、冬瓜、緑豆など)や化痰利湿の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

5. 血瘀(けつお)

特徴:長期間の不良姿勢により血液の流れが悪くなった状態です。
症状:固定的な肩こりや背中の痛み、刺すような痛み、夜間に痛みが増す、皮膚の色がくすんでいる。
改善方法:血の流れを改善する食材(玉ねぎ、にんにく、青魚など)や活血化瘀の漢方薬、鍼灸治療が効果的です。

五臓六腑との関連性

東洋医学では、猫背は主に以下の臓腑の機能と関連しています:

  • 腎(じん):骨や髄を主り、体の支持力の基盤となります。腎の機能低下は姿勢の維持能力を低下させます。
  • 脾(ひ):筋肉を主り、四肢や体幹の筋力に関わります。脾の機能低下は筋力の弱化を招きます。
  • 肝(かん):筋と腱を主り、筋肉の柔軟性と強さを調整します。肝の機能異常は筋肉の緊張や硬化を引き起こします。
  • 肺(はい):気を全身に巡らせ、呼吸機能を司ります。猫背により肺の機能が低下すると、さらに姿勢が悪化します。
  • 心(しん):精神活動を司り、心理的な要因による猫背にも関わります。

季節と環境の影響

東洋医学では、季節や環境の変化も猫背の症状に影響すると考えます:

  • :肝の働きが活発になる季節で、ストレスによる肝気鬱結が起こりやすく、肩や背中の緊張が増すことがあります。
  • :暑さにより気が上昇しやすく、上半身の緊張が増加することがあります。
  • :乾燥により肺の機能が影響を受け、呼吸が浅くなることで猫背が悪化しやすくなります。
  • :寒さにより腎の機能が低下し、体を丸める姿勢をとりがちになります。
  • 湿度の高い時期:痰湿が生じやすく、体の重だるさから猫背になりやすくなります。

東洋医学では、このように体質や環境、季節などの要因を総合的に考慮し、一人ひとりに合わせた治療方針を立てていきます。

西洋医学と東洋医学の比較

比較項目 西洋医学 東洋医学
原因の捉え方 筋肉の不均衡、不良姿勢、筋力不足による構造的な問題 気血の滞り、五臓(特に腎、脾、肝)の機能低下、経絡の不調
診断方法 X線検査、姿勢分析、筋力テスト、可動域検査 四診(望診・聞診・問診・切診)による証の判断、脈診、舌診
治療アプローチ 猫背矯正、運動療法、ストレッチ、筋力トレーニング、姿勢指導 鍼灸治療、漢方薬、推拿(すいな)、体質や証に合わせた養生法
治療の焦点 筋肉バランスの改善、正しい姿勢の習得、筋力の強化 気血の流れの改善、五臓六腑のバランス調整、体質改善
予防方法 正しい姿勢の維持、定期的な運動、作業環境の改善 体質に合わせた養生法、気血の流れを良くする生活習慣、食養生
効果の現れ方 筋力強化や柔軟性改善により段階的に姿勢が改善 気血の流れの改善により比較的早期に症状の軽減を実感
個人差の考慮 姿勢パターンや筋力に基づいた個別的なプログラム 体質や証に基づいた完全にオーダーメイドの治療
合併症への対応 各症状に対する個別の治療(肩こりには筋弛緩剤など) 根本原因から総合的にアプローチし、複数症状を同時に改善

西洋医学と東洋医学はそれぞれ異なる視点から猫背にアプローチしますが、どちらも効果的な長所があります。当院では両方の知見を活かしながら、お一人おひとりに最適な猫背改善の治療を提供しています。

猫背を放置するリスク

猫背は「見た目の問題だけ」と軽視されがちですが、適切な対処をしないまま放置すると、様々な健康問題や生活の質の低下につながる可能性があります。

身体的リスク

  • 慢性的な肩こり・首こり:筋肉の過度な緊張が続くことで、頑固なこりや痛みが慢性化します。
  • 頭痛の頻発:頸部の筋緊張により、緊張型頭痛が頻繁に起こるようになります。
  • 呼吸機能の低下:胸郭が圧迫されることで肺活量が減少し、息苦しさや疲れやすさが増します。
  • 腰痛の発症:上半身のバランスが崩れることで、腰への負担が増加し腰痛を引き起こします。
  • 手や指のしびれ:神経の圧迫により、上肢にしびれや痛みが現れることがあります。
  • 消化器機能の低下:内臓の圧迫により、胃もたれ、便秘、食欲不振などが起こりやすくなります。
  • 関節の退行性変化:長期間の不良姿勢により、関節の変形や椎間板ヘルニアのリスクが高まります。

精神的・社会的リスク

  • 自己肯定感の低下:見た目の変化により自信を失い、消極的になることがあります。
  • 集中力の低下:慢性的な痛みや不快感により、仕事や勉強への集中力が低下します。
  • 睡眠の質の悪化:筋肉の緊張や痛みにより、良質な睡眠が妨げられます。
  • 疲労感の増加:筋肉の過度な緊張により、日常的な疲労感が増します。
  • 社交性の低下:姿勢への自意識過剰により、人との接触を避けるようになることがあります。
  • うつ傾向:身体の不調と見た目の変化が重なり、うつ状態を引き起こすリスクがあります。

早期対処の重要性

猫背は、早期に適切な対処を行うことで効率的に改善できます。早期対処には以下のようなメリットがあります:

  • 筋肉の緊張が慢性化する前に改善できる
  • 関節の変形や退行性変化が進行する前に対処できる
  • 合併症(頭痛、腰痛など)の発症リスクを減らせる
  • 自己肯定感や生活の質の低下を防げる
  • 猫背矯正の効果が現れやすく、治療期間を短縮できる可能性がある

肩こりや背中の痛み、姿勢の悪化などの症状が現れたら、「年齢のせい」「仕方ない」と諦めずに、早めに専門家に相談することをおすすめします。当院では、猫背の早期発見・早期治療を重視し、根本的な改善をサポートしています。

当院の猫背施術方法

当院では、東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた独自のアプローチで猫背の根本改善を目指します。一人ひとりの体質や症状、生活習慣に合わせたオーダーメイドの施術を行い、美しい姿勢と健康的な身体を取り戻していきます。

施術の特徴

  • 手足のツボを使った鍼灸治療:直接背中に鍼をするのではなく、手足のツボを使うことで身体に負担の少ない施術を実現します。
  • 東洋医学的診断に基づくアプローチ:脈診や舌診などを通じて、あなたの体質や「証」を見極めた個別の施術を行います。
  • 整体による筋肉バランス調整:緊張した筋肉を緩め、弱化した筋肉を活性化する整体施術を行います。
  • 経絡調整:背部に関わる経絡(督脈、膀胱経など)の流れを整え、気血の巡りを改善します。
  • 姿勢指導と生活習慣改善:日常生活での正しい姿勢や動作について、具体的でわかりやすい指導を行います。

施術の流れ

  1. 問診:猫背の症状や生活習慣、仕事内容、既往歴などを詳しくお聞きします。
  2. 東洋医学的診断:脈診・舌診・姿勢分析などを通じて、あなたの体質や「証」を判断します。
  3. 整体施術:猫背の原因となっている筋肉の緊張を緩め、姿勢を整える優しい整体施術を行います。
  4. 鍼灸治療:あなたの体質や症状に合わせたツボに鍼をし、必要に応じてお灸を行います。
  5. アフターケア:施術後の注意点や、自宅でできる改善方法についてアドバイスします。

猫背に効果的なツボ

当院では以下のようなツボを用いて、お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います:

手足のツボ(遠隔治療)

  • 後渓(こけい):手の小指の付け根にあるツボで、背中の筋肉の緊張を緩める効果があります。
  • 束骨(そっこつ):足の小指の付け根にあるツボで、督脈の機能を調整し、姿勢改善に効果的です。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の間にあるツボで、全身の気の流れを調整します。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の間にあるツボで、肝の気の流れを改善し、筋肉の緊張を和らげます。

これらのツボはあくまで一例で、実際の施術では、お一人おひとりの体質や証、症状の程度に合わせて最適なツボを選択し、施術を行います。手足のツボを使うことで、背中に直接施術するよりも身体への負担が少なく、リラックスして治療を受けていただけます。

猫背に関するよくある質問(FAQ)

Q: 猫背は何回くらいの治療で改善しますか?

猫背の改善に必要な治療回数は、症状の程度や期間、年齢、生活習慣などによって個人差があります。一般的には以下のような目安があります:

  • 軽度の猫背:週1回の頻度で1〜2ヶ月程度
  • 中程度の猫背:週1〜2回の頻度で2〜3ヶ月程度
  • 重度の猫背:週2回から始めて、改善に合わせて徐々に間隔を空けていく

初回の施術の前に、あなたの状態に合わせた治療計画をご提案いたします。猫背矯正は継続的な取り組みが重要で、施術と併せて日常生活での姿勢改善や自宅でのセルフケアも大切になります。

Q: 長年の猫背でも改善できますか?

はい、長年の猫背でも改善は可能です。ただし、期間が長いほど筋肉や関節の変化が進んでいるため、改善には時間と継続的な取り組みが必要になります。

長年の猫背の場合、以下のような段階的なアプローチを行います:

  • 第1段階:緊張した筋肉を緩め、関節の可動域を改善
  • 第2段階:弱化した筋肉を強化し、正しい姿勢パターンを習得
  • 第3段階:日常生活での姿勢習慣を定着させ、再発を防止

重要なのは諦めないことです。当院では多くの長期間の猫背の患者様が改善を実感されています。まずは一度ご相談ください。

Q: デスクワークが原因の猫背に効果はありますか?

はい、デスクワークが原因の猫背には非常に効果的です。デスクワークによる猫背は、特定の筋肉の緊張と弱化が原因となっているため、適切な治療により改善が期待できます。

当院では以下のような総合的なアプローチを行います:

  • 胸部の筋肉(大胸筋、小胸筋)の緊張緩和
  • 背部の筋肉(菱形筋、僧帽筋中部・下部)の活性化
  • 作業環境の改善指導(モニターの高さ、椅子の調整など)
  • 定期的な休憩やストレッチの指導
  • 日常生活での正しい姿勢の習得

多くのデスクワーカーの方が、治療と生活習慣の改善により猫背の改善を実感されています。

Q: 猫背と肩こりは関係がありますか?

はい、猫背と肩こりには密接な関係があります。猫背により以下のような機序で肩こりが発生します:

  • 肩が前方に移動することで、肩甲骨周辺の筋肉が常に緊張状態になります
  • 頭部が前方に移動することで、首や肩の筋肉への負担が増加します
  • 血液循環が悪くなり、筋肉に疲労物質が蓄積しやすくなります
  • 神経の圧迫により、痛みやこりが発生しやすくなります

当院では、猫背の根本的な改善により肩こりの解消も目指します。多くの患者様が「猫背が改善されると同時に肩こりも楽になった」と報告されています。単に肩をマッサージするだけでなく、姿勢から根本的に改善することが重要です。

Q: 施術後に気をつけることはありますか?

施術後は以下の点にご注意いただくと、効果を最大限に引き出すことができます:

  • 施術当日は激しい運動や長時間のデスクワークを控えめにしましょう
  • 十分な水分を摂取し、筋肉の回復を促進させましょう
  • 指導された正しい姿勢を意識的に保つようにしましょう
  • 自宅でのストレッチやエクササイズを継続的に行いましょう
  • 急に無理な姿勢をとらず、徐々に正しい姿勢に慣れていきましょう

また、稀に施術後に一時的な筋肉痛や軽い違和感を感じることがありますが、これは筋肉が正しい位置に戻ろうとする過程で起こる自然な反応です。通常は24〜48時間以内に収まりますが、気になる場合は院長にご相談ください。

猫背改善のための自宅でのセルフケア

猫背の改善には、施術と併せて日常生活での取り組みも重要です。以下のセルフケア方法を継続的に行うことで、症状の緩和と美しい姿勢の定着につながります。

姿勢改善エクササイズ

  • 壁押し立ち:壁に背中をつけて立ち、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとを壁につけます。この姿勢を30秒キープし、正しい姿勢を体に覚えさせます。
  • 胸開きストレッチ:ドアフレームに手をつき、片足を前に出して胸の筋肉を伸ばします。左右30秒ずつ行います。
  • キャット&ドッグ:四つん這いになり、背中を丸めたり反らしたりして脊椎の可動性を改善します。
  • 肩甲骨寄せ:両肘を90度に曲げ、肩甲骨を背骨に向かって寄せる動作を10回繰り返します。

デスクワーク環境の改善

  • モニターの高さ調整:画面の上端が目の高さになるように調整し、首を下げて見ないようにします。
  • 椅子の調整:足裏全体が床につき、膝が90度になる高さに調整します。背もたれも腰をサポートするよう調整しましょう。
  • キーボードとマウスの位置:肘が90度になる位置に配置し、肩に力が入らないようにします。
  • 定期的な休憩:1時間に5〜10分の休憩を取り、立ち上がって軽くストレッチを行いましょう。

日常生活での意識改善

  • スマホの使い方:スマートフォンを使用する際は、目の高さまで持ち上げて使用し、下向きの姿勢を避けます。
  • 歩行時の姿勢:歩く時は胸を軽く張り、あごを軽く引いて、まっすぐ前を見るように意識します。
  • 呼吸の改善:深い腹式呼吸を意識することで、胸郭の可動性を改善し、姿勢をサポートします。
  • 鏡でのチェック:定期的に横から見た姿勢を鏡でチェックし、猫背になっていないか確認します。

筋力強化エクササイズ

  • プランク:うつ伏せから肘とつま先で体を支え、体幹を強化します。30秒から始めて徐々に時間を延ばします。
  • 背筋エクササイズ:うつ伏せで両手を頭の後ろに組み、上体をゆっくり起こします。10回×3セット行います。
  • スクワット:下半身を強化することで、全身の姿勢バランスを改善します。
  • ウォーキング:正しい姿勢を意識しながら、1日30分程度のウォーキングを行います。

ツボ押し

自分でできるツボ押しも効果的です。以下のツボを親指や人差し指で3〜5秒間押し、緩めるを10回程度繰り返しましょう:

  • 肩井(けんせい):肩の上部、首と肩の境目にあるツボです。肩こりの緩和と姿勢改善に効果があります。
  • 合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の付け根にあるツボです。全身の気の流れを良くし、筋肉の緊張を和らげます。
  • 後渓(こけい):手の小指の付け根にあるツボです。背中の筋肉の緊張緩和に効果的です。
  • 天柱(てんちゅう):後頭部の髪の生え際にあるツボです。首の疲れや頭痛の改善に効果があります。

これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、施術の効果を高め、美しい姿勢を維持することができます。無理なく続けられるものから始めて、徐々に習慣化していきましょう。継続することが猫背改善の鍵となります。

猫背のまとめと施術のご案内

猫背の要約

猫背は現代社会において非常に多くの方が抱える姿勢の問題です。パソコンやスマートフォンの普及により、前かがみの姿勢が長時間続くことで、胸部の筋肉が短縮し、背部の筋肉が弱化することが主な原因となっています。

西洋医学では筋肉の不均衡と構造的な問題に着目し、東洋医学では気血の滞りや五臓六腑のバランスの乱れと捉えて治療にあたります。どちらのアプローチも長所があり、当院ではこれらを組み合わせた総合的な猫背治療を提供しています。

猫背は単なる見た目の問題ではなく、肩こり、頭痛、呼吸の問題、腰痛など様々な身体の不調を引き起こす可能性があります。また、自己肯定感の低下や社交性の低下など、精神的・社会的な影響も無視できません。早期に適切な治療と生活習慣の改善を行うことで、美しい姿勢と健康的な身体を取り戻すことができます。

当院のアプローチの特徴

当院では、猫背に対して以下のようなアプローチを行っています:

  • 東洋医学と西洋医学の知見を組み合わせた総合的な猫背矯正
  • 一人ひとりの体質や生活習慣に合わせたオーダーメイドの治療計画
  • 手足のツボを使った身体に負担の少ない鍼灸治療
  • 日常生活での姿勢改善や作業環境の具体的なアドバイス
  • 症状の緩和だけでなく、根本的な体質改善と再発防止を目指した施術

多くの患者様から「姿勢が良くなった」「肩こりが楽になった」「疲れにくくなった」「自信を持てるようになった」といったお声をいただいております。猫背でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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猫背の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご連絡ください。初回のカウンセリングで丁寧にお話を伺い、最適な施術プランをご提案いたします。

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月・火・木・金 10:00~13:30 16:00~19:30
水・土    10:00~13:30
日曜・祝日  休み

猫背は現代人の多くが抱える問題ですが、適切なケアで必ず改善できます。当院では、あなたの猫背の根本改善をサポートし、美しい姿勢と健康的な日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

施術料 6600円(税込)
初診料 1100円(税込)

(前回の施術から2ヶ月以上空いた場合は1100円を頂いております)
※クレジットカード、QRコード払い等、各種キャッシュレス決済に対応しております。

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